久しぶりに会った友人がランチをしながらつぶやいた。
「今、自分探し中なんだよね。」
裏を返せば、自分のための時間が増えたということだ。
「10代のころに好きだったことを思い出してみたら」
と言ってみた。最近読んだ本にそう書いてあったからだ。
「あっ。今、ガーベラに言われて思い出した。私、〇〇が好きだったんだよねー。」
「へっ。そうだったんだ。」
中学時代からの友人なので、かれこれ〇十年の付き合いになるが、初耳だ。
思い起こせば、先ほどまで一緒に見ていた某新聞社が主催する書道展で達筆すぎて読めない作品を二人でうんうん言いながら見ている時に彼女は言っていたではないか…!
次は、私が思い出す番だった。
「さっき、ある作品を見て、五七五調になってるね。これは漢文だね。」と言っていた!。
書道の作品を見て、そういう視点が持てるということは、関心があるということの裏返しなのだ。
それを無意識に言っていたのだ。
もう、彼女の中にはあるのだ。気付いていなかっただけで。
「そうだ!今度、本読んでみる」と晴れやかな顔で言って、別れた。
次に彼女に会うのはいつだろう。
彼女の変身した姿に会うのが、今から楽しみである。
「今、自分探し中なんだよね。」
裏を返せば、自分のための時間が増えたということだ。
「10代のころに好きだったことを思い出してみたら」
と言ってみた。最近読んだ本にそう書いてあったからだ。
「あっ。今、ガーベラに言われて思い出した。私、〇〇が好きだったんだよねー。」
「へっ。そうだったんだ。」
中学時代からの友人なので、かれこれ〇十年の付き合いになるが、初耳だ。
思い起こせば、先ほどまで一緒に見ていた某新聞社が主催する書道展で達筆すぎて読めない作品を二人でうんうん言いながら見ている時に彼女は言っていたではないか…!
次は、私が思い出す番だった。
「さっき、ある作品を見て、五七五調になってるね。これは漢文だね。」と言っていた!。
書道の作品を見て、そういう視点が持てるということは、関心があるということの裏返しなのだ。
それを無意識に言っていたのだ。
もう、彼女の中にはあるのだ。気付いていなかっただけで。
「そうだ!今度、本読んでみる」と晴れやかな顔で言って、別れた。
次に彼女に会うのはいつだろう。
彼女の変身した姿に会うのが、今から楽しみである。