goo blog サービス終了のお知らせ 

続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

凄いわぁ!

2011-12-02 06:05:09 | 日常
 雪もちらつきそうな冷たい雨風の午後、チャイムが鳴った。
 開けたら近所の90才過ぎのKさん。
「悪いけど、あんたに頼みがあるんだよ」
「なあに?」
「悪いけど千円貸してくれないか、実は昨日スーパーでお金が足りなくて残してきたものがあるんだ。『明日来るから取っておいて』って言っちゃったから、どうしても今日行かなきゃまずいんだよ」という。
 すぐ千円は渡したけど、この寒さ、尋常でない。
「何も今日行かなくても・・・寒いし・・・」(止めたい気持ち)
 見るとKさんは頬被り姿。

「悪いね、息子がさ『おふくろ、こんな日は温かくしていろよ』っていうからさ、見つからないようにあんたのとこへ来るのに遠回りして来たよ」と笑った。
 玄関を開けて話しているだけでも凍える寒さ・・・わたしなど好天でも遠いから敬遠しているFスーパーへ行くなんて信じられない!

 凄いわぁ、Kさん。だから90過ぎでも杖もなくシャンシャンどこにでも出かけられるのね。

(一緒に付いて行くって、喉まで出たけど言えなかったわ。「千円やるから○○買って来て」って頼まれても、「今日は勘弁して」って断るような悪天候)

 凄いわぁ。(千円なんか返してくれなくてもいいわ)

『城』672。

2011-12-02 05:48:45 | カフカ覚書
「あなたは、できっこないことをのぞんでいらっしゃる」
「なぜできないのですか」
「それでは説明してあげまょう」お内儀の口ぶりには、この説明は最後の好意というようなものではなく、すでに彼女がくだす最初の罰ででもあるかのような調子がこもっていた。

 最後/letzt・・・臨終。
 最初/erste→arrest/禁錮。

☆「あなたは、できっこないことをのぞんでいらっしゃる」
「なぜできないのですか」
「それでは説明してあげましょう」お内儀(言葉)の調子では、この説明は先祖の臨終の時期に達しているというようなものではなく禁錮のの罰でもあるような調子であった。