故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.709 「信州そば」のお話。

2015年12月10日 | 日記

今日は「そば」のお話。独特の歯ざわりとシコシコとしたノドごしの新潟県「十日町そば」や「小千谷そば」も美味しいが、長野県の 「信州そば」も格別の味がした。戸隠神社“奥社”の参拝を済ませた後、この周辺にある数多くのそば屋さんの中でも特に人気の高い“そば茶屋「極楽坊」”というお店で名物の「信州そば」を食べることになった。

 

ここ戸隠地方は標高が1.200mを超え、現在でも米作はできない。昔から大切な神事の後の食事は「ご飯」を出すことができず、ここで収穫した「そば」を出していたという。“極楽坊”の周囲は美しい白樺の林に囲まれており、落ち着いた雰囲気の漂う人気の店だけあって、駐車場は県外ナンバーの車で満杯状態。一般道路にも多くの車が駐車していた。

 

私達が店に入った時には、すでに長い順番待ちの列ができており、30分ほど待ってから私たちの順番がやって来た。椅子に座り、名物の“ざるそば”“そばがき”“天ぷら”を注文した。一般的に期待が大きいため「名物に旨い物なし」などとも言われているが、私は長い順番待ちの行列のできる「極楽坊」の“ざるそば”を特に美味しく頂戴した。

 

私達が店を出た時、玄関には「本日の仕込みが終わりましたので、閉店させていただきます。」との看板が掲げられていた。多くの観光客がこの看板を見て引き返して行った。人気のお店であることを実感した。

 

箸入れも印刷ではなく、一本一本、直筆で書かれていた。

「そばがき」も注文した。