今回はレビュー初、共和国ゾイドです。
それも初のFORでは大型ゾイド扱いの超大型ゾイド。
「マッドサンダー」!!
発売当時は「雷神」の異名を持つ超大型ゾイド!
対「デスザウラー」用に共和国が総力を集めて完成させたゾイドです。
前
横
「デスザウラー」がティラノサウルス型に対し、「マッドサンダー」はトリケラトプス型と超有名恐竜の対決となっています。
前面に武装を集中させているので後ろは貧弱なのですが、ぶ厚い装甲がその点を補っています。
しかし、とにかくデカい。
撮影ブースになんとか押し込みました。(その結果がこの後の写真に)
頭部にはトリケラトプスという名前の特徴である「三つの角」が付いています。
その内の上部二つの角は高速回転するドリル「マグネーザー」。
FORでは拠点攻撃に使用しています。
デスザウラーの超重装甲を貫く程の性能を持ちます。
ちなみにキッドでは背部にスライド式スイッチによってギア変換でマグネーザーのスピードを変更させられます。
裏技で調整によってマグネーザーを止める事も出来ます。
中心の角は「サンダーホーン」。
デスザウラーにマグネーザーで貫きながらトドメを刺すための電撃を発生させる角となっています。
また、フリル部は「反荷電粒子シールド」になっており、デスザウラーの大口径荷電粒子砲を無効化させてしまう機能を有してます。
FORで、荷電粒子砲ダメージが減少機能があるのはこのため。
デスザウラー戦では、反荷電粒子シールドで防御しながら接近し、マグネーザーとサンダーホーンの一撃で仕留る戦法をとります。
デスザウラーのパイロットにとって、攻撃が効かずにジリジリと接近してくるので恐怖でしかないよなぁ。
ちなみに、三本の角とシールドに全エネルギーを集中させての突撃攻撃「サンダークラッシュ」という必殺技があります。
背部はこんな感じ。
「2連大口径衝撃砲」と「ビームキャノン」を搭載しています。
ビームキャノンは「シールドライガー」に使用出来る物の色違い版。
目立つのでキャノンと脚部のインテークパーツ(マッドサンダーでは「レーザーサーチャー」)のみ使用していると思いがちですが・・・
胴体の下にも使用パーツが。
「2連装ショットガン」となっているこのパーツは、シールドライガーの背部に付くパーツ(ミサイルポッドを懸架する部分)でパイプ(新世紀版ではスプリングに置き換わった)以外のランナーパーツすべてを使用します。
改めて思うと、パーツの使い方がうまい。
2連大口径衝撃砲を横に倒すことも出来ます。
そうすることで、
装甲が開いて、
司令室が現れます。
前方に大型モニターとコンソールなど細かなディテールを再現しています。
モニター部のシートは上下にスライド出来ます。
側面の砲らしきものもありますが、詳細は不明。
口径から対人の機関砲のような気もします。
なお、ドライバーシートは頭部にあります。
ここはコックピット上の装甲を押すとシートが上下にスライドするギミックがあります。
ちなみに金のパイロットなのは、旧版のため。
本体の見分け方として、若干色合いが違うのもあるのですが、最も分かりやすいのがモーターユニット。
目の部分が発光しますが、それがオレンジで点滅するのが旧版で赤く光るだけのが新世紀版と見分けられます。
新世紀版も持っていますが、数年前にリサイクルショップ(だったような?)で入手しました。
自慢か?
自慢です。(ぅぜぇー・・・)
FROでも回っていたこの部分は「ハイパーローリングチャージャー」。
回転する事でエネルギー発生させる装置で、これにより敵地にいても無補給で活動可能とするユニット。
簡単に言えば発電機みたいな物。
逆を言えば、弱点でもあります。
キットでも回転しますが、マグネーザーのようにスピード切り替えはありません。
なお、胴体横のグレーのパーツも回転します。
尾部に付いている「4連ビーム砲」。
マッドサンダーのパーツの中で最も無くしやすいパーツ。
360°回転出来ますが、後方に搭載するには心もとない・・・
以上が、「マッドサンダー」のレビューとなります。
今でも思うのが、このボリュームですが個々のパーツが大きいので簡単に組めるところ。
なのに尻尾を振って歩き、目が光って、ハイパーローリングチャージャーが回転し、マグネーザーを回転させながらスピード変換可能等とギミック豊富なので、「そらかなりの人気ゾイドになるわ」と思いますよ。
今ではなかなかお目にかかれませんが、見つけたらよく見てほしいと思わせる機体ですね。