カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

大瀑布紀行~2日目②滝の裏側へ

2008-07-11 18:45:30 | 旅行:ナイアガラ
“霧の乙女号”の旅ですっかり気分が盛り上がった二人。
次は滝の裏側からアプローチします。
“滝の裏側ツアー”Journey Behind the Fallsのスタート地点は
昨夜寄ったテーブル・ロック・コンプレックス内にあります。

ポイント間の移動にはピープル・ムーバー(→こちら)を使いましょう。
川沿いのNiagara Pwyに沿って走る循環バスで、チケットは大人$7.5で一日乗り降り自由。
グレート・ゴージ・アドベンチャー・パスには既にセットされてますのでパスを見せるだけです。

2つ目のバス停Table Rock Pointで下車。所要5分くらいですかね。歩いても来られます。
バスを降りると、もうカナダ滝の轟音が聞こえてきます。
水煙も相変わらず元気に吹き上がっていて、足元にはあちこち水溜りができてます。
が、昨夜のような霧雨状態ではありません。時間帯によって風向きが変わるんでしょうか?
これならゆっくりカナダ滝を眺められます。よかったよかった

テラスに近づくと、上流のエリー湖から流れてくる川の様子が一望できます。
川幅が広い!

川面に水平線を見るなんて、
日本ではありえない光景。

そこを流れてきた水が収束して、滝壺に一気に落ち込んでいく!!

アメリカ滝は滝下に落石が多く、
実際の落差は少ないですが、
こちらは真下の滝壺に向かって
垂直にストレートに水が落ちる。
だから、こちらのほうが
水煙が高く上がるんでしょうか?

カナダ滝の落差は約54m、こう言っちゃなんですが、落差自体は大した事無い。
ヨセミテ滝は740mだし、華厳の滝でも75mありますからね。
しかし、滝のスケールと落下する水の量は比べ物になりません。
さすが“世界の三大瀑布”

昨夜の不完全燃焼を解消し、いざ滝の裏側へ。
テーブル・ロック・コンプレックスの建物の奥に入り口があります。
チケット売り場は長蛇の列。しかもどうやらシステムがダウンしたらしく、一向に進みません。
イラつく人々の横目に、我々はパスのおかげでスルー・イン

専用エレベーターで38m下ります。
カウンターで専用ポンチョをもらう。今度は黄色で半袖、丈も膝下程度と短めです。
暗いトンネルをズンズンと進んでいくと、左手に明るい光。トンネルを出たところが展望台です。
遠くにアメリカ滝が見えてます。

そして右手の方に振り向くと・・・

どおおおおぉ~

ナイアガラの語源は原住民の「ニアガル(雷轟く水)」
たしかに腹の底に響く轟音。。。

ここはテーブルロックの真下。
カナダ滝を真横から見てます。
そこそこ離れてるはずなんですけど、すぐそばに見えますね~
(→船からの写真を参照)

階段を下りるとテラスに出られます。
霧の乙女号が滝の勢いに翻弄されているのが見えます。
ここからだと転覆寸前のようにみえちゃう

一旦トンネルに戻り、奥の通路に入ります。側道のようなトンネルの先は・・・
正真正銘、滝の裏側です。

危険ですから、もちろんトンネルの先っぽには行けません。

すさまじい轟音。逆巻く水流。
トンネルの中まで飛び込んでくる水しぶき。
離れていても滝のパワーが感じられて、鳥肌が立ってきます。


トンネルの途中には、ナイアガラ滝に関するトリビア情報のプレートがあります。
そのうちの一つに、“滝の移動”がありました。
一番手前のカーブが
現在のカナダ滝の位置。
1676年の時点では滝はまっすぐだったんだって!

今もなお、年に約2cmずつ侵食されているとか。
現在の滝の姿を観たい方は
お早めに!!(笑)


もう一度、先ほどの展望台に戻ってみます。
もの凄い風、そして水しぶき。
まさに台風直下状態

のんびり写真なんて
撮ってられません~


たっぷり堪能したらエレベーターで一気に地上へ。
滝と対決してきたような気分で、外に出たら何だかドッと疲れました。

気を取り直し、仕上げにテーブル・ロックからもう一度ゆっくりと滝を眺める。
ちょうどこの真下から滝の水の落ちるのを見たわけですね。
水煙、相変わらず
こちらは一転、穏やかな風景。

喉元過ぎれば何とやら。。。


霧の乙女号と同様、文字通りの体感ツアー。ナイアガラ見物には、これも外せませんぞ~
滝の裏側ツアーJourney Behind the Falls→詳細はこちら


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