ガーベラ・ダイアリー

日々の発見&読書記録を気ままにつづっていきます!
本の内容は基本的にネタバレです。気をつけてお読みください。

解けた!④

2008-03-06 | ショートストーリー
図書室の隅のテーブルを陣取り、ふたりは向かい合った。

「よーし、いくわよ。第一問!」

リカコは用意してきた問題をタカシに渡した。

「うーーーん」と言ったきり黙りこんだままのタカシ。

「どう、できた?」

リカコはにやりとしながらタカシの手元を見た。まだ鉛筆は止まったままだ。

「できたー!」

第一問。時間は少々かかったがタカシは無事正答した。

「まあ。腕だめしね。じゃあ、第二問!」

少しレベルアップした問題が書いてある紙を渡すリカコ。

「あー。これ、これはどっかにあったなあ。。。」

と言いながら、再び参考書をぺらぺらとめくるタカシ。

「これでどうかな?」

自信なさそうに差し出された紙を見てリカコは赤ペンをにぎった。タカシの回答に大きく赤丸がつけられた。

「案外やるわね。よーし第三問!これでどうだ!」

「よーし。やるぞー!」

第一問第二問と正解してきたタカシは、だんだん自信をつけてきたのかがぜんはりきり出した。しかし、第三問目の問題をみるなり

「うーーーーーん」

とうなった。うなったきりじーっと紙を見つめとうとう腕組みをはじめた。

タカシの真剣な表情をみつめるリカコー。

いきなり鉛筆をにぎったかと思うと、カツカツと鉛筆の芯の音をひびかせながらタカシは紙に答えを書いていった。

「どうだ、これで!」

手渡されたタカシの回答を見てリカコはまゆをしかめた。

「どうなんだよ。あってるのか?まちがってるのか?」

リカコは声をあらげて言った。

「合ってるわよ!」

「よーし。じゃあ、これで証明終了だな!」

満面の笑みのタカシをよそに、じーっと問題用紙を見ていたリカコはこんなことを言い放った。

「だめよ。これじゃ証明にならないわ!」

「…どうして?」

「だって、問題を解くのに参考書を見ていなかったじゃない。これじゃ、いい参考書かどうかの証明にはならないわよ!」

そこでタカシはあわてて参考書のページをめくった。

ない、ない、のってない。リカコの出した問題もその解答例もー。

「……くっそー……」

くやしがるタカシを残しリカコは足早に図書室から立ち去った。
リカコの顔からは血の気がひいていた。

なぜならあの問題はリカコが20分かけて解いたものだった。それをほんの数分でタカシは解いたのだー。

(ほんとは、あいつ……)

そう思うと、リカコはなんだか落ち着かない気持ちになった。


解けた!③

2008-03-04 | ショートストーリー
タカシは自分の参考書のすばらしさの「証明」のために、とりあえず次の算数のテストで満点をとることを目標とした。

そして見事に目標を達成した。

そこで、リカコに報告すると。。。

「あら、おめでと。…でもさ。これで証明になると思ってないわよね?」

「はあー?」

「だってさ。学校のテストで100点とるのなんて、授業まじめに聞いてればできるものでしょ」

「……そ、それはそうだけど。。。」

見栄を張って答えたが実はタカシにとって、これが2回目の満点だった。はじめてとったのは2年生のときの時計の問題。それ以来だから4年ぶりだ。

「じゃあ、どうしたら…」

「そうねえ。こういうのはどう?わたしが出した問題を解くのよ!」

というわけで対決いや証明は、一週間後の放課後図書室でということになった。

ー一週間後ー

「お待たせー」

やたらにこやかな笑顔のリカコが、手を振りながら近づいて来た。

「やあ……」

タカシは力なく答えた。

これから白熱したバトルが繰り広げられるとは、この時ふたりは思ってもみなかったー。


解けた!②

2008-03-03 | ショートストーリー
「絶対いいって!これでいっしょにベンキョーしようぜ」

タカシは参考書と自作のポスターを見せながら、ハルキやショウを前に説得した。そうすれば売り上げ部数も増える。一石二鳥というわけだ。

「エンリョしとくよ。おれたちはさ……」

そこへ高い声が割りこんできた。

「うるさいわねー。奇跡の参考書?なにそれ?」

(……げげげー。リカコだ。おまえにゃカンケーない。1、2年のころはおまえとよく外で遊んだ(いわゆる幼なじみ)だけどな…)

「い、いいよ。。。できるヤツにはさ…」

「いいじゃない。あたしにも見せてよ、そのキセキとやらをさ」

「……いいって。ハルキとショウとやるからさ。。。」

「ほら。ハルキくんたちこまってるじゃない。そもそもあんたが言ってもセットクリョクがないのよねー」

リカコはいやがるぼくから、なかば強引に参考書をとりあげた。

「…ふうん。。。うちのママが言ってたけど、参考書はとらのマークに限るってよ」

「あの黄色くて分厚い、実力、学力、ぐんぐんぐんってヤツか…。でも、これはホントにいいんだよ!答えだけじゃなくてその途中の式の説明があって、できなくても大丈夫だっていう励ましがあって、復習の問題がすぐ横についていて…」

「んもー。うるさいわね!ごちゃごちゃ言ってないでさ。そんなにいいんなら証明してよ。ショウメイ!!」

「ショウメイ……?どうやって?」

「そんなの、自分で考えなさいよ。証明したら信じてあげる!」

(信じてあげるって。別にあいつに信じてもらわなくてもいいんだけど…。)

気づいたら「証明してやるよー!」と叫んでいたタカシ。

……あああー。どうしたらいいんだ……。


解けた!①

2008-03-02 | ショートストーリー
「やったー!解けたー!!」

タカシは自分の部屋のドアを開け放ち、外に飛び出した。

「どうしたのかしら、あの子ったら」

母のみち子がタカシの部屋をのぞくと、窓から入ってくる風が机の上にある数学の問題集をぺらぺらとめくっていた。

「なにこれ。こんな簡単な問題が解けなかったなんて。。。他の問題はずいぶん解けてるのに……」

ペンケースの横に目をやるとていねいに解答が書いてある紙がたたんでおいてある。けげんな顔をして夕飯作りに戻った。

タカシが息をはずませてキッチンに顔をのぞかせた。

「どうしたの?赤い顔して」

「……いや。ちょっと。算数の問題集を買ってきた」

タカシは照れながら紙袋を掲げた。なにやら喜びをかくせないようである。

「ふうん……」

2階からタカシの声が聞こえてきた。

「おーーーし。やるぞーーー!」

はりきるタカシにととまどいつつも、やる気を見せた息子のすがたにうれしそうな母であった。

父親のカズオが帰宅し、みち子はタカシのやる気について報告した。

「へんなやつだな。あの問題ならこの前答えを書いた紙を渡しておいたのに」

「あの紙はあなたのだったのですね。見た様子はなかったようだったけど…」


翌朝、母はタカシにやる気の理由をたずねてみた。

「いい参考書を見つけたんだよ。これ一冊でなんでも解けるんだ!」

著者と出版社を確かめると、みち子の全く知らないものだった。

「この人のはすごくわかりやすいんだ!ぼくの疑問に答えてくれるんだ。しかもなぜだかやる気がわいてくる。こんどファンレター送ってみようかな」

「でも、その前にすることがあるんじゃない?」

「…その前にすること……?」

「そうよ。それを書いた人がよろこぶこと」

「…よろこぶこと。。。そっかー!」

タカシはすぐさま階段をかけ上がり、机の前に座り鉛筆をにぎった。

その夜おそくまで、タカシの部屋の電気はついていたー。


翌朝タカシを起こしに部屋に入ったみち子は、机の上を見て目をまるくした。

「……あの子ったら……」

みち子の手にはカラーペンで彩られたイラスト入りの一枚のポスターがあった。

「奇跡の参考書 これであなたも数学博士に!」

みち子は言葉を失ったー。


吸い込まれ

2007-12-14 | ショートストーリー
A子のつぶやき

「ちょっと聞いてくれるー!うちのご主人様ときたらさー。。。」

あたしをこの大事なあたしをよ、忘れて旅行に行っちゃったのよ!

おかげであたし、ご主人様のところに戻れずなんだかわからない口に吸い込まれ出て外に出てこられなくなっちゃった。

それでさらについてないことに、あたしみたいなみなしごたちがごっそり集められている箱の中に放り投げられたのよ。ひどいと思わない?

あたしマジ、むかついちゃったわよ。

こんな仕打ちないんじゃない?
普段だったら財布の中の一番上等な席に位置してるっていうのにさっ!

……ここじゃ、同じ穴のむじな同士肩寄せ合って、なぐさめあってる。

………みじめ………

3日後ご主人様が迎えに来てくれたときは、心底ほっとしたわ。
やっとここから脱出できるってね。。。

A子のつぶやきを聞いていたB男。

「おいおい、A子もやられたのかよ、あの女主人に!」

あいつ、だめだめ。つかえないよほんとに!

俺なんかさ、あやうく知らないやつの手に渡りそうになったんだぜ!

すんでのところで、吸い込まれたんでぎりぎりセーフだったけどよ。
あれで、あと1秒遅れていたら…と思うと今でもゾッとするぜ。

いくら使えねー女主人でもさ、知らないやつに知らない所につれていかれるよりましだしな。

……しっかしよ。おかしかったぜ。あの女主人の血相かえた青白い顔!

なんだか、俺をさがしによ駅前まで来たらしいんだよ。もう窓口はしまってるってえのに。

あるわけないのにさ。1時間前に使った機械のところなんかにさ。

なにをとちくるったか、あるかもしれないっていう望みを抱いてきたのかね?
まったく楽観的な主人だよなー。

……でも。ある意味来て正解だったかもしんねえけどさ。

だって、機械の左横に電話があってさ、そこの電話の白いボタンを押すと店の人としゃべれるようになってんだって。

そこで、店の人に聞いてみたらしいんだよ、おれの行方。

そうしたら、吸い込まれたってんで女主人天にも昇る気持ちになったらしいんだ。

何度も頭下げてさ、ほっと胸をなでおろしながら「いい人っているんですねー」とか言って感激してる。

…単に、吸い込まれただけだってえのにさ。

なんだか、話を聞いてたら俺様のことはすでに諦めモードだったらしいんだ。

使えないようストップかけたって言ってたから。

まったく、早とちりもいいとこだぜ!

でも店の人がいい人でさ。すぐに使えるよう機械の設定を解除してくれたんだよ。

おれもほっとしたぜ。とりあえず元いたところに戻れることになったからさ。

女主人は、なんだかめんどくさい手続きを店でしなくちゃいけないらしんだけどな。まあ、自業自得ってもんだよな。大事な大事な俺様を忘れて行くなんてさっ!


以上

~米国BANK OF A子(カード)と日本国M銀行のB男(通帳)の会話より~


キョウイ

2007-02-11 | ショートストーリー
正月にゆるんだ体を気にしていたA子は、無料体験後即座にフィットネスクラブに入会した。他の人がなんと言おうとも、自分の体重へのこだわりがある。ある体重のラインを超えることがゆるせないのだ。というより、いったんそこをゆるすととめどもなく膨張していくことのこわさを身をもって知っているからかもしれない。

いきなり「身体測定」をさせられ、自分専用のファイルにサイズが記入されていった。はじめて自分の体のパーツの長さ、太さ、重さを正確にそして客観的に知ることにより、かなり「闘争心」をかきたてられた。

「はじめの1ヶ月で結果を出す!」

フィットネスクラブに通う人の平均年齢の高さに愕然とし、こうなりたいというモデルがいないことに違和感をもったA子は、すでに「ここからの脱出」を目標とするようになっていた。

……一ヵ月後。測定の日が来た。

……結果。。。

ウエスト、お腹まわり、ヒップ、体重。そのどれもがサイズダウンした。しかし、反対にももまわり、うでまわりの数値がごくわずか上がっている。ほんのすこしだが筋肉がついたのだろう。

A子は驚きをかくせなかった。そして、測定してくれたスタッフと手に手をとりあってよろこんだ。

……しかし。内心A子はこんなことも思っていた。

初めに計測してもらったとき、体へのメジャーのあてかたが「ゆるかった」気がした。つまり、いろんなサイズの数値が実寸より「大きめ」に出ていたのではないかと。そして、実はこれがここのクラブの「戦略」のひとつなのではないか。

顔ではよろこんでいたが、内心こんなんではだまされないぞと思っていた。かなり疑り深い性格である。

……しかし。ひとつだけ合点のいかないことがあった。

それは胸囲だ。胸囲の数値がほんのわずかだが上がっている。これはどうしたことか?

今回計測してくれた人は、初回の人と違ってかなりきっちり体にメジャーを当てていた。それゆえサイズがダウンしていたのではないか。。。と推測していたのだが。。。

胸に効くマシンはいくつかある。これの成果があらわれたのだろうか?にわかに信じがたいが。。。

胸囲の数値があがった。。。実に「脅威」である。
……じゃなくて「驚異」である。

フィットネスの帰り道―。

正確な数値なんてどうでもいい。もうちょっとこのクラブで続けてみようと思った。こころに新たな目標をいだきつつー。


日本語のわかるネコ④

2006-05-23 | ショートストーリー
あいつがいつのまにかやって来ていた。
窓の外にちょこんと行儀よくすわり、すました顔でわたしの方を見ていた。
目が合った。

「おおー、また来てくれたの?」
「ニャー、ニャー、ニャー」
あいかわらずの、高いか細いソプラノ。

いろんなところをなでた。
あいつも、耳をこすりつけてきた。

すると、前足を上げ舌でぺろぺろなめだした。
その足で、時々顔をこする。
その仕草が、なんともいえずかわいい。
そんな無防備な姿を私に見せてくれるなんてー。

うれしくなって、ちょっとおなかのしたに
手を入れて強くなでた。
すると、いきなりあいつが噛んできた。

(ご、ごめん。。。)

頭から背中にかけて、おわびのつもりで何回かなでた。
すると、またすばやく噛んできた。

「いたっ」

(なんで、噛むの…?)

わからなかった。
わからなかったけど、なんだかうれしかった。
私とあいつとの距離がちょっとだけ縮まったようでー。



日本語のわかるネコ③

2006-05-17 | ショートストーリー
朝、窓からふと庭に目をやると、あのネコが一目散に私の方に向かって走ってきた。
まるで、私を待っていたかのようにー。
(かわいい。こんなに必死にかけてくるなんて。。。)

私の方にいったんやって来たが、またふいにどこかに行きそうだったので、
右手を伸ばしてみた。

そろーり、そろーり近づいてきた。

なぜかこのネコは、顔を横に向けて私の手に耳をこすりつけてくる。
目をつぶって。気持ちよさそうに。

何回かこすりつけると、数歩あるきだす。
私に背中を向け私と同じ方向を見て、ピシッとした姿勢で耳をそばだてている。
物音がする方に敏感に反応する。

ぐるりと近くをゆっくり回ると、また近よってくる。
今度は、ちょっとだけのどを鳴らした。

「ぐるるる…」

のど元に手をやって、なんどかなでた。
そうやって、朝はさよならした。

そして、夜。
どこかで「にゃー」とか細い声が聞こえてきた。

「えっ?」と思って窓を見た。
すると、あいつがしゃんとしたいい姿勢で私の方をじっと見ていた。
顔をのぞくと、朝とちがって黒目が大きかった。
ひときわいい顔に見えた。

「あんた、また来たの?」
「にゃー」

また、なでてしまった。
しっぽもちょっとつかんでしまった。
くるんくるん、たてにふったりよこにふったりした。

朝のように耳をなんどもこすりつけてきた。
のどもならしてきた。
毛づくろいもはじめた。

(ああ、だきあげたい。。。)
そんな気持ちをおさえながら、あいつの背中をじっと見つめた。

あいつは立ち上がると、またふらりとどこかへ行ってしまった。
うしろ姿を目で追っているうちに、視界から消えた。

そうして、私はそーっと窓をしめた。


日本語のわかるネコ②

2006-04-15 | ショートストーリー
また来た。あのネコ。

玄関で友だちと「さよなら」した途端、見計らっていたように木の陰からぱっと飛び出してきた。
左から右にさささっと走り抜けた。
私は思わず目で追った。

「行っちゃうの・・・」と思った瞬間、私は身体を乗り出していた。
ぴくっと後ずさりして、ネコは進行方向に逃げようとした。
私は思わず、右手をさし出していた。
(こっちへおいで。。。)

すると、あいつがゆっくり歩いて来た。
意外と素直なコだ。
首の下に手を入れてそっと触れてみた。逃げない。
目と目が合った。
透きとおった黄緑色の目をしている。
ひげがぴんとはっていて、白くて長い。

「ねー、あんたどっから来たの?」
するとあいつは答えた。
「ニャー、ニャー、ニャー」
意外とか細くて高いソプラノだった。
(やっぱり日本語がわかるんだ。。。)

私はしゃがんで、あいつの背中に手を置いてみた。
しっぽの先ががくるんくるん手をこまねいているように動いた。
私は、頭からしっぽにかけてゆっくりゆっくりなでた。
3回なでた。

こんなにぬれちゃって。。。

毛はしっかりしていてちょっと硬かった。
でもなんだかあったかかった。
(あんたに会えてうれしいよ。。。)

むかし飼っていた、オスの三毛猫(珍しいらしい)を思い出した。


炭焼きチキン

2006-04-13 | ショートストーリー
<夕食の準備中>

母 「はーい、ごはんよー」
ミミコ 「わーい、今日はなんだろう?」
キッチンの調理台をのぞきこむミミコ。

ミミコ 「なに、これー!?」
母 「今日は、炭焼きチキンよ~」
ミミコ 「えー、から揚げ焦がしただけじゃないのー!?」
母 「そうとも言う」
確かに、色は黒糖の「かりんとう」さながらである。

<食卓にて>

ミミコ 「今日のメインディッシュはなに?」
母 「だから、炭焼きチキンよー」(あんたもしつこいねー)
らら 「なんか、すごい色だねー」
母 「こっちの方をお食べ~」(かりんとう色をしていない方を取り分ける)

母 「あれっ、この炭焼きチキン意外とおいしい~」(んな訳ないが言ってみる)
ミミコ 「えっ、そうなのー。いっこちょうだーい」
ぱくりとひとくち食べるミミコ。

ミミコ 「ほんとーだー。なんかこうばしいね~」
母 「そうよね~」
らら 「えー、わたしも食べたい!」
母 「ごめんー、もうないよー」
らら 「えー、ズルイ、ズルイ!」
母 「あー、まだバットにあったあったー」
(実はまだ、たーんとあるのである)

らら 「わーい!」
ひとくちたべる、らら

らら 「ほんとうだー。けっこういけるねー」
母 「でしょう。めったに食べられないからよーく味わっといてね」

(ことなきを得てほっとしたのもつかの間)

らら 「ところでさー、なんでこんな色になっちゃったの?」
母 「いや、だからとりにくを揚げて、最後に炭であぶって・・・」(しどろもどろ。。。)
らら 「油の温度が高かったの?」
母 「う、うん。。。」
らら 「あっ、強火だったんだ!」
母 「いや、揚げる前に油をあっためすぎちゃって。。。」


ららのスルドイつっこみ。。。
今日の勝負、母の完敗である。