カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

アーバインの住宅事情

2007-04-18 19:19:53 | 生活・習慣
ダンナが渡米して1年が経ちました。
青天の霹靂ともいうべきアノ辞令をもらってから、もうそんなに経つのか~
あ、ということは、そろそろアパートの契約更新だ。

海外赴任して最初の大仕事は「家探し」です。
ダンナも来て早々、毎週末、物件を見て回ってました。

ま、海外と言っても家探しの手順は日本と同じく、①住むエリア、②間取り、③家賃、といった条件で絞り込んでいくことになりますが、でもやっぱり違うことがいっぱい。

最初にエリアですが、日本と違って「駅から徒歩5分」というような“便利さ”は優先順位が低く、まずは安全性。

車を保有できないような低所得者層ほど便利な中心部に集まる→治安が悪くなる、というのがアメリカの典型的な構図。
経済的にゆとりのある人は郊外に住んでいて、そっちの方が土地や住宅の値段も高いんです。

アーバインはロス中心部から車で1時間ほども離れた田舎町ですが、“全米一安全な町”と言われるだけあって人気が高く、当然地価も高騰しています。家賃も決してお安くない。その代わり、設備は充実してるし、居住エリアはゲートがあって防犯面でも安心、管理もキチンとしている。
日本と違って「安全をお金で買う国」なんだな~ってのをつくづく感じます

エリアが決まったら、次はどんな家に住むか。
赴任の場合、家族構成によってアパートメントか戸建てか選択することになりますね。

アパートメントはいわゆる集合住宅ですが、このあたりにある大型アパートは日本の「コーポ○○」とかとは規模が違います。
3階建て程度の一棟に20戸くらい、それがアパートエリア内に20~30棟前後、ゆったりと配置されていて、これ自体がひとつの町みたい。
駐車場もちろん完備で1戸につき2台くらいは確保されているみたいです。
エリア内にはフィットネスセンターやプール、テニスコートがあることもしばしば。


戸建ての場合でも区画ごとにまとまって建っています。こちらでは商業エリアと居住エリアは歴然と分かれていて混在しないんです。
2階建てが多いですが平屋も少なくない。芝生が青々としたポーチ、車2台は余裕で停められるガレージ、そして広ーいお庭、もろ西海岸のイメージですね。

間取りは、LDK以外のベッドルーム(BR)の数で表されます。
アパートだと2BR、一戸建てだと5BRてな感じ。

ちなみにウチはアパートメントで2BR。
日本でいう2LDKですが、バスルームが2つあります。
ルームシェアが一般的な国だからでしょうか、バスルームが複数あるのはポピュラーみたい。

日本と大きく違うのは玄関で、上がりかまちが無い。
靴を脱がない国ですからね~
玄関開けたらいきなりリビング、てな構造になってます。

ベランダが広くとってあるのも一般的。3~4畳あるんじゃないかな?
こちら西海岸は砂漠気候なので、夕方は外の方が爽やかで気持ちが良いくらい。
ベランダにテーブルセットが置いてあって、ゆったり寛いだり夕食をとっている光景を目にします。

こちらではインターネットが普及しているので、不動産業者のHPでくわしい物件情報がとれます。
アパートだったら、エリアを指定して包括的に物件検索できるサイトもあります。これだと不動産業者ごとに調べなくていいので便利。
しかもこのサイト、間取り図はもちろんのこと、家の中やエリア内の設備を動画で見せてくれるので、具体的にイメージが湧きます。
ウチも随分活用させてもらいました


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