長福寺から西に歩いて行くと、桶狭間の大池の前に「桶狭間寺前」のバス停があります。
そのバス停のちょうど後方に戦評の松と呼ばれる史跡があります。
今川義元の本陣の設営を終えた瀬名氏俊隊がここの松の根元で、軍議を開いたといわれています。
初代の松は、樹齢400年を過ぎた立派な松だったそうですが、昭和34年(1959)の伊勢湾台風で枯れてしまい、今の松は3代目に当たるそうです。
今の刈谷に住む漁師が、旧暦5月19日の未明、魚を名古屋の市場に届ける途中、この大松の下で休んでいると、大松の上の方から白馬に跨り、白装束の義元の亡霊が現れ、漁師にこのことを絶対に他人に話してはならぬと口止めして大池の方へ去って行きました。それ以来、漁師はこのことで悩み、ついに仲間に話してしまいました。するとその漁師は急に体調を崩し亡くなってしまったとのことです。
(桶狭間古戦場保存会HP参照)
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