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日々史跡めぐり

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鞆の浦の寺社・史跡めぐり(3)法宣寺

2015-09-01 | 仏閣
法宣寺の創建は南北朝時代の1358年(正平13年)、開基は大覚大僧正と伝えられ、日蓮宗大本山妙顕寺(京都市上京区)の末寺です。





1358年、大覚は鞆の浦に法華堂を建立し、この地を拠点として説法を始めました。
それ以後、鞆の浦は西国における法華布教の重要拠点となり、法宣寺は三備(備前、備中、備後)日蓮宗の重要寺院となって存続し、江戸時代には朝鮮通信使の宿所として使用されていました。



法宣寺の天蓋マツは、法宣寺の境内に生育していたクロマツの巨木で、大僧正手植えの木と伝えられ、推定の樹齢は630年とされていました。



本堂の向かって左側から生え出たマツは、ほとんど本堂の前庭を覆うほどに大きく枝を広げ、その形が仏像などに差し掛ける装飾の「天蓋」に似ているため、「天蓋マツ」という名称で呼ばれるようになったとか。
1944年(昭和19年)に国の天然記念物に指定されましたが、1991年(平成3年)夏に枯死してしまったそうです。



現在は支柱がこのように残されています。



当時の松の画像
(Wikipediaより)

天蓋マツの代わりではありませんが、当寺の塀の前に立つ松が目立っていました。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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法宣寺(鞆の浦) (willy_tsuguo_shikata)
2015-09-01 06:12:47
鞆の浦ではお寺巡りをされたのですね!
こんな場所にこのような素晴らしい寺があるとはびっくりですね!
「天蓋マツ」松は残念ですね!
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四方さんへ (しずか)
2015-09-01 12:11:10
龍馬関連の史跡を回ってからは、寺社めぐりをしました!

鞆の浦にはたくさんの寺社がありますね。

ここの天蓋マツ、見てみたかったです。
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