ガーベラ・ダイアリー

日々の発見&読書記録を気ままにつづっていきます!
本の内容は基本的にネタバレです。気をつけてお読みください。

むかしのあそび

2006-12-18 | 学校
日本のむかしのあそびを体験する…ということで、小学校の体育館にボランティアに行って来た。地域の方、お母さん方合わせて30名近くいたであろうか。

あそびの内容は「竹馬」「羽根つき」「ゴム段」「あやとり」「こま」「おはじき」「おてだま」。各自行きたいコーナーへと足を運び、先生の合図とともに違うあそびへと移動する。

はじめに地域の方の自己紹介があった。某TV局の長寿の方のクイズ番組よろしく、いきなり片手を挙げて「…っちわっす!○○です。94歳です!」という方、「ベーゴマ。じゃない、コマを担当します」と言う方。。。なかなか味があった。また、お母さん方の方は、簡単に名前と担当あそびを述べていく。自分のお母さんが来ている子はかなり気になっているようである。「来るはずの自分のお母さんが来ていない…」とべそをかきながら先生に訴える姿の子どもも見られた。

私は羽根つきを担当したのだがこれは非常にむずかしい。なかなか続かない。まず子どもたちの多くは、サーブ(?)の時点で羽子板に羽を当てることができない。空振りするのである。羽を手から離してしまう子、目の前に羽を持ってきて当てようとする子さまざまだ。

しかし、少しコツを教えるとサーブはできるようになる。しかし次に来た羽を打ち返すとなるとさらにむずかしい。右利きなのにいつのまにか左手に羽子板を持ちかえている子、バットのように横に振り回す子…。やる気はあるのだが、技術がそれに伴わない。かくいう私もそれほど上手くはないが。

なかには当てるのが上手で6回打ち合いが続いた子もいた。たいていの子は2回もしくは3回が限度。その子になにかスポーツをしているか尋ねてみたら、テニスを習っているという。なるほどなあと思った。ラケットの面の使い方を羽子板にうまく応用しているように思った。

約1時間。羽根つきをしていたらかなり身体が熱くなった。タートルネックのセーターを着ていったのだが大失敗。しかし、他のあそびを担当した方は寒くて寒くてカイロが役に立った…との声も聞かれた。

……こうして楽しい時間が過ごせたが、ふと自分の小学生時代のあそびをふりかえってみると「むかしの遊び」をしていたことが判然とした(汗)。

……どれもやっていた。上記以外のものでは「めんこ」もやっていたっけ。

といっても、給食の牛乳がビンのふた(キャップ)をめんこがわりにして。「ぺちくり」と言うもので、パチン!と上からたたいて相手のを裏返すルールではなく、三本の指(親指、人差し指、中指)を使って自分のキャップをはじき、上に乗せておいた相手のキャップが裏返ったら勝ち。というものだ。

……しかし、この「ぺちくり」の遊びも牛乳がビンでなくなったので自然と消滅したなあ。

あとよくやったのはゴム段。色とりどりのゴムをつなげて長い一本のゴムにする。
低いときは余裕で飛べていたが、高くなるとだんだん難しくなる。しかし、これができるとすごく気持ちがよかった。この体験はのちのち「棒高跳び」の記録にすこーしだけ生かされるようになったなあ。

……などとしばし郷愁にふけってしまった。。。

この学習を機に家で「おてだま」や「あやとり」に夢中になっているわが子である。


教室環境

2006-12-06 | 学校
小学校へ授業参観に行った。2日にわたって。

教室に入る。前を見る。

「学校教育目標」「学級教育目標」「話し合いのめあて」「声の大きさ」「今週のめあて」などが掲げてある。

……スローガンがすきだなぁ(笑)。

これは、なにもこの学校に限ったものではないだろう。

もう少し、視線を落とす。

黒板。テレビ。教卓。棚。オルガン。。。などが目に入る。

……いったい、いつの年代のものだろう?

スチールものもは、色がはげかけきずが目立つ。
木製のものは、地の木のはだが見えかくれする。

……どれも子どもたちが毎日目にするものばかり。意識せずとも目に飛び込んでくる。

まばらな色の壁や疲れた教室の備品たち。それらが子どもたちに与える影響はどのくらいのものだろうか。

それらに対して、なにも思わない。むしろ、学校の教室なんてそんなもの。。。
として受け入れていくのだろうか。

教室の窓からは、近代的なすらりとしたのっぽのビルたちが見える。
大きなドーム型の運動のための施設も横に並ぶ。

……目の前の景色と遠くの景色の落差にとまどいを感じるのは、わたしだけだろうか?






音楽鑑賞会

2006-11-02 | 学校
小学校の音楽鑑賞会に出向いた。子ども達とともに音楽を鑑賞するというものだ。(午前中は低学年。午後は高学年の子ども達が鑑賞する)。PTA主催のもので、学校の体育館で行われた。時間は約1時間。毎年行われているそうなのだが、今回の内容は「弦楽四重奏」と「ソプラノ・バリトン」の独唱・合唱だった。

第一部は、弦楽器による演奏。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。どれも有名な曲ばかり。「アイネ クライネ ナハトムジーク」や「ユーモレスク」「となりのトトロ」などが演奏された。

バイオリン2名、ビオラ2名、チェロとコントラバスが1名ずつの計6名。それほど大きな音量ではないが、体育館の舞台からきれいな音色が鳴り響く。ほんのひととき、ゆったりとした気分となった。楽器の紹介や弦や弓の素材について話があった。

第二部になると、弦楽器の方たちは舞台から消え、声楽の方とピアノ演奏の方が登場。ソプラノの女性が出てきたとたん、舞台がいっきに華やかになった。

ちょうちんのような大きな丸い袖。胸元は黒地に金の刺繍が施してあり、そのほかの部分は鮮やかな赤色。とってもボリュームのあるドレスを身にまとっている。声も当たり前といえば当たり前なのだが、ハリとツヤがありマイクを通して聞く声もよくひびき美しい。体育館という味も素っ気もない舞台に、誤って舞い込んできた季節はずれの大きな蝶々みたいだった。

黒いスーツ姿のバリトンの男性は、これまたおもしろくて、よく響く低声で「寸劇か?」と見紛うような演技力で会場のみんなを笑わせる笑わせる。また、笑いをとるために(?)日頃から、「歌」以外のことも訓練しているように思った。例えば、力こぶをつくり筋肉をぴくっぴくっと動かしてみたり、ムーンウォークをしてみたり。

オペラも披露してくれたのだが、そのオペラのあらすじ(内容)を一人でおもしろおかしく子どもに伝える。これは、並大抵のことではできないことだなあと感心した。

ソロで、ムソルグスキーの「のみの歌」を演技を交えて披露してくれたのだが、笑いがたえず、演技と共にその歌声に子ども達はかなりひきつけられていた。

また、ロッシーニの「ねこの二重唱」という曲は、ソプラノとバリトンで歌ってくれたのだが、おもしろいことに歌詞が「ミャーオ」(それともニャーオ?)しかない。その一語だけでオス猫とメス猫が仲良くなっていく様がわかる。すばらしい表現力だなあと思った。

オペラは「ある晴れた日に」(「蝶々夫人」より)と「パ パ パ」(「魔笛」より)の2曲だった。ふだん、オペラに接する機会のない子ども達にとって、新鮮な体験だったのではないかと思った。そして、もしかしたらこの子どもたちの中で、「オペラ歌手になりたい」とか「バイオリニスト」になりたい……という憧れを抱いた子もいるかもしれない。

そういえば今年のまだ暑いころ、オリンピックの金メダリスト(水泳)、北島康介さんが、母校を訪れ子ども達と一緒に学校のプールで泳いだというニュースを見た。大リーガー選手が、地元の小学校を訪問するというニュースもアメリカで見た。

このように、いろいろな人が子ども達に接する機会を設けるというのは、とてもいいことなのではないかと思った。その人や職業に憧れを抱くというだけでなく、例えば、なにかで心が弱っている子は、その人のがんばる姿から勇気を得るかもしれないし、その人の小さい頃の話を聞くことによって、自分の将来を明るく描けるかもしれない。

学校を閉ざされたところにせず、いろんな人と接する場が増えるといいと思う。保護者や地域の人でももちろんいいと思う。大人の側も、今の子どもの様子を見ることはいろんな意味でいいことだと個人的には思っている。



始業式!

2006-09-01 | 学校
夏休みが終わり、いよいよ新学期が始まった。
2学期の始業式。
転入初日ということで、親も体育館のはじに並ぶ。
転入生6名も、各学年とは離れたところに、一列に並んでいる。

全校児童の様子を見る。
どんな先生がいるのだろうか?どの人が校長先生?
男の先生の服装は上着は白いワイシャツ、下は黒のスラックスに統一されている。ネクタイはしている人としていない人といる。
女の先生の服装に関しては統一感はない。

全校児童が集まるまで、転入生は座っていた。

ふと、わが子に目をやると。。。

な、なんと「あぐら」をかいているではないかーーー!(汗)
こういうときは「体育館座り」なんだよねー!

……まー、わからなくてトーゼンか。。。
……去年までこうして学校で座っていたんだものね。。。
こっそり座り方を教えた。

「目でまえーならえ」。吹奏楽団の伴奏による「校歌斉唱」。校長講話。

……どれも、とってもなつかしい光景だった。
……なんだか胸の奥がホカホカしてきた。



名前つけ

2006-08-25 | 学校
もうすぐで2学期が始まる。
学校で指定されたものは買い求めた。
そして、それらに「名前」を記入もしくはシールをはった。

「算数セット」。これのシールはりに時間がかかった。
4つの小さな溝をもつおはじき。
マッチ棒のような細さの数え棒。
リングでまとめられた計算カード。
あめ玉のような四角いブロック。などなど
どれも小さく、細かい。

その他に、油粘土。粘土板。はさみ。クーピー。クレパス。絵の具。リコーダー。などなど。

これらの作業を通じて思ったことだが、どうしてこう日本は「個人で所有」するものが多いのだろうか?

算数セットだって粘土だってはさみだって、学校で備品としてそろえてそれを毎年使っていけばいいのではないか?

まだ買い求めてはいないが「けんばんハーモニカ」も個人所有のものだ。
これも、吹き口だけ個人で用意させて、あとは学校で用意すればよい。

なぜこんなことを思うかというと、これらを使う期間が非常に限られているからだ。しかも1年生がこんなにたくさんのものを「自己管理」するのは結構困難なことでもある。

「算数セット」「けんばんハーモニカ」はたったの2年間。
「習字道具」は4年間。「裁縫セット」は2年間。

その時期を過ぎると、家の中で居場所がなくなるものたちもある。
それらのものは、その後各家庭でどうしているのだろう?

「毎年恒例」ということで、安易に買ったり買わせたりしてはいないか?
本当に「個人」所有の必要があるのか、ないのか。

使わなくなったけんばんハーモニカを寄付で集めて、学校所有の数を増やしていくとか?
どこかで、誰かがそういうことを「検討」しているのだろうか?


オフィスレディ

2006-07-01 | 学校
小学校のオフィスで、スクールレポート(在学証明書)の申請をした。
1週間後にできるので、取りに来るよう言われた。

オフィスは校舎の入口にあり、ボランティアや所用で来校した際には必ず立ち寄らなければならない。入口にある所定の紙に、自分の名前、入るクラス名、入校時間、退校時間を記入する。

事務室は明るくオープンで、子どもたちがそこで親を待ったり、ちょっと本を読んだり・・・というスペースがあり、本やテーブルが置いてある。親に電話したいときは、自由に電話をつかうことができる。

ここのオフィスでは、全校児童の名簿や情報を管理している(他の学校はよくわからないが、おそらく同様だと思う)。また、ランチマネーや各種の申込書の回収、スクールマークの入ったTシャツなどの販売など、なにからなにまでやってくれる。親も用事があったらここに来て相談すればよい。担任の先生を通じなくてもことが足りる。こうして夏休み中でも対処してくれるのである(もちろんオフィスの夏休みもあるが)。転入の場合もここで受け付けてもらえる。

例えば学校を休む時の連絡も、オフィスに電話をすればよい。早い時刻の時は留守電メッセージにいれておく。そうすると、後で担任の先生に報告してくれるのである。もちろん、担任の先生に直接電話してもいいのだが(各教室に担任の先生の直通電話がある!)。

オフィスのすぐ近くに校長室、放送室、教材室がある。
オフィスの2人の女性は、かなりベテランなかんじ。笑
ひとりはめがねをかけていて、わからないことはなさそうな人。
もう一人はやせていてブロンドの、笑顔のステキな人。
オフィスに寄ると、必ず声をかけてくれる。
頼りになるオフィスレディー(?)である。


運動会

2006-06-24 | 学校
日本語を学ぶ学校で「運動会」が催された。
現地の小学校が夏休みになったため、日本に一時帰国し「体験入学」する子どもが多い。そのため、運動会に出席する児童の数もいつもより少なかった。

朝から「運動会日和」。雲ひとつない「日本晴れ」ならぬ「アメリカ晴れ」(!?)。日本式に「開会式」あり「準備体操」あり「選手宣誓」あり。これだけで30分くらい費やした。

そのあと、各学年の「個人競技」と「団体競技」。PTA参加による「パン喰い競争」「綱引き」が行われた。今回は、私も潔くビデオを手放し(しかしカメラはまだ未練あり)、しっかりこの目で子どもたちの様子を脳裏にやきつけた。いつもより気が楽だったし、なにより楽しめたように思った。

今回はなぜか放送機器の調子が悪く、運動会を盛り上げるひとつの要因である「BGM」がほとんどなかった。やはり「天国と地獄」「クシコスポスト」「双頭の鷲の下に」などなど定番の曲と共に、リレー等の競技を大きな声で応援したいものである。

「紅白対抗リレー」といえば、運動会の「とり」であり「花形競技」である。特に高学年になると、わき目も触れず一心不乱にバトンをもって走る姿(しかも、すごく速い!)は、とても惹かれるものがある。憧れですらある(普段は目立たない子が活躍したりすると、なおさらである)。

また、この「リレーの選手」にわが子が選出されるというのは、親にとってもうれしいものであろう(私自身はそのような思いをさせてもらえることはなさそうであるが)。

また、個人競技(徒競走など)では、1等から3等までの子どもはワッペン(等賞によって色が違う)のようなものを胸につけてもらえる。子どもは案外それをもらうことをひとつの「めあて」にしているようである。もらえなかった(4等だった)と言って、母親の胸で泣いている女の子の姿を見た。

学校行事にはいろいろなものがある。またそれに伴いいろいろな賞がある。
その賞をもらうために「努力」するというのは、個人的にはいいことだと思う。

「悔しかったら、自分ももらえるようにがんばろう!」でもいいし、「いくらがんばっても○○さんにはかなわないな」でもいい。各種行事から自分なりに「気づく」ことがあればいいと思っている。


学年度末パーティー②

2006-06-19 | 学校
本日は、キンダーガーテン(幼稚園)のパーティーに行った。クラスによりやり方が様々なのだが、このクラスの先生はなかなか熱心な方だという評判だ。

まずパーティーを夕方(6時半~)から行った。はじめの30分は「ポットラック」(もちより)パーティー。ピザ、サラダ、おにぎり、ミートボール、ラビオリ、フルーツなどなど。少しずつ紙皿に取っていっても全部はのりきらない。どれもおいしかった。

次に子どもたちによる歌と詩の発表。どの子も口を大きく開けている。保護者は椅子に坐って観覧。ビデオ、カメラによる撮影をしている人もいる。

その次は、先生の手作りのクラスアルバムのスライドショー。上の子の先生と同様スマートボードに音楽つきで映し出してくれた。各種行事名が入っており、この1年間を懐かしくふり返ることができた。また、最後にはひとりひとりの子どもの顔写真と将来の夢がかいてある写真が映し出された。将来の夢は「先生」「科学者」「芸術家」「警察官」などさまざまだった。このスライドをコピーしたCDを先生よりプレゼントしていただいた。そのあと先生にクラスマザーより、お礼の花束贈呈。子どもたちには「修了証書」(イラスト入りのかわいいもの)をもらった。

そのあと、どでかいケーキを切り分けたものをいただく。どのくらいの大きさかというと、正確にはわかりかねるが、だいたい60センチ×80センチくらいではなかろうか。そしておどろくことにそのケーキの真ん中に「クラス写真」がプリントしたものが貼りつけてある(この材質はよくわからないが紙ではない)。子どもと大人の全員がもらってもまだ余っていた。味はというとこれまた「大甘」!(まっ、いつものことだが)。

それで終わりかと思いきや、外にある遊具の所に全員集合。スイカ割りのように目隠しをされて、細い棒で、キャンディーなどの入った入れ物をたたく。これは上から吊り下げられているので、くるくると動く。それがまた面白い。最後に先生がバーンと容器をたたき割り、中身が出た。そこに子どもたちがありのごとく集まってきた。まるで日本の「もち播き」のようだ。興奮して泣く子が出たほどだ。めいめい拾ったお菓子を袋に入れて、喜んでいた。

時は8時。外気は薄ら寒いがまだまだ明るい。もっともっと遊びたいという子どもたちを説き伏せ、家路へと向かった。明日はいよいよ今年度の最終日。2時間だけの登校となる。そしていよいよ長い長い夏休みと突入。日本人でお子さんのいる人たちは早々と日本に「一時帰国」されると聞く。そして、そのお子さんたちは日本の小学校に「体験入学」するのである。

わが家も来月の大移動に備えて、そろりそろりと準備を進行中である。



学年度末パーティー

2006-06-16 | 学校
現地校でセカンドグレード(2年生)の子どもの、学年度末パーティーにボランティアに行った。年度当初にボランティアのサインアップをしていたからだ。(すっかり忘れていたが)

友人と二人で、あらかじめ子どもたちにあげるギフトを用意し、ラッピングしておいた。また、他のお母さんは、アイスクリームやミニ春巻き、フルーツの盛り合わせを教室の後ろのテーブルにセッティング。

前のテーブルには、「フルーツパンチ」が用意されている。ミキサー持参で、赤い氷を砕き、3こほどグミを入れ、そのうえからスプレー式のホイッピングクリームをシューっとかける。ストローには画用紙で作ったお花をつけてある。なんともいえず華やか♪味はただのフルーツパンチ!なのだが。。。

子どもたちは、親がパーティーを準備している間、各自が購入した「イヤーブック」(学校作成のアルバム)にお互いサインをし合っている。男の子も女の子もサインをもらうのにはずかしがったりしない。このイヤーブックがなんと$20もする。もう少し安価ならいいのだが、確かに全頁フルカラーで個人の写真、学校行事の写真ものっているので仕方がないといえば仕方がないのだが。。。

次に、先生(30代の女性)にお礼のメッセージ、プレゼント(子どもたちのサイン入りエプロン)と花束を贈呈。先生は以前違う職についており、初めての小学校教師体験ということもあってか、顔を真っ赤にして喜んでくださった。よく見えなかったが涙ぐんでいるようだった。なんだか見ていてとても新鮮だった。

そのあと、先生が作ってくださったクラスのアルバムを「スマートボード」に音楽つきで映してくださった。このスマートボードというのが優れもので、パソコンとつなぐことができる。なので先生が用意してきた資料をパッと提示することができる。それがこの学校、なんと各クラス1台設置してあるのだ。これが全教室ネットワーク化されており、校内放送もこれに映し出される。ついでにいうとパソコンも各教室5台。立て直したばかりなので、施設が非常に充実している。また、教育意識の高い地域ということもあり、公立校なのに寄付金のようなものを募っているせいもあるのだが。先生の胸元にはちいさなマイクがあり、教室で声を張り上げる必要もない。・・・といっても騒ぐ子どももほとんどいないが。

この1年間でいろいろな学校行事があった。思うにその都度、親の関わり方が大きいと感じた。各パーティーもほとんど先生はノータッチ。親が企画・準備するのだ。学校で何かを食べる機会もたくさんあった。日本の小学校と違う点も多々あり、いろいろ見ることができ貴重な体験をした。





合唱コンサート

2006-06-07 | 学校
キンダーガーテンの子どもたちの合唱コンサートがあった。
夕方6時15分に学校に集合。始まったのは、6時半から。
開会のあいさつもなければ、子どもたちの「気をつけー、礼」もない。
ゆるゆると始まり、ゆるゆると終わる。

初めに音楽の先生から軽くお話。
・・・と、すぐに合唱がはじまった。
合唱というと「ピアノ伴奏」が定番に思うのだが、この先生は「ギター伴奏」だ。

そういえば、ある小学校でも「ピアノが弾けない」音楽の先生がいる、という話を聞いて驚いたことがある。
日本では「ピアノ演奏」は必須であろう。音楽教師たるもの。

友人が音楽の先生にピアノの伴奏を頼んだら、悪びれもせずピアノが弾けないということを言われたそうだ。こちらでの音楽の教員資格は「楽器」ならなんでもOKなのだろうか?

子どもたちは振り付きで歌を歌ったり、ステージで坐って歌ったり、、、と堅苦しさがまったくない。どの子も一生懸命だ。むだ口をたたく子もいない。
最後に、保護者、キンダーガーテンの先生方より音楽の先生へ「花束」が手渡された。

忘れないように、ここに歌った曲を記しておく。

1.Hey,Dum Diddley Dum ………MARC Stone/J.Cassidy
2.Everybody's Welcome ………American Folk Song
3.Did You Feed My Cow? ……Traditional
4.Goin'to the Zoo ……………Tom Paxton
5.Baby Animals ………………David Lee Brown
6.This Little Light of Mine …Traditional
7.Each of Us is a Flower………Charlotte Diamond

ネクタイをしている男の子、ドレスアップしている女の子、普段着の子。。。服装の指定もなく、個人に任せている。
最後に写真撮影の時間を設け、親が前に集まる。子どもたちは、そのためにもう1度さきほどの歌を歌う。

7時ごろには終了。おわりの言葉もなし。

いつも思うのだが、見返したことがほとんどないくせに、ビデオ撮影をしてしまう(今回はあとで夫が見られるよう撮ったのだが)。

ファインダーを通して合唱を聞いたり、運動会の様子を見るより、いっそのこと潔く撮影はやめて、しっかり「その場」を自分の目で見て、「臨場感」をたっぷり味わった方がいい。

・・・といつも思うのだが。。。。

だれか、自分の目の動きがそのまま録画されるビデオを開発してくれないかな。。。いや、そんなことをしたら、よそ見ができないから、それもつらいか。。。