午後2時半を回りました。
どこかで昼食をとりがてら休憩したい気分。
ジェニーレイクの岸辺にはビジターセンターの隣にちょっとしたストアがありますが、
あまり品揃えは良くない。
Signal Mountain Lodgeの所ならカフェがあるんじゃない?って事になりました。
ティトン・パークロードを北に戻ります。
途中の展望ポイントMoutain Turnoutは、景色が好いので立ち寄ってみました。
Signal Mountain Lodgeは、ジャクソンレイクの南東の岸辺にあるビレッジです。
背後にはシグナルマウンテンSignal Mountainという天然の展望台があります。
標高2314mの山頂までは車で登れて絶景を楽しめるというから、これは是非行かなくちゃ!
しかし山頂へ至る山道の入り口は閉鎖されていました。
看板には「道路工事のため、8月は週末(金・土・日)のみ開放」?!
またですか。。。 イエローストーン・キャニオン、ノースリムの悪夢ふたたび。
道路工事は行楽シーズンが終わってからにして欲しい
やるせない失望感と空腹を抱えて、シグナルマウンテン・ビレッジに向かいました。
ここはロッジの他、ギフトショップ、ガソリンスタンド、ジェネラルストアもあって、
なかなか賑やかなビレッジでしたが、ロッジにはレストラン1軒のみで、
ジェネラルストアにはカフェは無く、品揃えも今ひとつでランチになるものが無い。
ますます気分が凹みましたが、やむを得ない。
当座をしのぐためポテトチップと水を買い、ついでにガソリンも入れて、
別の場所に向かおうとメインロードに出ると、そこは異様な空気に包まれていた!!
これまでの経験で、こういう人の動きには鼻が利くようになった我々。
カメラを手に、騒ぎの中心に向かって駆け出す。
ビレッジ裏手の木立の中に分け入って、手近な人に「何が居るの?」と尋ねると
「熊よ!あそこにグリズリーが居るの!!」と森の奥を指差す。
示された指の先、木々の間を透かしてみると、茶色い影が動いた。
熊が移動すると、人の群れもそれに合わせて動いていくのが笑えます。
(そういう自分も、一緒になって後を追ってるんですけど)
家族や友人を呼ぼうと大きな声を出す人が居ると、レンジャーが制止します。
やはり刺激すると危険なのでしょう。ビレッジも近いですしね。
結局この熊、30分近くウロウロしていたので、遠かったけどたっぷり楽しめました。
凹んだ気持ちが熊のおかげで浮上して、すっかり元気になった二人。
ポテチで空腹を押さえ、南のビレッジに向かうことにしました。
ティトン・パークロードを南下していると、川沿いの道でまたもや怪しい渋滞。
対向車の人に何を見てるのか聞くと、ムースが居ると言う。
慌てて車を下りて、川向こうの茂みの奥に目を凝らすと・・・ん?何か動いた?
ムースはグランドティトンのシンボルアニマルです。
朝早起きしてオクスボーベンドに行ったり湖畔のトレイルを歩いたりしたのは、
ひとえにムースを見たいが為。
やっと望みが叶いました
満足感とともにドーナンズDonansにやってきました。
さっそくストア奥のデリでサンドイッチをオーダー。
ここは、先に書いた国立公園区域内の私有地のひとつ。実際、公園ゲートも一旦出ます。
国立公園局は園内私有地の買い上げに努めているそうですが、強制力はないので、
所有者の中には移転や売却の意志の無い人も少なくない。
ここドーナンズのオーナーもそんな一人なんだって。
午後5時、日射しがだいぶ夕方っぽくなってきましたが、それでもまだ陽は高い。
アンテロープフラット・ロードAntelope Flats Roadをドライブしてみましょう。
ジャクソンホール・ハイウェイから東に入る道で、一段高い丘の上なので見晴らしが良い。
映画『シェーン』のラストシーン(名ゼリフ「シェーン!カムバーック!!」ってやつ)
主人公の行く手にそびえていたのがグランドティトンなんだそうですね。
映画は観てないけど、そのシーンだけは見たことがあって、たしかこんな感じだった。
ハイウェイに戻って北上。右手には牧場や平原、そして左手にはティトンの山並み。
ここでは何処に居ても山が視界に飛び込んできます。
スネークリバーの流れが道路に近づいた辺りでまたもやムースに出逢いました。
今日の宿はコルターベイにあるColter Bay Cabinsです。
夕食は、朝と同じジェネラルストアで惣菜類を買い込んで簡単に済ませる事にしました。
不規則にちょこちょこ食べてたので、レストランでガツンという気分じゃなかった。
ストア前の一つしかないベンチを占領して、行き交う人を見ながら夕涼み気分。
食事を済ませてからチェックイン、自分達のキャビンに向かいました。
キャビンのあるエリアからは湖まで徒歩で行けます。
早起きと暑さのせいか、あるいはそろそろ旅の疲れが出てきたのか、
お風呂に入ってさっぱりしたら、急激に眠くなってきました。
山間のロッジでは、夜は特にすることもないですしね。
午後9時半、外はまだ薄明るいってのに、二人ともバタン・キューで意識を失いました。
早寝のおかげで12時過ぎに目が覚めた。
ふと思い立ってロッジの外に出てみると、頭上には満点の星が瞬いていました!
こんなに見事な星空は、何年も前にハワイのマウイ島で見て以来です。
勿体無いのでダンナにも声をかけます。ダンナも起き出してきた。
キャビンの前で二人、しばし無言で夜空に見入ってしまいました。
どこかで昼食をとりがてら休憩したい気分。
ジェニーレイクの岸辺にはビジターセンターの隣にちょっとしたストアがありますが、
あまり品揃えは良くない。
Signal Mountain Lodgeの所ならカフェがあるんじゃない?って事になりました。
ティトン・パークロードを北に戻ります。
途中の展望ポイントMoutain Turnoutは、景色が好いので立ち寄ってみました。
南側のティトンの山並みを ぐるりと一望できるポイント。 ※動画もあります。 →こちらをどうぞ |
Signal Mountain Lodgeは、ジャクソンレイクの南東の岸辺にあるビレッジです。
背後にはシグナルマウンテンSignal Mountainという天然の展望台があります。
標高2314mの山頂までは車で登れて絶景を楽しめるというから、これは是非行かなくちゃ!
しかし山頂へ至る山道の入り口は閉鎖されていました。
看板には「道路工事のため、8月は週末(金・土・日)のみ開放」?!
またですか。。。 イエローストーン・キャニオン、ノースリムの悪夢ふたたび。
道路工事は行楽シーズンが終わってからにして欲しい
やるせない失望感と空腹を抱えて、シグナルマウンテン・ビレッジに向かいました。
ここはロッジの他、ギフトショップ、ガソリンスタンド、ジェネラルストアもあって、
なかなか賑やかなビレッジでしたが、ロッジにはレストラン1軒のみで、
ジェネラルストアにはカフェは無く、品揃えも今ひとつでランチになるものが無い。
ますます気分が凹みましたが、やむを得ない。
当座をしのぐためポテトチップと水を買い、ついでにガソリンも入れて、
別の場所に向かおうとメインロードに出ると、そこは異様な空気に包まれていた!!
これまでの経験で、こういう人の動きには鼻が利くようになった我々。
カメラを手に、騒ぎの中心に向かって駆け出す。
ビレッジ裏手の木立の中に分け入って、手近な人に「何が居るの?」と尋ねると
「熊よ!あそこにグリズリーが居るの!!」と森の奥を指差す。
示された指の先、木々の間を透かしてみると、茶色い影が動いた。
距離はざっと30mくらい? 人の気配を感じるのか、 こちらには近づいて来ない。 |
(そういう自分も、一緒になって後を追ってるんですけど)
家族や友人を呼ぼうと大きな声を出す人が居ると、レンジャーが制止します。
やはり刺激すると危険なのでしょう。ビレッジも近いですしね。
盛り上がった肩。 先日見たブラックベアより ひとまわり大きい。 |
凹んだ気持ちが熊のおかげで浮上して、すっかり元気になった二人。
ポテチで空腹を押さえ、南のビレッジに向かうことにしました。
峻険な尾根が鮮烈な印象 |
ティトン・パークロードを南下していると、川沿いの道でまたもや怪しい渋滞。
対向車の人に何を見てるのか聞くと、ムースが居ると言う。
慌てて車を下りて、川向こうの茂みの奥に目を凝らすと・・・ん?何か動いた?
居ました、 ムースMooseです! (ヘラジカ) |
優しげな目つき。 メスのようです。 暑いのでしょう、 木陰から動こうともしない。 |
ムースはグランドティトンのシンボルアニマルです。
朝早起きしてオクスボーベンドに行ったり湖畔のトレイルを歩いたりしたのは、
ひとえにムースを見たいが為。
やっと望みが叶いました
満足感とともにドーナンズDonansにやってきました。
さっそくストア奥のデリでサンドイッチをオーダー。
専用シートにパンの種類や具材を書いてオーダーする カスタムメイド方式。 出来立てで美味しい~ |
ここは、先に書いた国立公園区域内の私有地のひとつ。実際、公園ゲートも一旦出ます。
国立公園局は園内私有地の買い上げに努めているそうですが、強制力はないので、
所有者の中には移転や売却の意志の無い人も少なくない。
ここドーナンズのオーナーもそんな一人なんだって。
ドーナンズは 公園の南端にあって、 グランドティトンの連峰を 一望できます。 確かに、 こんな風景が自分のものなら、 手放したくないでしょうねぇ |
午後5時、日射しがだいぶ夕方っぽくなってきましたが、それでもまだ陽は高い。
アンテロープフラット・ロードAntelope Flats Roadをドライブしてみましょう。
ジャクソンホール・ハイウェイから東に入る道で、一段高い丘の上なので見晴らしが良い。
モルモン教徒の入植地跡に、 今も建物が残っています。 ツバメの巣がいっぱいあって 始終頭上を飛び交っていた。 |
バッファローが2頭、 ゆっくりと歩いていくのが この空気に合ってる。 |
バッファローの巨体が 豆粒に見えるほど 雄大な景色 |
映画『シェーン』のラストシーン(名ゼリフ「シェーン!カムバーック!!」ってやつ)
主人公の行く手にそびえていたのがグランドティトンなんだそうですね。
映画は観てないけど、そのシーンだけは見たことがあって、たしかこんな感じだった。
ハイウェイに戻って北上。右手には牧場や平原、そして左手にはティトンの山並み。
ここでは何処に居ても山が視界に飛び込んできます。
スネークリバーの流れが道路に近づいた辺りでまたもやムースに出逢いました。
水辺を好むと聞いていた通り、浅瀬で水草を食べています。 |
今度は全体が見えました。 エルクやミュールとは違った 独特の顔つき体つき。 鹿というよりロバみたい? |
今日の宿はコルターベイにあるColter Bay Cabinsです。
夕食は、朝と同じジェネラルストアで惣菜類を買い込んで簡単に済ませる事にしました。
不規則にちょこちょこ食べてたので、レストランでガツンという気分じゃなかった。
ストア前の一つしかないベンチを占領して、行き交う人を見ながら夕涼み気分。
食事を済ませてからチェックイン、自分達のキャビンに向かいました。
バス付きの2Queen Beds (ただしバスタブ無し) テレビ、冷蔵庫、金庫は無し。 ボディソープあり、 シャンプー、リンスあり |
丸太組みのキャビン。 2部屋で一棟になってます。 |
キャビンのあるエリアからは湖まで徒歩で行けます。
朝見たのと同じ場所ですが、 夕方はまた趣が違います。 |
ちょうど尾根の向こうに 陽が沈みました。 |
早起きと暑さのせいか、あるいはそろそろ旅の疲れが出てきたのか、
お風呂に入ってさっぱりしたら、急激に眠くなってきました。
山間のロッジでは、夜は特にすることもないですしね。
午後9時半、外はまだ薄明るいってのに、二人ともバタン・キューで意識を失いました。
早寝のおかげで12時過ぎに目が覚めた。
ふと思い立ってロッジの外に出てみると、頭上には満点の星が瞬いていました!
こんなに見事な星空は、何年も前にハワイのマウイ島で見て以来です。
勿体無いのでダンナにも声をかけます。ダンナも起き出してきた。
キャビンの前で二人、しばし無言で夜空に見入ってしまいました。