ホンダが、「ブリオ」というアジア市場向けの新型車を、タイで発表したという。
フィットよりも一回り小さいという、コンパクトなサイズ。明るい印象のインテリア。コレ、なかなか魅力的に見えたりして。
日本で売らないのが、惜しいような気がする。まあ、日本には軽自動車がありますものネ・・・
友人の尾車氏が試乗した「フォード・クーガ」に同乗させてもらった。
巡洋艦のような乗り心地と、クールな仕立てのインテリア。SUVとして、なかなか魅力的である。
でかいクルマだが、車両感覚は掴みやすいようで、尾車氏は結構気に入った模様。
ううむ、私も運転してみるべきだったかも・・・いや、運転すべきだった。
尾車氏と次に向かったのはアウディのお店。最近登場したプレミアムコンパクト「A1」を見るためである。
試乗車(FF/7Sトロニック:税込車両本体価格289万円)があったので、試乗させてもらうことに。
このクルマの大きな売りは「アイドリング・ストップ」である。それにより10・15モード燃費は、19.4km/Lと、なかなか優秀。それは再始動もスムーズで、まったく違和感は無かった。
ドライブフィールは、正直言って、プラットフォームを共有するVWポロとそんなに大きくは違わないという印象。正確で剛性感あるステアリングと、電光石火のシフトワークをこなすSトロニック。ロードノイズ等は結構耳につくが、全体にがっしりとした安心感に溢れたクルマだ。ま、私がポロに乗ったのは1年以上前なので、実際乗り比べたら、実は結構違うのかもしれないが・・・
プレミアム感を演出したインテリアはゲルマン的というよりは、色遣いやデザインがラテン的だ。質実剛健な内装のポロとは、ここは大きく異なるポイントかもしれない。
ボティ形状から想像した通り、後席は狭い。乗車定員も4名だ。日常的に後ろに人を乗せる方は、チェックしておいた方がいいと思われる。
やはりA1は、ポロのスペシャリティーカー的な存在だ。おそらくは、ミニかDS3あたりが実質的な対抗馬だろう。このクルマ、ボディーカラーやインテリアトリムの組み合わせが、多彩で愉しい。女性が乗っていたらカッコいいと思う。
・・・ちなみに私だったら、お得な価格で、大人4名がしっかり乗れる、ポロを選びます。御免。
尾車氏と共に、VWの「クロスポロ」を見学した。
抑制の利いた上質なインテリア。緻密なメーターパネル。そして随所に散りばめられた、ボディカラーと同色のオレンジのステッチ。実にお洒落である。今回試乗はしていないが、普通のポロが素晴らしかったから、クロスポロもきっと素晴らしいハズだ。
実に魅力的なこのクルマだが、その価格は税込260万円。ゴルフのTSIトレンドラインは、このクルマより3万円安い257万円なのだ!3万円あれば、回転寿司を何回喰えるだろう・・・
このクルマの敵は、実は身内にいたのだ。私だったら、おそらくゴルフを選んでしまうだろう。御免。