瀬渡の蔵

管理人・「瀬渡」のゾイドとたまに日常を綴った記録の保管庫

出撃前・・・

2014年05月25日 19時40分26秒 | 日記
ZAOD大阪展示会までもう一週間を切っていますよ。
今日、バッグを引っ張り出して荷物を詰め込みました。
午前中に秋葉原のブキヤで2つ目のフライングベース・ネオを購入をしたので、後は当日を待つだけ。

そしてZAOD公式ブログにて当日の係員のスケジュールが公開されました。
自分は12時~14時半の間で係員をする事になりました。
それも最初が受付。
もし机の上で突っ伏して寝ていたらすみません。w

それでは、当日にこのブログを見ている方とお会いできることを楽しみにしています。

黒い弾丸

2014年05月18日 19時00分17秒 | 日記
今日は連載のサイドストーリーを書いていました。


・・・まだ本編が先の話を書いた後に載せるのですけどね。
戦闘シーンの執筆中にfripSideの「Black Bullet」を聞きながら作業していましたら・・・


これが進む進む。
やはり作業用のBGMは大切だなーと思った次第。
この調子で本編も進むだろうと思ったら、読み返したら「う~ん」と思うような出来に。

・・・作業用BGMの選択も必要なんだなー・・・

そんな感じの日曜を過ごしておりました。

フライングベース・ネオを使って

2014年05月11日 20時54分00秒 | 日記
前回の記事のコメントを頂き、フライングベース・ネオを使っての感想を。


飛びかかる時や走るポーズをつけるときのベーシックな位置。

モデルは・・・

胴部まで組んだHMMライガーゼロ。
足で挫折しました orz

早速接続すると・・・


ネジ止め方式のフライングベースⅢだとすぐにへたるところをネオではこの保持力。
いろいろなポーズが決めやすいのでHMMゾイドをポージングするのにはかなり便利です。
組み立ても簡単なのでお勧めですよ~。


追記
リンクを追加しました。
ユキのさんの「ユキのば」です。
模型誌にも「yuki-no」として作例がありました。
イラスト入りのオリジナルストーリーも楽しめます。
今後ともよろしくお願いします。

フライングベース・ネオ

2014年05月06日 19時29分43秒 | 日記
昨日はストーリーの公開をしました。
そのため、昨日にあるものをゲットしたという報告を。
それはこれだ!!


フライングベース・ネオ!!
なんとか最後の一個を確保しました。
本当はもう一つあればベストなのですが、こればかりは仕方がないですね。
しかしこの箱、少し嫌な予感がします。
それはメカニカルチェーンベースと同様に箱内側に説明書が付いているのではないかという事。
開封したら・・・


ありました。
しかし、内容物確認とベース同士の接続の説明書きだったので、肝心の支えの部分はちゃんと別紙で説明されていました。
さっくと組み立ててみましたが、ロックの仕方が組み立て式ながらワンタッチで出来るのでとても良く思いました。




ある部分を見るまでは・・・

それは最後のジョイントパーツの取り付け方の部分


この部分を見てあることに気づきました。
それは・・・

「これ、丸凸だけで四角の凸パーツがない・・・」

どういうことかと言いますと、フライングベースⅢでは基本となっていた四角の凸ジョイントが入っていなかったことです。
これだとジェノブレイカー レイヴン仕様から入っているフライングベース用のジョイントが使えないことを意味しています。
そう、
今回の展示会で出す中にこれをベースにしたのがいます。



ウインドシア。
もっともフライングベース・ネオを必要とする重量級飛行ゾイド。
コイツの為に買ったのに・・・
元も子もないよ・・・

ベースまでちょこっと改造しないといけないなんて。(泣)

第一章第四節その一 静寂

2014年05月05日 21時03分36秒 | 連載
PM11:00
冷たく無機質な基地地下の収容所。
鉄格子の奥にシュウがいた。
持っていたものをすべて没収され、彼はただ目を閉じていた。
静寂な場所でカツンカツンとこちらに向かって誰かが歩いてくる。
足音が止むと格子の向こう側には女の姿があった。
「シュウ・・・」
今でも何かが信じられないような悲しくか細い声で、彼の名前を言った。
シュウは昔の仲間を少し見る。
「久しぶりだな。ミズホ」
懐かしい姿を確認すると、また顔を下げた。
「シュウ。あなたは、本当に情報の漏洩をしたの?」
不安が混じりながら確認をする。
「するはずがない。第一、漏洩したらまずいようなものをなぜ俺が知っている」
「それじゃあ、やっていないのね!」
「当たり前だ」
呆れたような口調でシュウが話すのを聞いて、ミズホはすこしほっとした様子を見せた。
「大体、メディアだってどんな情報が漏洩したか自体を分かっていないという状態だ。
何も公表しない事のほうこそ問題だ」
「だったら、なんで今まで逃げていたの?」
その言葉が、シュウをまた沈黙にする。
「急に軍をやめて、そんなに日にちが経っていない時にいきなり漏洩をしたと大騒ぎとなり、どれだけ不安にさせたか・・・」
ミズホは、今にも泣きそうであった。
「それなのに、あなたはどこかに隠れてしまって。すぐに会えれば、私たちが何とかできたのに」
それをシュウは目を閉じてただ聞いていた。
「ねえ、シュウ。やっていないんだったら素直に話してよ。私だけでもあなたを信じているから」
ミズホの説得にシュウが答える。
「漏洩の件はやってはいない。」
シュウの言葉にミズホは安堵する。
「じゃあ、それだった今までどうしてたの?確認さえ取れれば、すぐに釈放手続きが出来るから」
だが、そこだけシュウは黙秘をし続ける。
「ねえ、なんで黙ってるの!ねえ!」
思わず強い口調でシュウに突っかかる。
それでも、シュウは一言も話さない。
「それ以上は無駄だ。ミズホ」
静かな声でミズホの尋問をやめさせた。
「カイト・・・」

「第一審は明後日に行われるとの事だ」
「そうか」
お互い、一言だけの会話をする。
「今まで何をしていたかは知らないが、少なくともまともじゃない事をしていたという訳か」
「カイト!なんて事を言うの!」
あまりにひどい言いように、ミズホが怒鳴った。
「どうするかはお前が決める事だ」
そう言い残すと、カイトはその場を後にした。
続くようにしてミズホもその場から離れていった。
シュウは、ただ黙っていたままであった。






「信じている、か・・・」
再び静寂になった地下で、シュウは考えてた。
ミズホだけではない。
カイトも態度には出さないが同じ事を思っていることが分かっていた。
「あんな事をしてもそれだけ信頼されていた。ってことか・・・」
あんな事。
彼ら3人で特殊部隊を組んでから3年が経とうとした時に、軍をやめることにした。
もともと軍にはそんなに興味がなく、むしろゾイドを直す出張サービスのようなことをやる方が性にあっていると思っていたからだ。
ただその時、カイト達には何も言わずに出て行ってしまった。
照れくさかったというもの一部あるが、大体の理由は自分のことを捜さないで欲しかったからだ。
だがそれもある程度の資金を稼いだために辞めたはずが、漏洩問題で犯人の濡れ衣を着せられた上に逃走する羽目にまでなってしまった。
その結果がこのサマであり、カイトとミズホを悲しませることになってしまった。
「何をやってたんだか・・・」
情けなく思い、ため息をついた。
明日からも取り調べの続きだ。
そのため、もう寝る事にした。





「っ!!」
突然、シュウが目を覚ました。
地面に耳を付けるように横になって寝ていたらと、なにかが爆発するような音がした。
そして弱い地震のような揺れが起こった。
「一体何があったんだ?」
そう思った後、遠くで警報らしき音が響いていた。
収容室には、騒ぎを起こさせないために情報をシャットダウンする目的として警報などを聞かせないようにしている。
「収容室に繋がる扉が開けっ放しになっているのか」
ここまで音がするということはそうなのだろう。
アナウンスらしき声を聞き取るために、耳を傾ける。
「地上第3、第5格納庫、炎上。」
「炎上、敵?」
僅かな情報で何が起きたかのか考える。
「なんにしても、ここにいたらヤバイって事か。」
そう言うと、扉のカギの近くに手をやった。
そして収容される直前に牢と壁の隙間のカギに仕込んでいたガムから伸びた細い糸を引っ張った。
すると、ガムから小さな爆発が起きてカギが壊れた。
ガムには、アルミと極少サイズの発火装置を入れたカプセルを包ませていた。
牢屋から出るとまず自分の荷物を取り出す。
以前とまったく変わらない所にしまっていたおかげで、簡単に見つける事ができた。
「後は相棒を見つけに行くとするか。」
荷物が前と同じなら、蒼牙もどこにいるかは見当が付く。
シュウは収容室から出て行った。






通気口へ上がり、這うようにして前へと進んでいく。
格納庫へは、今いる地点から複雑に入り組んだ場所を進むのだが、通気口を通っていくと5分近く短縮ができる上に誰かに会うこともなく安全に行く事ができる。
「急いで第8通路の隔壁を下げろ!」
「行ける者はすぐに第3格納庫に向かえ!」
下の通路では喧騒が飛び交い、慌しく兵士たちが行き来していた。
「おいおい。どっかの国との戦争でも始まったのか?」
その光景から、心の中で思った。
少なくともこの東方大陸で、軍による戦争をするようなことは一度もなかった。
それだけ徹底した制度により、無益な死を防いでいた。
だが、その規律が崩れた。
ふぅ、とシュウは息を吐いた。
「前にいたよしみで、多少は助けてやるか。」
そして彼は相棒のもとへと進んでいった。

-続く-


{あとがき}
はい、半年になる前に更新できました(汗)
時の流れがどんどん早くなっているような・・・
今回は同時進行の物語で三人の目線で書いています。
まずはシュウの目線から。
結構短いですが、これは次の話では長くなるので・・・
次はアージャ―パラディン目線です。
では。