色彩塾

暮らしを楽しむためのカラーコーディネートのポイント。ブログ公開カラー講座!

どんな赤でもはまってしまう訳

2013-01-18 09:14:18 | 色彩塾
色彩塾です。

カラー診断の際、テストドレープを当てて、タイプ別の診断をします。

4シーズンのカラー診断では、黄色や赤、ピンク、青…等のシーズン別のテストを
当てていき、「あなたは、このシーズンですね。」と決定づけていきます。

4枚のシーズンの布を当てていくと、似合うタイプがはっきりわかるテストドレープと
どれでもいいんじゃない?と思われるテストドレープとあります。

なぜでしょうか?

それは、肌の赤みの量や色素に影響している気がします。

簡単にいうと、赤みの色素の多い方は、赤に馴染む方が多いため、どんな赤を持ってきても
顔色があまり変化しない。ベストカラーではないのに、そんなにくすまない。
(その時、得意な明度・彩度のドレープであること)

赤のテストドレープで変化しない方は、赤みの肌を持ち、中明度で高彩度が得意な方が多い。

ピンクのテストドレープで変化しない方は、赤みの肌を持ち、高明度で中彩度が得意な方が多い。

赤みのない肌の方は、赤系を当てても、どのシーズンにもあてはまりにくい。

残念な印象になっていきます。お客様も首をかしげる… 苦手な色を当てるとはっきりとわかるのに
得意なトーンを当てると意外にはまってしまうものです。

アナリストさんも、そんな経験あるはずです。

写真は、赤系のグラデーション。

YベースでもBベースでも顔色が変わらない方がたくさんいます。
中央のゾーンは、なぜか着れてしまう。

どちらが得意かは、もちろんありますよ。でも着こなせてしまう。

その方たちは、スプリングでもサマーでもいいと言われた方。(スプリング・サマー又はサマー・スプリング)

テストドレープだとピンク当てても顔色が変わらない。中明度~高明度がお似合いですね。
その方々。本当に多いんですよ!よりBRとYRの境界線に位置する人たちです。(色相だけですよ)


4シーズンのシステムには、赤も青も明度も彩度も入り交じっていて、似合わない色も入っているため
お客様が混乱することもあるようです。

現実、全部着れますよ~と言っても、この彩度無理でしょ。とか、この明度は無理でしょ。とか、この色相
苦手でしょ。という色群がいっぱい入っています。

逆に、他のシーズンの中に、いいんじゃない!っていう色があったりする。

ベストはこのシーズンだけど、セカンドは、このシーズンといったように、
わかりやすいんだか、わかりにくいんだかの提案を、お客様は活かしきれているのでしょうか?

親切なアナリストさんは、その内容を基本からきちんと説明して似合うカラーを提案されていると思います。
正直に、シーズンにはあるけど、この色は無理ですね…と。

色の基本を説明してあげれば、シーズンにこだわらなくとも、様々な色を組み合わせていけるのです。
システムなんて、何でもいいと思ってます。説明がきちんと出来れば!

「color+shape®」システムは、似合う色だけでなく、得意でない色群も素敵に着こなせる配色システム。

どうしても難しいと思われる色を理論に基づいてお伝えしています。

そうすれば、似合う色だけ着なくても、たくさんの色と付き合うことが出来ます。

ベストカラーに縛られないで下さい。

カラーチップをもらっても、同じ色がなかったら買えない…という方がたくさんいて、どんどんおしゃれの幅を
狭くしてしまう。

カラードレープに縛られないで下さい。

たった、30色の中で選んでも、数は少ないですよね。もっともっと素敵に見える色はあります。
お客様自身が色の事を勉強するべきだと思っています。

又、色だけではないということを頭の片隅に入れておいて下さい。

体の形、肩幅、首の長さ、腰幅、脚の太さ、輪郭…

様々な形があります。苦手な形、得意な形あるはず。

苦手な形なら、錯視を使って似合わせる。

素材は?クリアーなタイプは、どんなニット?ブラウスは?

イメージは?

どんどん、深いお話しになりますが、そんなこんな、「似合う」を知るって大変なこと!

でも、知ると楽しい!色んな自分が楽しめる。そんなに難しいことではありません。
自分の体は、自分が1番よく知ってるはずだから。

アナリストさんに委ねるというよりも、共に悩んで考えていくというスタンスで、カラー診断を
受けることをオススメします。


色彩塾は、皆さんの素敵をお手伝い致します。興味のある方、お問い合わせ下さいね。