毎年1月となると、、、
必ず行きたくなるのが、都賀の名店、
魚介系醤油拉麺 海空土
であります!!
こちらのお店も、もう言わずもがな、ですね。
千葉を誇る、千葉の超人気ラーメン店です。
とてつもなく美味しい煮干醤油ラーメンが食べられるお店です。
永福町大勝軒→柏大勝の流れを汲む「必勝」のお店であります。
(必勝軒とかけてみました、、、(;´・ω・))
ただ、単にコピーしているわけではなく、独自の煮干醤油ラーメンを完成させています。
海空土の煮干ラーメンは、ホント、ここでしか食べられません!
店内に入ると、こんな掲示が目に入ってきます。
千葉と熊本と広島って、、、
僕と関わりのある県ばかり♪
「いわし」へのこだわりは、ここでも感じられます。
煮干しの味はやっぱり僕ら日本人の「こころ」というかなんというか。
本来なら、迷わずに「醤油らー麺」のボタンを押すのですが、、、
券売機右上に何やら「New」の文字が、、、
なになに!?
え!?
みぞれ麺
!?!?
「煮干しスープに大根おろしと梅干しでさっぱりと…」!?
そうだ、海空土に、新メニューが登場していたんだ!、と。
これは、期待できそうです。。。
ワクワク、、、
…
更に、餃子もリニューアル?されていまして、、、
まあるい餃子が現在提供されているようです。
こちらも気になるので、、、
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!!
来ました来ました!!
僕の口から出る言葉は、「ひゃー! ひゃー!」のみ(苦笑)
なんて、美味しそうな一杯なんでしょう。。。
ただし、これまで僕はここ海空土で色んな限定ラーメンを食べておりまして、
わりと海空土が限定に弱いことも知っております。
なので、あまり期待しないで食べようと心に決めたわけでしたが、、、
スープを飲むと、、、
「ひょえー!!! 旨いぞ。旨すぎるぞ!!」、と。
基本的に、ベースとなるスープは、レギュラーのラーメンと一緒。
若干、しょっぱさが強めかな?、と。
なので、問答無用で、スープはバリバリに旨いです。
ほとばしる煮干醤油の旨さ!、という感じ!?
うまく書けないけど、しょっぱさもあって、旨みも炸裂していて、
煮干しの風味も強くて、コクもあって、しかも、無化調!!、という。
吸い込まれるようなスープの魅惑に、うっとりさせられます。
そこに、加わるは、さっぱりとした「大根おろし」。
通常の「らー麺」よりも、清涼感がある、というか、さっぱりというか。
さっぱりしているんだけど、シャープさはあって、切れ味もあって、、、
めちゃめちゃ、バランスのよい仕上がりになっていました。
ゆずの風味も加わって、もはやノックダウン寸前、、、
麺は、これまでの草村系の麺ではないっぽいんですが、、、
この麺も実に食感がよくて、うっとりさせられました。
素朴な麺といえば素朴な麺ですね。
でも、海空土の旨みたっぷりの煮干しラーメンにはめっちゃ合ってますね。
あっという間に、完食してしまいました。
いやー、海空土、恐るべし、、、
ここに来て、こんな「最終兵器」「ファイナルウェポン」を出してきたか?!、と。
それから、つけ麺も、、、(;´・ω・)
(太麺=濃厚、細麺=あっさりの文字がなくなっていました…(;´・ω・))
こちらのつけ麺も、和風で煮干し風味なんですけど、、、
いわゆる「らー麺」をただ味濃いめにしただけじゃなくて、、、
つけ麵用のスープに、綺麗にアレンジされているんです。
しかも、味わい的に、少し前の海空土のつけ麺の味になってる!?
つけスープをzoom up!
やっぱり、「らー麺」のスープとは明らかに色も雰囲気も違います。
何だろう?と思って、スープをゆっくり飲んでみるんですけど、、、
どこかゴマ風味になっているというか、いや、目では確認できないんであれなんですけど…
どこかほんのりゴマの風味に似た味わいがするんです。
カテゴリー的には、「和風」の範疇に入るんでしょうけど、ただの煮干つけ麵じゃない。
なので、ここの「らー麺」とは少し異なるアプローチになっているというか。
らー麺よりも少しひねった味が楽しめるかなぁ、と思いました。
…
あと、僕的な「裏技」も、つけ麺なら楽しめます。
麺を食べ終わった後に、「スープ割り」をお願いするんです。
そうすると、小さな容器にスープを入れてもってきてくれます。
これを、スープに入れないで、そのままレンゲに入れて飲むんです。
そうすると、ここのスープのそのままの味をダイレクトに味わえるんです。
そう、ダイレクトテイスト!(THE SLUT BANKS)
これが、もうヤバいくらいに美味しくて、、、
泣けてきます。
煮干しのエグミというか、苦味も感じられるんですが、
これがまた、旨みなんですよね。海空土のスープの良さがダイレクトに分かります。
そして、こちらが、新しい海空土の餃子です。
…って、、、
これ、餃子なのか!?!?
お団子というか、饅頭というか、そういうヴィジュアル。
なんか、餃子の範疇を飛び越えた中国の点心モノ、みたいな。
内心、何気にビックリして頂きました。
これは、、、なかなか賛否両論分かれるところだろうなぁ、、、と。
***
2018年最初の海空土のレポでした!
海空土って、「変わらないようでいて、実は変わり続けるラーメン店」なんですね。
「変わらないために変わり続ける」みたいな気負いはなくて、
「変わらないようで、変わってる」というナチュラルな感じ。
今回の「みぞれ麺」も、半端なく美味しかったです。
このお店の創業当時から食べている身としては、なんか感慨深いです。
基本的なスタイルは、あの頃と同じまま。
でも、出しているらー麺やつけ麺は、地味に変わり続けている(ような)。
だから、何度来ても飽きないし、また来たいと思える。
土地柄、それほど気合いを大げさに入れなくてもいいし、
一見さんもそうそう期待できる場所にもない。
常連さんやリピーターさんに支えられているお店でもあります。
ただ一つ言えることは、絶対的に美味しいスープを作り続けている、ということ。
結局、それが全てなんだろうなぁ、って最近は思います。
そこがぶれない限りにおいて、ちょっとしたアクセントを加えていく。
そういうことができるお店こそ、「名店」への道を歩むのでしょうね。
そういう意味では、「基礎」「基本」はラーメンにおいても大事だなぁ、と。
「基礎」「基本」のスープがイマイチで、あれこれ飾りを変えても、
最終的に、「絶対領域」にはたどり着きません。
基本の「スープストック」のスープがどれほどか。
そこからラーメンを考えると、色々とお店の見方も変わってくるんじゃないかな!?