Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

出産から匿名の存在へ!?

妊婦が出産する場合、必ず必要になるのが健康保険証です。健康保険証は、ただ保険に加入しているけとを証明しているわけではなく、その妊婦(そのパートナー)の信用度を測っているんですね。

基本的には、健康保険者(組合など)が出産費用(一時金)を支払うので、妊婦(ないしはその家族)は出産費用を支払う必要はありません。

が、しかし、複雑な出産や帝王切開など、高度な医療行為が必要な場合、別途、費用(治療費として)が発生することになります。

その額は、多い場合で10万から20万円くらいになります。もちろん、出産は出産費用のみではありません。赤ちゃんを育てるための資金は半端なく際限なく必要になります。

世の中、お金持ちばかりならよいですが、そうもいきません。当然、発生した医療費を支払えない妊婦もいるわけです。10万、20万を直ぐに用意できない妊婦だっています。

もちろん、病院は支払いをお願いします。でも、払えないものは払えない。待つしかないわけです。

中にはしっかり後で返す人やローンにする人もいます。が、そのまま行方が分からなくなる母子もいるそうです。どう頑張っても、居場所が突き止められない、そういう母子もいるんだそうです。

ここに匿名の母子の萌芽を感じることができます。

行方をくらませた母子は、実名で共に生きることが難しくなります。実名がばれれば、病院から支払いの請求が来るかもしれない、でもそんなお金はない、と。この子と離れたくない一心から、匿名の人生を歩むことになるかもしれません。

匿名の母子は、非難されるべきではなく、救済すべき対象です。ないしは、教育すべき対象です。女性自身、未熟である可能性は高い。まともな妊婦(家族)なら、出産費用を踏み倒しはしないはずです。

お金(職業)と妊婦、匿名性は相互に深く関わっていますね。


また、全く職業をもっていない妊婦は、特定の病院で出産することができます。授産施設もありますからね。この場合は、帝王切開や他の手術になっても、その負荷分は払わなくていいんですかね??(^^;

ある人は一定以上の費用になると自腹で十数万負担し、ある人は全て補助される、っていうのも… でも、どんな命も守らなければならないわけで… お金がないから、出産できないというのは酷すぎます。でも…

難しい問題ですね、こりゃ…(^^;

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