ガーベラ・ダイアリー

日々の発見&読書記録を気ままにつづっていきます!
本の内容は基本的にネタバレです。気をつけてお読みください。

インタビュー

2007-10-07 | 日々のあれこれ
ほほー。さすが銀座!いろんな人がカメラで取材されてるねー。

うーん。あの彼女もかわいいー♪
今流行のチュニック(って言ったっけ?汗)にロングブーツ。手には洋服とコーディネートした革のバッグを持っている。カメラから外れたところに、お母さまらしき人が心配そうに(?)ながめている。

おおっ。あっちもカメラ!。やっぱりおしゃれっぽい人~!

「うちは、だいじょーぶだよー」

パーカーにジーンズ&スニーカー。それにキャップとバックパックといういでたち。連れ3名たちも同様の格好だ。

「どこからどう見たって、来るわけないからー」

…としゃべりながら、歩行者天国を闊歩していたら……。

「あのー。すこしお時間よろしいですか」

と、眼鏡をかけマイクを手に持った男性と、ぬいぐるみのようなふわふわのマイクを持った男性、そして大きなカメラを肩にかかえた男性3名が近づいてきた。

「……は、は、はあ~……」

あまりに突然だったのでびっくり。
話を聞いてみると某局のTV番組のスタッフの方。今、子どもの防犯について家庭でどんな取り組みをしているのかを聞いているのだと言う。

…どうりで。。。だから、子ども連れをねらったわけか。。。

と思いつつ、まあ、どうせ写らない(ボツになる)だろうし、どんなことを聞いてくるのか興味があったので取材を受けることにした。

最近の子どもをめぐる事件についてどう思うか?
普段、どんな防犯対策をしているか?
子どもにどんなことを言っているか?
などを尋ねられたと記憶している。

ちなみにこれは経済に関するTV番組だそうなので、わが家のように特に防犯に予算を立てていない家は。。。番組の意図に合わないと思うのでカットされるのではないかな(笑)。

……しかし。何年ぶりに銀座に来たのだろう?思い出せないほど久しぶり!

……しかも。なぜこんな格好でこんなところを歩いていたのか?と申せば。。。

……サイクリングに来たのです!

皇居をぐるっと囲む道路(祝田橋~平川門まで)往復3kmを、自転車で走るのです。道路は車が来ないように閉鎖されているので、安心して走れます。

今日は天気もよく、さわやかな風がふき気持ちの良い秋晴れの一日。東京タワーやオフィス街のビル、ホテルなどを横目で見ながら、都心を自転車で走るというのはなかなかおもしろい体験でした。1往復約30分くらいかかりました。大人だけならもう少し短い時間でいけるかもしれません。

ちなみに、これは某サイクリング協会が主催しているものだそうで、レンタサイクル(ヘルメット)の料金はかかりません!日曜日の午前10時から午後3時に行っているものだそうです。

…でも…。
無料とはいえ、ここまで来るのに交通費がかかります(笑)。さらにサイクリング後、足をのばして銀座に繰り出してしまったら…。近くの公園で乗っていたほうが安上がりかもしれません(笑)。

……あー。今度は、おしゃれをして銀座を歩きたいなあー!


集中!

2007-10-05 | 日々のあれこれ
ああ。これってまさしく屈辱的な姿だよなー。
ある程度の年齢の女性なら、婦人科検診でやったことがあると思う。個人的には、あのカーテンがきらい(すみません。わからない人にはわかりませんね)
出産をしたことのある人の多くは、この台に乗っていきんだ経験があるだろう(笑)。

この台とは。。。
椅子にこしかけ、両足を腰の高さまで上げる。
足を乗せるための台が左右にあるのだ。
かなーり大きくまたをひろげる(汗)

そこに足を乗せ膝を少しだけ曲げて、「いち、に、いち、に」で開脚→閉脚を30秒間くりかえす。自然と上体はそらし気味になる。両脚を開く角度は45度くらいか?
それがこのマシンに乗ったときの姿勢と運動だ。
これは、両脚の内側の筋肉を鍛える運動だそうだ。
女性だけのフィットネスだからできる格好だよなあ。。。

……などとつらつらと考えてマシンにのっていたら。。。

「ガーベラさーん!心拍数はかってくださーい」

とスタッフのやたら元気な声が耳にとびこんできた。

……はっ。

思わず足をすぼめる。

10分に1回、脈をはかって自分の運動量を確かめるのだが、いつのまにかその時間になっていた(汗)。
運動中はノリのいい曲が常にかかり、心拍数をはかるときは英語でその旨の指示がある。その指示に従い、めいめいマシンからおり、自分の手首に指をあて脈拍数を数えるのだ。

そのときだけ、ガンガンにかかっていた音楽をスタッフがとめる。
離れたところから、リモコンでCDデッキに向かってピッ!とするのだ。
そのリモコンでピッ!の延長線上に私とマシンが位置していた。

みんなが立ちながら脈をはかっている。そして、私の方にいっせいに視線が集中した。

……痛かった……。

いっしゅん自分にフラッシュがたかれたのかと思った(汗)

今でもその瞬間がスローモーションのようによみがえる。。。


あああー。集中しようぜ、自分!

よーし。今度から、マシンを30秒間に何回動かせるか数えてみようっと!


松谷 みよ子・文  司 修・絵 「日本の神話」 のら書店

2007-10-04 | こんな本読みました

『日本書紀』をまともに読んだことがありますか?

……私ははずかしながらありません(汗)。
……読みたいとも思ってきませんでした(さらに汗)。

「そんなことでいいのか!?日本人として。はずかしくないのか?」
……となぜか思い立ち、読んでみた(単にギリシア神話に触発されてなのだが。笑)

と言っても、児童書でー(笑)。

大人用(!)のだと挫折するのが目に見えているので、とりあえずおおまかなところを頭に入れておいてから。。。と思い本書を読んでみた。

さすがは、民話や昔話に造詣の深い松谷みよ子氏の書かれたもの!たいへんわかりやすかった。本書はあらましの流れを『古事記』上巻、神代の巻によってあるとのこと。それに「日本書紀」「風土記」のなかからも選び構成したものだそうである。

「古事記」にはないが「日本書紀」に語られているものがあること。出雲系の神々の国づくりが両者にはあまり書かれていない(大和朝廷の手によって書かれたものであるため)ので、それらは「風土記」からとったとのことである。

以下が目次

国生み
黄泉比良坂(よもつひらさか)
三人の神々
荒れるスサノオ
天の岩戸
ヤマタノオロチ
国引き
袋を背負った神
オオナムジ、根の国へ
蛇の室屋
異国の神 アメノヒボコ
こびとの神
天からの使い
国ゆずり
二ニギ 天くだる
コノハナサクヤヒメ
ウミサチヒコ ヤマサチヒコ
隼人舞いのおこり
ワダツミノヒメ
 解説

日の神、アマテラス。月の神、ツクヨミ。男神、スサノオ。この三姉弟の神々の関係がおもしろかった。太陽と月とが一日一夜をへだててすむことになったわけなどが書かれてあった。

子どものころ挿絵付きで読んだ、ヤマタノオロチや因幡の白兎、海彦山彦の話がありなつかしさを覚えるとともに、元の話をはじめて知った。個人的には、妻(イザナミ)を失ったイザナギが黄泉の国へ行き、妻と対面し会話しけんかする話(「黄泉比良坂」)がおもしろかった。つれもどしに行ったのにすごいことになってしまった……。

舌をかみそうな神々の名前が次から次へと出てくるが、<神>といえども非常に人間らしく描かれており興味深かった。

また、司 修氏の白黒の装画(エッチングなのか。版画なのか?)が神々のイメージを広げてくれるとともに、大古を想起させてくれた。司氏のこのような白黒の挿絵は初めて見たが神話にあっていると思った。

……これでいつか大人用のが読めるかな?(笑)

 


中谷 彰宏著 「大人のスピード読書法」 ダイヤモンド社 他

2007-10-02 | こんな本読みました

見かけるととりあえず手にとって読んでしまう本。それが、中谷氏の本だ。

先日いつも行く図書館とは違う図書館へ足を運んだ。すると2冊ほど氏の本を見つけた。
……のでさっそく借りて読んでみた。さくさく読める。そして刺激される。

1冊は『知的な男は、モテる』(大和書房)
もう1冊は『大人のスピード読書法』(ダイヤモンド社)

『知的な~』の方は、サブタイトルに<ライフスタイルを磨く57の方法>とある。著者がどんな男性が知的だと思っているのかを知りたいと思い読んでみた。以下、こころに残ったところを引用してみる。

<40 シンプルな本質は、経験がなければわからない。>
<シンプルな答えに「なるほどな」と思う人は、膨大な情報をいったん経由している人です。>
<シンプルな答えをパッと見た時に、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思う人は、細かい情報を経由していない人です。細かい情報を経由していないので、自分の中での整理ができないのです。
細かい膨大な情報が体の中を経由して、いったんその回り道をしている人は、
「ああ、そうなんだ」と、今までの膨大な情報がその一言でパッと解決します。自分の中に膨大な情報を持っていない人は、シンプルな真理を出されてもわからないのです。>

<28 禅問答は、最高の娯楽になる。>
<世の中のあらゆるテーマには、答えのない質問がたくさんあります。それをどれだけ楽しめるかです。
答えがないということは、答えがたくさんあるということです。それを受け入れられるのが知性です。>

もう1冊の「読書法」の方からは。。。
ちなみにサブタイトルに<時間がない人の53の具体例>とある。

<本と友達になっていくのは、人と出会っていることと同じです。正しい読書法は、正しい人づきあいの仕方と同じです。>

<「本を読むことで時間を短縮できる」ということを教えてくれる人に出会えるか、出会えないかの違いです。>
<本というのは、近道を書いた地図です。近道を書いた地図を読まないのは、損です。>
<本を読む人の時間の流れと、本を読まない人の時間の流れは、圧倒的に違います。それは頭の回転のスピードが違うからです。(中略)その人がどれだけ本を読んでいるかで、人生におけるあらゆる処理スピードに差が出てくるのです。>

<本を読んでいて一番面白いのは、「なるほど」と思う瞬間です。「うまいことを言うな」とか「そういう考えもあるのか」というのが「なるほど」です。
「なるほど」と思うことで、あなたの考え方はワンランク上へ上がります。考える基本は「なぜ」です。>

<「なぜ」がないと、「なるほど」にはたどり着けません。(中略)「なぜ」は本の中に書いてありません。「なぜ」はあなたの中にしかないのです。「なぜ」を持っているからこそ、本を読んだり人の話を聞いたときに、「ああ、なるほど」と思うわけです。「なぜ」のない人がいくら本を読んでも「なるほど」と感じません。>

<人を動かすことができるのは、言葉の力です。たった1つの言葉の力が、あなたの人生を変えていきます。「ああ、そうなんだよね」と思った瞬間に、その人は相手に敬服します。権威や肩書き、名刺やお金を振り回す人には、どんなに頭を下げていても、敬服はしません。
でも、言葉をくれた人に対しては、人間は敬服するものです。>

<その一行を面白いと感じられるのは、あなたの考えが導き出されたからです。人間は多くの場合、この1行は自分と同じ考えだという読み方をします。(中略)のどのところまで出ているけれども読者がなかなか言葉にできないことを言葉にするのが、著者の仕事です。>

<本の中では著者が自分の考えを述べていますが、それを読む読者にとっては、読者自身のことに気づくことが一番大事です。人間にとって一番大事なことは気づいていくことです。物事を知ることが最終目標ではありません。>

友人から「潔いところがすきだった」(なぜか過去形。笑)というお言葉をいただいたことがあり、ついほほがゆるんでしまった自分なのだが、実は頭の中は常にぐちゃぐちゃ(汗)。なので、時に中谷氏の本を読んで、頭をすっきりさせたり自分の方向性を確かめたりすることは、私にとって貴重なひとときであり得がたい体験でもある。

< >部は本書から引用した箇所です。

 


俳優業

2007-10-01 | 日々のあれこれ
今朝TVをつけていたら、こんな場面が映し出された。

「この映画でいちばんたいへんだったところはなんですか?」
「別にー」

……???……

質問をした人は、芸能レポーターらしき人。
そして、答えたのはこの映画の<主演女優>というのだから驚きだ。
しかも、映画の初日の舞台あいさつという場面での受け答えらしい。

金髪のウィッグをつけ、体は斜にかまえあごをつきだし、目はあからさまに挑戦的。まるで、生意気でいきがってる小娘のようー。

……そういう役だったのだろうか?映画の中でー。

いや。でも。たしか。。。詳しくはわからないが、純愛もののようだった気がする。引越し先に「ノート」があって、それは過去の住人の「日記」だった。そこには、秘密の恋がつづられていた。そのノートに書かれている人に自分もひかれー。。。というようなことを前宣伝でちらっと見た(あいまいな記憶の中で書いていてすみません)。

……役柄とは一変したイメージで自分を見てほしかったのか?

それにしては。。。。あまりにも好感度が悪すぎる。というか、見ている方も申し訳ないが「不快」になってくる。

……なにか憤懣やるかたない思いがあったのか?

この映画を見てほしくない……というメッセージがビンビンに伝わってきた。映画は俳優だけのものではない。監督はじめ何百人というスタッフの思いはどうなるのか?

……自分を印象付けるための戦略?

にしては、危険すぎる。
TVに出る人は「この人が出てるから見る!(見ない)!」という人気稼業。悪いイメージをもたれるより、良いイメージをもたれたほうがはるかにいい。
この受け答えだと、「自分は感情を制御できない人間です」ということを印象づけてしまったに過ぎない(TVで放映されていない所で、フォローしていたとしても)。

どう考えてみても、この受け答えは彼女にとって一利もない。

この先彼女はどう芸能界でいきていくのか?

……なんて違う意味で興味をいだいてしまった(悪趣味ですね)
……まあ、21歳(だったかな)という若さだったのでこれは勉強のひとつになるのか?

と同時に俳優さんってたいへんな仕事だなーということを思わされた。
そういえば、ここまで不快になるインタビューを見たことがない。しかも晴れの舞台でー。

たとえどんなにレポーターに腹をたてていようとも、個人的につらいことがあろうとも、あまり好きな仕事ではなかろうとも、その「仕事」のために自分の感情をいったんよこにおいておかねばならない。仕事を選べるのならそれでもいいが、まだ実績がないうちはなんでもやらねばならないだろう。

この受け答えの悪さで、俳優という仕事のたいへんさを世に知らしめた……という意味では、得がたい仕事をしたといえるかもしれないが。

*上記のインタビュアーの質問は正確ではありません。あしからず(汗)
*また、当方この主演女優に関する情報はいっさいもっておりません。