Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

らーめん和屋@千葉寺 もうすぐ10年!千葉市のスタイリッシュ系を牽引してきた実力店!

2002年10月に「らーめん和屋」は、その産声を上げました。
来年は2012年。来年の10月でちょうど10周年なんです。
この10月で9年が過ぎ、10年目突入ということになりますね。

ホント、凄いです。

この10年間、僕もラーメンをいっぱい食べてきました。
なので、少しは、分かるつもりです。
10年間、お店を続けていくことがどれほど難しいかって。
この10年でどれほどの店が生まれては消えていったか…

僕はここのつけ麺に出会い、そして、外の世界に興味がいきました。
「ここを超えるつけ麺ってあるんだろうか?」って。
2002年頃はまだブログもなく、ただ好きなお店にひたすら通ってました。
石神本を手に、都内のラーメン屋さんをふらっと食べ歩くこともありましたが、
千葉だと、総豊と和屋のひたすらの繰り返しでした(笑)
(で、たまに末広家、なりたけ、福福亭などに行き、それで充足してました♪)

その頃はまだ鎌取に住んでいたので、この辺がHOMEでしたが、
その後、引っ越してしまい、頻繁に通うことはできなくなりました。
が、それでも、和屋は僕の限定ですし、このお店が頑張ってるうちは自分も、と思えます。

10年目ともなると、メディアではあまり紹介されなくなるのかな?!
5年目くらいの頃よりは随分メディアにでなくなりました。
(それは、他店も同じ感じだと思います)

ここからが本当の踏ん張り時のような気もします。
15年を超えると、ある種「その町の老舗的存在」になれて、かなり歴史的重みが増してきます。
10年というと、中堅という言葉がぴったりはまる気がします。
だからこそ、僕ももっと応援しなきゃって気にもなります。

でも、10年という長い時間は、ある種しっかりとその町に浸透しているっていうことでもあります。
一過性の人気じゃ、10年というハードルは越えられないと思うし、
しっかりと和屋を愛してくれる人がたくさんいるからこそ、やってこれたんだと思います。

…う~ん、この辺は、来年熱く語るとします


さて、今の和屋のメニューは?!?!

メニューは、相変わらず♪といえば相変わらず♪
和屋は限定メニューの先駆け的存在でもありましたが、
今は、しっかりと固定したメニューで頑張っているんですね。
たまに限定は出ているという話は聞きますが、この日はありませんでした。

  

やっぱり和屋といえば、このつけ麺です。

この数年、「濃厚魚介豚骨つけ麺」が圧倒的な人気を博しましたが、
和屋ではそういう味をそれこそ9年前からやってたんですよね。
しかも、魚介+濃厚+豚骨醤油というだけで、その辺の「またお前もか系」とは明らかに違う。
僕の中では、「千葉濃厚豚骨魚介」とでもいいたくなる独特な味わいのつけ麺なんです。

しかも、その「またお前もか系」よりも、僕個人的には美味しいと確信しています。
(こればかりは好き好きですからね、、、断言はできませんが、、、)

変にどろっとはしてませんが、でも、かなり濃厚です。
二種類(?)のタレを自慢の豚骨スープで割る、というもので、
タレの旨みがガツンと効いているのが特徴だと思います。
決して品の良いタイプではないですが、下品な味では決してないかな、と。

こういうつけ麺って、個人店じゃないと絶対に出せない味だと思うんですよね。
和屋店主の伊藤さんのつけ麺って感じが本当にします。
これだけ食べてきて、かつ、オリジナリティーを感じるんですから、
本当に力強い、ハイレベルなつけ麺だと思います。

和屋のつけ麺を食べたことのない人は、ホント是非是非食べてもらいたいですね。
僕的には、千葉県内でも最も「ガツンと旨い」つけ麺だと心底思っています。

麺の量も通常よりかなり多めだと思います。
何グラムくらいあるんだろう?(今度、聞かなきゃ、、、汗)
もちろん麺も、スープに最大限合うような麺になっています。
この麺あってこそのつけ麺って言えると思います!

まさに「引き込まれる味わい」です!!

***

和屋の「イチオシ」とされているのがこちらの「エビ塩らーめん」です!

90年代の和風ラーメンの味わいではありますが、
今トレンドの海老風味をいち早く導入したのも、やはり和屋でした。
和屋の武器は濃厚スープと淡麗スープをどちらも作っているのですが、
そういう二刀流のやり方も、和屋はずっとやっていました。
(そう考えると、このお店のやり方がどれほど斬新だったかが分かりますよね)

淡麗+海老、まさに今の時代の要素を詰め込んだオリジナルの海老ラーメン。
見た目も美しく、完成された味わいになっていると思います。

 

こちらは、「新味」。

いわゆる「魚とん系」ですが、こちらもまたずっと昔からやっているもの。
濃厚魚介豚骨系が流行る前から、独自の路線で築き上げてきた一杯です。

巷にある濃厚魚介豚骨とは一味も二味も違う魚とん系を是非堪能してもらいたいです。
見た目ほどにどろっとはしておらず、食べやすくパンチの効いた味わいになっています。

なお、麺は(いつからだろう?)極細という、これまた少しひねったアプローチをしています。

超細麺を使用したあっさり系濃厚魚介豚骨ラーメン、
まさに、今の時代でも新しい「新味らーめん」でした。

和屋のチャーシュー丼は、マスト・アイテムだったんですが、、、

見てください!! 変わってます!!!
肉が二種類(というかほぐし肉と固形肉の二種)になってまして、
豪快さが増しています。これはまた、なんと!!!

かつてよりも肉肉しくなっていて、パワフルになっています。
こんな贅沢なミニ丼を食べられるのも個人店ならではだと本当に思います。

***

和屋のラーメンと共に歩いて9年。

色んなことがありましたね、いろいろと。いろんな意味で。
和屋もいろいろあっただろうし、僕もいろいろありました。
今のラーメン界の事情は、9年前と明らかに違います。
ラーメンの盛り上がり方も随分と変わりました。
インターネットの普及で、情報の提示の仕方も随分と変わりました。

僕もブロガーなんていうもんになってしまい、
ちょっと人気が出て(出たか?汗)、浮かれ気分、ぶっちゃければ評論家気分になった時期もありました。
でも、ラーメンを勉強すればするほど、店主のみならず、語り手の奥深さに圧倒されて、、、
自分なんて、趣味の域を出ないただのラーメン好きなんじゃん、って思わされました。

なので、ラーメンを語る時は、「ですます調」にしたんです。
素人目線でいいんだ、って思えたから。素直に書けばいい、と。

そもそもこんなにラーメンを食べるようになったのも、
「和屋のつけ麺を超えるつけ麺に出会いたい」という衝動でした。
この数年、狂ったように食べまくりましたが、この問いの立て方そのものが間違っていました。
「超える」とか「超えない」とか、そういうレベルの問題じゃなかったんです。

あの時に感じたあの感動は、一回限りのものであり、唯一無二の経験だったんです。
それと同じ感動っていうのは、事実的には、再現不可能なんです。
それに、つけ麺の数だけ、その味があるわけで、比較云々の問題ではなかったんです。

そんなことにいまさら気づいてって思う気持ちもありますが、
でも、そうなんです。本当に。。。

というわけで、久々の和屋レポでした!!

コメント一覧

らんちば
この記事素晴らしいです!原点回帰から分かること、学ぶこと、たくさんあるようですね。自分もあの頃、感動した一杯を食べてみたくなりました
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