先日、新潟市中央区西堀6にある「NEXT21ビル」6階のミニギャラリーで“墨友会”主催の「水墨画展」が開催されていた。会場に貼られていた説明書によると“墨友会”は年に数回の写生会を楽しみながら、墨一色の奥深い「水墨画」の魅力に取り憑かれた会員の集まりである。
会員がそれぞれの作品を持ち寄り、お互いの作品を批評し合いながら研鑽を続けているグループという。今回は男性6人、女性4人から出展があった。作品は風景画が多く、実際に自分の足で写生会に参加し、観察した“山”“川”“滝”などを題材としたものが多かった。
会場には墨の黒一色で描いた迫力のある作品が多く展示されていた。例えは“滝”の作品では、滝の落ちる音が聞こえてくるようなものもあった。また“佐渡の天然杉”を豪快に描いた作品もあった。この出展者の名前を拝見したら、以前私が働いていた職場の上司と同じ名前であった。
上司は珍しいお名前のため、本人に間違いないと思うが、一緒に仕事をしていた時、その上司の趣味は日本海を中心とした「魚釣り」であった。「水墨画」を楽しんでいるという話は聞いたことがなかった。退職後に「水墨画」への道に進まれたようである。
“佐渡の天然杉”を豪快に描いた作品もあった。