テレビの天気予報どおり、小雨が降ってきた。私達を乗せた観光バスは午後4時過ぎに国指定の名勝である「秋保(あきう)大滝」に到着した。すでに空が薄暗くなりかけており、傘を差しての観光となった。
この「秋保大滝」は“日本三名瀑”のひとつと言われており、正面の“滝見台”から見る滝は水量も豊富で、豪快な音を立て流れ落ちていた。このスケールの大きな滝は、幅が約6m、高さが約55mあるというが、私にはもっと大きく感じた。
ガイドさんから「滝をもっと近くで見たい人は、駐車場より900mほど山道を下りてください!! 所要時間は片道20分程度かかります。」と言われ、私は折角来たのだからということで、やや急な山道を下ることにした。
結局、2台のバスから降りた観光客の中で私だけが山道を下り、対岸から「秋保大滝」を見学することになった。帰り道は逆に上り坂となり、汗をかきながらバスに乗り込んだ。
「危険 イノシシ出没!!」と書かれた看板も出ていた。