広島のラーメンと言えば、、、
小鳥系ラーメン。
すずめ、めじろ、うぐいす、つばめ、ちゃぼ…
そんな小鳥系ラーメンの人気店、
うぐいす。
現在、うぐいすは二店舗ありますが、流川店に行きました。
創業は1948年。
昭和23年です。つまり、第二次世界大戦終結から3年後。
それは、すなわち原爆投下から3年後ということ。
そんな中、広島で生まれたお店なんですね。
…
ところが、、、
お店に着くと、いきなりこんな告知が…。
この12月で、閉店してしまうんですね。
67年の歴史にピリオドが打たれます。
すずめも閉店したし、このうぐいすも閉店、、、
全国的に、ラーメン第一世代の引退が迫っているんですね。
後継ぎが出てくれればよいけど、後継ぎのないお店もいっぱいあるわけで、、、
(こちらのお店は幸い、もう一店舗あります)
うぐいすは、もともと引揚者である創業者(女性)が作ったお店。
その女性は、満州国で飲食店を経営していたんだそうです。
そこで出していたのが、ここのラーメンの源流なんだとか。
で、その女性店主さんのお子さんとご姉妹の方がお店を継いで、二店舗になっているそうです。
広島豚骨醤油の源流は、満州国にあり!?
満州国でいったいどんな料理が作られていたのか。
それを調べるだけでも、一つの大きな研究になりそうです。
(満州国からの引揚者たちにこそ、今のラーメンのルーツがあるのかも!?、と)
さて。。。
少し小さいですが、メニュー表です。
シンプルですね。
また、「創業1948年」と書いてあります。
老舗店だからこその表記ですね。
戦後日本、戦後広島を代表するお店と言っても過言じゃないでしょう。
こちらが、うぐいすの「中華そば」です!!
お味は、優しく滋味深い広島的なラーメンでした。
豚骨の風味もあり、また、甘みや旨みもあるストレートな一杯。
豚骨一本のスープなんだとか、、、
なので、味わい的にはかなりシンプルです。
そこが、広島ラーメンの神髄なのかも!?
チャーシューが乱れるように乗っているのも素敵。
麺は中太のやや縮れ麺でした。
これぞ、屋台の中華麺!って感じでした。
広島の中華そば、そのもの!、と。
こちらは、「ねぎラーメン」。
なかなか評判のメニューみたいです。
考えれば、広島のラーメンでは、この青ネギが大活躍しています。
千葉は玉ねぎを好んで使用するけど、広島は青ネギ。
(まぁ、全国的にネギはラーメンに欠かせないけど、、、)
でも、ヴィジュアル的に一気に華やかになりますね。
麺は中華そばといっしょですね。
こんな麺になっています。
これが、レトロでなかなかよかった☆
で、おでんです☆
おでんとラーメンの組み合わせはもう、最強ですね。
だいこんの切り方に特徴があって、広島の特徴なのかな?、と。
(普段、外でおでんを食べないので、よく分かりませんが、、、、汗)
ラーメン屋さんで食べるおでん。
千葉でも一部のラーメン店でおでんが食べられるけど、ここまでは、、、
広島のラーメンには、おでんあり!なんですね。
大根がむっちゃ美味しかった!
牛すじも、やめられない美味しさでした。
***
それにしても、、、
こんな素敵なお店なのに、閉店ですか!?
切ないものがありますね。
諸行無常。。。
ずば抜けて美味しい!というわけではないかもしれません。
が、これぞ、「広島のラーメン!」と言いたくなる極上の一杯でした。
長年、お店を守り続けた店主さん。
とても優しくて、素敵な方でした。
ラーメン屋さんっていうと、「怖いイメージ」が先行しますけど、
うぐいすの店主さんは、全然違いました。
(広島って、怖い店主さんが結構いるみたいで、、、汗)
エプロン姿が素敵でした♡
2015年末で閉店します。
気になる方はお早めに!
近所には、ライブハウス「SUMATRA TIGER」がありました。
我がTHE SLUT BANKSもここで演奏しているんですよね。
いつか、ここで祐の歌が聴けたらいいなぁー、、、、