湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

錦之助の「鬼平」

2015年04月21日 | 詩歌・歳時記


池波正太郎の原作になる「鬼平犯科帳」のテレビドラマの最初は、現在の吉右衛門のおとっちゃんの当時の松本幸四郎であった。今は「白鴎」と言うのかな?
次が丹波哲郎で、今夜は錦之助の鬼平をBSで堪能した。
遠かすむ山の残雪小指ほど
ついつい吉右衛門と比べてしまう。時代劇としての「風格」としては、やはり錦之助ではある。格上の旗本の武士ぶりを見事に演じてはいた。ただ、若い頃に義母との葛藤に屋敷を飛び出し、無頼渡世に身を投じた「てっつあん」の味わいは吉右衛門が上であろう。

また、脇が違いすぎる。
相模の彦十、植木等vs江戸家猫八。おまさ、新井はるみvs梶芽衣子。奥方、三ツ矢歌子vsうむっー、名前が思いだせぬ!
今の吉右衛門のドラマの配役の妙をしみじみと思うばかりである。
梅花藻のみなもに散りて花ながる
今夜は「箱根土産の宝物」。
後に密偵になってすぐに殺されてしまう「舐め役」に、多々良純でした。吉右衛門版ではドリフターズの長さんでした。
長さんの名字が思い浮かばないのです。
あっ、いかりや長介でしたね。
吉右衛門の鬼平がこんなにも長く、放映され続けている秘密を…錦之助版で改めて認識した次第であります。


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