カリフォルニア徒然草 または武蔵国人覚書

ダンナの海外赴任のため、想定外のアメリカ暮らしを経験。
日常のふとした出来事を、心覚として綴っています。

1ドル硬貨とご対面

2007-05-31 23:20:50 | 雑記帳
三連休の最終日に電車に乗りに行った話を書きました。
その際、自動券売機で3ドルの1日券を買うのに10ドル紙幣を入れたところ、
ジャランジャランジャランとけたたましい音を立てて釣銭が出てきました。
「うそっ!クォーターで7ドル出てきたの?!」
と焦りつつ、よく見ると金色。。。あ!1ドル硬貨だ!!

米国の通貨は、紙幣が7種類(1,2,5,10,20,50,100ドル)、硬貨は6種類(1,5,10,25,50,100セント[=1ドル])あるんですが、このうち紙幣では2,50,100、硬貨では50,100は殆んど流通していないと聞いてましたし、実際見たこともなかった。
噂には聞いてたけど、こんな処で出会えるとはねぇ。。。帰宅後さっそくコレクションボックスに仲間入り。

よくよく見ると、全部で3種類ありました。
1980年のは銀色で、表は白頭鷲、裏は古風な女性の横顔、側面はギザ付き
2001年のは金色で、表は羽ばたく白頭鷲、裏は赤ん坊を背負った女の子?、側面ツルツル
2007年のも金色ですが、表が自由の女神、裏はワシントン大統領の顔、側面に「IN GOD WE TRUST」と「E PLURIBUS UNUN」の刻印があります。
いずれも25セント硬貨よりホンの一回りだけ大きい。

以前「50 State Quarters Program」の話を書きましたが、この成功に気を良く米国造幣局が、新たに今年2007年2月15日から「米国歴代大統領1ドル硬貨発行計画The Presidential $1 Coin Program」というのを始めたそうです。

なんでも、歴代大統領の肖像をあしらった1ドル硬貨を年に4種類ずつ発行するというもので、
現職と存命者を除く歴代大統領がほぼ3カ月ごとに順次お目見えするそうです。
その第一号が初代ジョージ・ワシントン、今年は第4代ジェームズ・マディソンまで発行される予定。
2016年までの発行スケジュールが決定してます。

硬貨に変えることのメリットは紙幣より耐用年数が16倍も長くて経費削減になるということ。
ただ、これまでの1ドル硬貨普及運動はことごとく失敗しているそうです。
確かに硬貨は利用用途が限られているし重いから、チップなどで使用頻度の高い1ドルなら、軽くてかさばらない紙幣の方が好まれるでしょうね。
ところが近年インフレ傾向が進行し、パーキングメーター等の料金の高騰で1ドル硬貨の利用が見込まれると判断したらしい。思惑通りにいくといいですけどね。

そんなまじめな話はどこ吹く風で、「これから電車に乗るときはおつりが一杯出るように20ドル紙幣を入れようか」、なんて話している我ら暢気モノ夫婦なのでした(笑)。

余談ですが、この記念硬貨第一号で、側面の文字の欠落したのがあるらしいです。
オークションで法外な高値が付いているとか・・・