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夏休み・日光薪能編

2008年10月17日 | travel
本来ですと日光山輪王寺境内で行われるのですが、生憎の空模様になってしまいま
したので日光総合会館での開催となりました。これで台東薪能に続き日光薪能の屋
内での開催となり、ここまでで0勝2敗です。


↑日光薪能・日光総合会館


金曜日、土曜日と続く第22回日光薪能(2008年)
土曜日である8月23日の演目は、以下の通りでした。

①能 ・二人静
②狂言・二人大名
③能 ・熊坂


①源九郎義経(判官)で有名な静御前。吉野の山野辺で若菜を摘む女の前に一人の女
 が現れ(中略)女の霊は、静御前と名乗り昔自分が着た舞の装束が(中略)、人々
 の進めでその衣装をつけると女は舞い始めた。すると静御前の霊が同じ装束で現れ
 女に寄り添い、その昔吉野山を落ち延びた様子や、頼朝に召し出されて舞ったこと
 などを語り舞うと消え去った。(パンフレットより一部抜粋)

 静御前のお話しですね。判官殿との恋や鎌倉鶴岡八幡宮で舞ったことなどが有名な
 女人です。見所は、シテ2人での舞になります。視界が取れない能面をつけた状態
 で左右揃った舞をみることができます。

②都に上る二人の大名が、臨時に太刀を持たせ供にする者がいないかと街道で待って
 いる。通りかかった男にむりに太刀を持たせる。男は大名たちを油断させてから不
 意に太刀を抜いて脅す。(中略)大名たちの小刀、烏帽子を鶏冠に見立てて鶏のま
 ね、犬のかみ合いのまね、を大名たちにさせる(中略)うちに男は逃げ去る。
 (パンフレットより一部抜粋)

 事前に内容を知らなくとも、鶏や犬などのまねをさせている箇所は、場内から笑い
 声が聞こえていましたね。純粋に観ていて楽しいです。

③旅の僧が美濃(今の岐阜)の赤坂にさしかかったとき、別の僧に呼び止められ、今
 日はある者の命日だから弔いを頼むといわれ、その草庵に導かれる(中略)いつか
 その姿も庵も消えて、旅僧は野原にいることき気づく。くだんの僧は熊坂長範の霊
 の仮の姿だった(中略)旅の僧が弔いをすると、長範の霊が昔の姿で薙刀を手にし
 て現れる。霊は、生前に牛若の旅宿に大勢で攻め入ったが逆に斬り散らされ、自分
 も命を落としたと。(パンフレットより一部抜粋)

 こちらの能は、シテの薙刀を持った武士を想像させる力強い舞が特徴でしょうか。
 熊坂長範(くまさかちょうはん)という人物が東国から平泉に下る若き日の牛若丸
 後の源義経を襲うというお話しです。真偽の程は存じませんが。博打でよくいわれ
 ている丁半という語源になったと云われている人物ですね。


この御時世、判官贔屓(=鎌倉幕府初代征夷大将軍である異母兄の源頼朝に殺害され
た義経を同情する)という言葉も使われませんが、義経に関する能となった日光薪能
でした。どのような男だったんですかね。


そして一路東北道へ。
腹が減ってはなんとかと申しますので、休息がてら寄り道です。


↑佐野らーめん¥600(東北道佐野SA下り)

佐野SA(下り・東北道)

縮れ麺がスープをよく吸ってくれます。
ちゃーしゅー、メンマ、海苔、刻み葱の具材

普通にいただけました。民営化後の営業努力が垣間見れた感じがします。

そしてまた寄り道を、といいますか日光薪能と並びどうしても伺ってみたいとおも
っていたところです。


↑博多長浜らーめん田中商店(東京都足立区一ツ家)

博多長浜らーめん田中商店

18:00~翌4:00まで営業している博多長浜らーめん屋さんです。
無休というのも有り難いです。店外にまで漂う豚骨臭が食欲をそそります。


↑ネギらーめん¥800+替え玉¥120

細ストレート麺
豚骨スープ
ちゃーしゅー、きくらげ
青ネギ(トッピング)

少し茶色かかった豚骨スープです。大塚にある『らーめんぼたん』と同じベクトル
のような気がします。根は同じなのかもしれませんね。最後の一滴まで飲み干した
い衝動を抑えるのに必死な一杯となりました。精算後の次回無料替え玉券も嬉しい
です。

田中商店という屋号と北九州出身ということで、陸の漁師さんに食して貰いたいで
すね。本場と比べてどうなのかを。


皆さんは薪能後のらーめん食されますか?(笑)



gaku

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