Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

THE SLUT BANKS / どん底 これまでにない「普通の名曲」がここに!!!

THE SLUT BANKS、二か月連続シングルリリース、第二弾がここに!

久々に、フライングゲットしちゃいました♪

いやー、「どん底」ですからね。。。

既にライブでもやられているし、また一部、PVで公開されていたので、だいたいイメージはできていましたが、、、

 

違う!!

一曲通して聴くと、もうなんともいえないスリリングなビートでして。

最初のイントロからして、凄いです。とても妖しく、ミステリアスな展開です。そして、スカビートのAメロ。これがまた凄いカッコよくて。こういう王道のビートロック風の曲って、実はTHE SLUT BANKSになかったんじゃないかなー。STORMY KISSよりもポップというか、キャッチーというか。

歌詞も、TUSKにしか書けないオンリーワンのテクストになっていると思います。

ここまで、ある意味で「普通の曲」って、これまでなかったんじゃないかな。普通にいい曲。こういう曲もあってもいいよね、って思いました。新しいファンを得る上でも、こういう王道の曲はほしいところだし。

たぶん、いつかは、だれもかれも死んでゆく まっ黒な世界まっ白な部屋で」、というサビの一文が凄い好き。まっ黒な世界とまっ白な部屋の対比がとても印象的。何が言いたいんだろう?って。

この歌詞は、まさに「どん底」の状況を生きている人間の「強さ」を歌った歌だと僕は思った。今の時代、「負け組」は這いあがれない。負ける人間がどんどん弱くなっている。強い人間(富める人間)がますます強くなっていく一方で。。。

TUSKは投げかけている。「いいじゃねーか。どうせ死ぬんだ。なら、生きようぜ」って。「今がすべてそれがすべてさ」という歌詞も心に響いた。

でも、また、この曲って、もっと絶望的な状況を歌っているようにも思ったりもする。「まっ白な部屋」という言い方がすごい気になるんです。普通の人の感覚だと、部屋=汚い、なので(苦笑)、まっ白にはなんないんです。なんで、「まっ白」なんだろう?? そこがとても気になっています。

 

さて。。。

二曲目は、全くカラーが変わって、ポップでキャッチーなノリノリナンバーです☆

こちらも、ある種で、これまでのTHE SLUT BANKSにないタイプの「普通の曲」なんです。なんていうんだろう。音がすごいキャッチーなんですよね。石井さんのお力もあると思いますが、80年代のバンドブーム時代のカラーが出てるっていうか。

僕的には、もう本当にたまらないタイプというか。もちろんこれまでのTHE SLUT BANKSも大好きなんですけど、こういう曲もやっぱ聴きたいんです。普通の曲っていうかなんていうか。。。

Aメロの「スキャンダラスビート」のところで、手を二回叩くところなんて、もう涙涙ですよ。僕ら世代ならたまらない「おまけ」ですよね。

すごい明るくてキャッチーなんですけど、サビの最後がなんとマイナーなんですよね。そこが、またミステリアスで。。。キャッチーなままで終わらせてないっていうか。

曲的には、ZIGGYがやってもおかしくないくらいにキャッチー。どストライクです。もう、これはただただライブでノリまくりたいですねー。

***

前回の二曲よりもはるかに僕は好きです!!

どん底は、もう三本の指に入るくらいに好き。好き過ぎて、今日だけで20回は聴いた(さすがにちょっと、、、)。。。

 

今回のこの曲を聴くと、どうしても「緊急下の女性」のことと重ねてしまいます。歌詞的には男目線ですが、「どん底」は男だけに訪れるものじゃない。女性だって、、、

それに、「まっ白な部屋」で、子どもと共に死んでしまうくらいにどん底の女性もいる。歌で救われる人もいるけど、救われない人もいる。

歌詞に照らし合わせれば、「生きていくのさ」って思えなくなって、完全に生きる力を失くしている人もいる。今も、完全に生きる力を失って、さまよっている人はいるだろう。そういう人に、この曲が届けばいいなって思う。

どん底の人を支えるのは、何も人間だけじゃないはず。音楽だって、人を支える。人の生き方を変えてくれる。僕はそう思う。

TUSKの歌は、そういう人のためにあると思う。もっと世の中がまともなら、もっとTUSKの歌を表に出すはずだろう。

僕自身が、TUSKの歌や詩に救われたから贔屓しちゃうけど、でも、それでもこの人の歌や詩は、どん底の人の心に届き得ると思う。

「どん底」がもっと世の中で流れてくれたら、と願わずにはいられない。。。

 

生きる力を失くしかけている人は、是非、THE SLUT BANKSのライブに行ってもらいたいって思う。MASSIVEで増田さんも書いていたけど、彼らのライブを見ると、その力に圧倒されます。音に圧倒されてもらいたいって思います。人の生き方を変えるほどの強さがこのバンドにはあります。

もちろん、万能薬ではないので、これで救われるってわけじゃないですけれど、、、。

でも、生きるって、家庭や仕事を生きるだけじゃないと思うんです。ライブハウスで爆音に身を委ねて、現実を忘れることだって、生きることの意味じゃないかなって。。。

これを書いてて思った。THE SLUT BANKSって、やっぱ今の時代にますます必要なバンドじゃないかなって。特にロックに詳しい評論家的なリスナーじゃなくて、普通の人たちに。。。

一人でも多くの人の耳に、心に届きますように!!!

 

Stomy kissのPVのフルバージョンが登場してますね♪

 

コメント一覧

Fumi
すげぇ!
やりたい事やれてて今が1番楽しいって感じに見える。誰の曲を歌っても、自分のモノにしてしまう、俺たちの心を離さない歌い回し。悪くないよね。あとはどうでるか楽しみだ、板谷佑。
kei
まさのりさん

最高ですよねーーー!!!!

まだヘビロテしてます!!!

こういう曲をやるバンドがめっきりいないよなーって思いませんか??

次回作がとても楽しみですね!
まさのり
どん底 最高です!
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