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瀬渡の蔵

管理人・「瀬渡」のゾイドとたまに日常を綴った記録の保管庫

バトルストーリーを掲載しました。

2013年03月31日 20時28分03秒 | SS
昨日今日と天気が良くないので、塗装待ちがどんどん増えていっています。
ドライブースを持っていない(置く場所がない)ので、いつも外でスプレーを使っていますが、天気に左右されてばかりでストレスが。


そんなことより、本日妄想バトルストーリーを掲載しました。(この後の記事になります)
今回の主役となるゾイドは、「ゾイドジェネシス」シリーズの『バンブリアン』です。



初めて見る方のために正面と側面をお見せします。

正面


側面


モチーフは「パンダ型」です。
いつにもなく自分の妄想データから。


 バンブリアン (パンダ型)

  機体説明
凱龍輝と同じく、東方大陸で開発されたパンダ型のゾイド。
本来はベアファイターの生産を行うはずだったが、東方大陸ではクマ型の野生ゾイドが絶滅危機に瀕していたために生産を見送らざるおえない状況であった。
しかし、東方大陸独自のパンダ型の野生ゾイドは数が安定していたため、ベアファイターをベースに開発が進められた。
ベアファイターの弱点であった砲撃力の強化に重点を置いた設計で、背部の11連装多目的ミサイル(通称バンブーミサイル)は、弾頭に通常の榴弾の他、拡散弾といった特殊弾などを組み合わせて打ち出すことが出来る。
砲撃後は、高速戦用の4速走行形態で接近。状況に応じて格闘戦用の2足走行形態となる。
また、前肩部に搭載されたジャイアントホイールは高速回転することで重量を増加させ、打撃時に絶大な威力を発揮。
2足走行時では前足の爪で粉砕し、4足走行時はホイールに付けられたセイリュウサーベルで切り裂くほか、側部保護のシールドとしての役割までを果たす。
さらにブロックスとの組み合わせられるように、ホイール部と対空レーザーガンはブロックスをコネクトできるように規格を合わせている。


なおバンブーミサイルの由来には、とある研究員が設計図の段階でユーモラスな感じを出すため緑に塗ったことがそのまま通ったという
逸話がある。


・テクニカルデータ
 全長   11.9m
 全高    8.3m(4足)
      10.5m(2足)
 重量   45.6t
 最高速度 140km/h(ミサイル搭載時)

・武装
 イヤーレーダー×2
 ジャイアントクロー ×4
 ジャイアントホイール×2
 セイリュウサーベル ×2
 4連装対空レーザーガン
 バンブーミサイルランチャー(正式名称 11連装多目的ミサイルランチャー)
 スモークディスチャージャー×2


といった感じです。
さて、バンブリアンは解説の中にもあったように2足モードにもなれます。


この状態でも歩行することが出来ます。
この技術は『ベアファイター』のパーツを多く使用しているためです。


手前がベアファイター。
2001年に誌上限定で発売されたものです。
四肢などで同じパーツを使っていることが分かると思います。



さて、長々とキットの説明しましたが、なぜ今回バンブリアンをメインにしたバトストを出したかです。
それは評価が低い事です。
ベアファイターの二番煎じという事とベアファイターにするためのパーツが入っていないかったことで、なかなか評価されませんでした。
自分自身は、新しいデザインなので「まあ、いいのでは」と思っていましたが。
そのため、当時アニメをあまり見ていなかったこともあり、自分の思うがままに活躍を妄想していました。
この前にパソコンの整理をしていたらそのファイルがあったので、今回公開することに踏み切りました。
作品としてはクオリティの低いものですが、読んでいただき「これもアリ」と思っていただければ幸いです。
なお、本作品はRZ-070の凱龍輝の中にあるバトルストーリーの後日談という形ですので、RZ版凱龍輝を持っていない方には非常に分かりずらいものとなっています。
それでも、「こういった活躍をしていた」と想像するきっかけとなればと思います。

それでは、下の記事へどうぞ。
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バトルストーリー(バンブリアン編)

2013年03月31日 19時17分00秒 | SS
ZAC2107年
凱龍輝の実戦テストによる攻撃から数ヵ月後。
ネオゼネバス帝国軍は、東方大陸の民間企業 『ZOITEC』が共和国の支援に回った事を受けて、東方大陸への攻撃を準備していた。
いくら中央大陸の覇権を握ったとはいえ、共和国軍がまだ生きているかぎりは勝ったとはいえない。
一度、クック要塞を奪われたことで帝国軍は中央大陸の統治だけでは安心する事ができなかった。
そして3機のドラグーンネストが、東方大陸を目指して進軍していた。


朝焼けの輝きと同時に、大陸北部の海岸ではミサイルの雨が降り注いだ。
帝国軍が攻撃を開始した。
攻撃といっても、軽く荒らす程度の牽制を目的とした攻撃である。
ドラグーンネストの左右の揚陸艦が、海岸に到着すると同時にハッチを開いた。
中から、突撃機の名機 ブラックライモスのマイナーチェンジ機である『ヘビーライモス』が次々と出撃していく。
頭部のドリルや大型電磁砲が、ブロックスを中心とした湾岸守備隊を蹴散らしていった。
作戦は順調に進んでいた。

だがその時。
先頭のライモス隊の上空から高速で飛来するものを察知した。
同時に強烈な爆音が起こり、一瞬にしてライモス隊を戦闘不能にした。
その直後に母艦のドラグーンネストにも同じように飛来してくる。
それは、数えられないほどの数の大型ミサイルであった。
気付いた時には遅く、Eシールドを張る直前であった。
先行していた2機のドラグーンネストが大ダメージを受けた。
いくら数が多いとはいえ、輸送艦を一回の攻撃でここまで完全に破壊されたのは初めてのことであった。
砂煙がまだおさまらない中を、今度は陸上からライモスに向かってくる影が見えた。
その影は、瞬く間に数機のライモスに取り付き、倒していく。
やっと砂煙がおさまると、そこには見慣れないゾイドが立ちふさがっていた。
ベアファイターのように見えるが、その姿はまったく違っている。


バンブリアン
共和国軍が、中央大陸再上陸のために開発した新型機。
ベアファイターをベースに、砲撃にも対応できるようにしたパンダ型ゾイドであった。


さらに進攻しようとするライモス部隊に向けて、新たに海岸に現れたバンブリアンが背部のミサイルを放った。
ミサイルはライモスから離れた高さから爆発し、中から無数の弾の雨を降らせた。
それがライモスの重装甲をもろともせずに貫いていく。
多目的大型ミサイル。通称、バンブーミサイル。
使用目的に合わせて通常弾頭から散弾弾頭まで、さまざまな種類のミサイルを多数搭載できる新兵器であった。
そのすさまじい威力に帝国兵は動揺していた。
その隙に、ミサイルを撃ちつくしたバンブリアンが高速でライモスに迫っていく。
強靭な爪で打ち倒し、肩に付けられたセイリュウサーベルは装甲ごと切り裂いていく。
帝国部隊は、初めて自分たちがワナにはめられた事に気がついた。
わざと貧弱なブロックス部隊で湾岸を警備しているように見せかけ、母艦からある程度引き離したところでミサイルによる攻撃により、壊滅的なダメージを与える作戦だったのだ。
バンブリアン部隊の後方からは、ディバイソンやシールドライガーDCSといった重砲撃ゾイドが次々と到着していた。
生き残った1体のネストが、全ライモス部隊に指示を下す。
「全機、直ちに各揚陸艦に帰艦せよ!」
勝ち目がない事を知ったネストの司令官は、撤退を決意した。
次々と揚陸艦に引き上げていくライモスに、不思議とその間だけ共和国軍は攻撃をやめていた。


帝国の完全な敗北であった。
その時まだ帝国軍は知らなかった。
民間企業のZOITECと弱体化したはずの共和国軍は、彼らの予想以上の戦力があることを。
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