青森・五所川原ラーメン一軒目は、五所川原で最も有名な亀乃屋。
ここはなんと創業100年以上の超老舗お蕎麦屋さん。
今の店主さんで四代目だとか。 初代の方が亀吉さんで、亀乃屋という名前。
で、30年くらい前から、ラーメンを始めたんだそうだ。
お蕎麦屋さんのラーメンというと、それほど珍しくはないが、
こちらの名物ラーメンは、なんと天ぷら入り。
きっかけは、お客さんから言われた言葉。
『蕎麦屋なんだから、ラーメンにも天ぷらを入れてよ』、
と客に言われたのがきっかけだとか。
最初はメニューにない『裏メニュー』だったが、
口コミで徐々に広まったみたいだ。
で、その天中華。
見た目からして、超ノスタルジック系。
なのに、天ぷらがどかんとのっているから、斬新なラーメンに見える。
海老天なら我が千葉の銚子にもあるが、こちらはホタテの天ぷらだ。
惜しみなくホタテが使われている。 青森ならでは、だ!
麺も、細い縮れ麺で、青森の王道系そのもの。
あっさりしたスープにぴったりだ。
スープは、煮干し系かと思いきや、
魚介系は一切使用していないほんのり醤油味。
ここは、鶏ガラ系かと思いきや、豚骨のみらしい。
清湯豚骨。 万人受けする王道の中華そば、と言っていいだろう。
観光の本にも必ず紹介される五所川原きっての有名店だが、
アットホームで温かいお店でした。
ご主人さんも温和な方で、色々語らせていただきました。
奥さまもたいへんお美しく、ただただ感心するばかりでした。
雑談で、寒い青森と暑い関東のどちらがいいか、という議論をしました。
店主さんは、唸る暑さよりも寒い方がいい、と言い、
僕は厳しい寒さより暑い方がいい、と言い、議論は終わりました。
やはり未体験の厳しさより、体験している厳しさの方がいいみたいです(苦笑)