風花やうしろすがたの人ばかり
湖北は古来より、神話時代の朝廷とは深いつながりの残る土地柄である。
「醒ヶ井」の地名のおこりは、日本武尊が伊吹山の荒神退治の折り、毒に当っての熱病を
清冽な清水に浸かって快癒したことに起因する。
太古より清水湧きつぐ
醒ヶ井に母を歩ます
つわぶきの花
素戔鳴尊(すさのおのみこと)の八岐大蛇(やまたのおろち)の神話は、出雲地方が定番だが、
伊吹山を源流とする姉川の北方に、八島・・・八つの頭の竜を思わせる・・・という集落を山路へ
入ったところに、名庭で名を馳せる「近江弧篷庵」がある訳だが、その手前に「素戔鳴尊神社」が
何故か? 古色蒼然たるたたずまいで存在している。
残されし生を値踏みて青き踏む
湖北にスサノオとは、にわかには信じがたいことながら、幾たびもへめぐって歩くとき、
湖北地方の奥深さにふれもして、「・・・かも知れぬ」と思い至るのである。
上流から、箸が流れてきた川とは・・・・姉川に違いない!!
このことである。
湖北とは、そうした土地なのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます