故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.710 「冬の花火」のお話。

2015年12月11日 | 日記

今回の長野県の旅の目的は「戸隠神社」と「善光寺」の参拝、それに「信州そば」を楽しむほか「冬の花火」見物があった。一般的に“花火”といえば夏の風物詩であり、俳句でも“花火”は夏の季語となっている。それが全国でも珍しい11月下旬に長野市でこの「冬の花火」が楽しめる。“花火”を打ち上げる日は特に災害などがない限り、雨天でも決行するという。

 

今年の花火大会の正式名称は「第110回 長野えびす講煙火大会」といい、伝統のある大会で夜の6時から8時までの2時間、長野大橋の西側にある“犀川第二緑地”で約15.000発の“花火”が打ち上げられる。特に音楽と“花火”のコラボレーションである「ミュージックスターマイン」と8号玉が100発、連続して打ち上げられる「特大ワイドスターマイン」が人気となっている。

 

11月下旬の長野市の平均気温は、例年最高で10度、最低で1度という。そのため私達は防寒対策としてスキーの服装でホッカイロを背中などに貼って見物することにした。歴史のある全国屈指のこの花火大会は評判が高く「イス席」の前売券(4.200円)は既に売り切れとなっていた。私達は運良く“花火”の打ち上げ場所の正面近くの土手に座る場所を見つけ、無料で“花火”を鑑賞することにした

 

次から次へと打ち上げられる“花火”に、多くの観衆から歓声と拍手が何度も湧き上がった。毎年、新潟市の大きな花火大会を見ている私にとっても、度肝を抜かれるようなスケールの大きな「冬の花火」であった。