ガーベラ・ダイアリー

日々の発見&読書記録を気ままにつづっていきます!
本の内容は基本的にネタバレです。気をつけてお読みください。

俳優業

2007-10-01 | 日々のあれこれ
今朝TVをつけていたら、こんな場面が映し出された。

「この映画でいちばんたいへんだったところはなんですか?」
「別にー」

……???……

質問をした人は、芸能レポーターらしき人。
そして、答えたのはこの映画の<主演女優>というのだから驚きだ。
しかも、映画の初日の舞台あいさつという場面での受け答えらしい。

金髪のウィッグをつけ、体は斜にかまえあごをつきだし、目はあからさまに挑戦的。まるで、生意気でいきがってる小娘のようー。

……そういう役だったのだろうか?映画の中でー。

いや。でも。たしか。。。詳しくはわからないが、純愛もののようだった気がする。引越し先に「ノート」があって、それは過去の住人の「日記」だった。そこには、秘密の恋がつづられていた。そのノートに書かれている人に自分もひかれー。。。というようなことを前宣伝でちらっと見た(あいまいな記憶の中で書いていてすみません)。

……役柄とは一変したイメージで自分を見てほしかったのか?

それにしては。。。。あまりにも好感度が悪すぎる。というか、見ている方も申し訳ないが「不快」になってくる。

……なにか憤懣やるかたない思いがあったのか?

この映画を見てほしくない……というメッセージがビンビンに伝わってきた。映画は俳優だけのものではない。監督はじめ何百人というスタッフの思いはどうなるのか?

……自分を印象付けるための戦略?

にしては、危険すぎる。
TVに出る人は「この人が出てるから見る!(見ない)!」という人気稼業。悪いイメージをもたれるより、良いイメージをもたれたほうがはるかにいい。
この受け答えだと、「自分は感情を制御できない人間です」ということを印象づけてしまったに過ぎない(TVで放映されていない所で、フォローしていたとしても)。

どう考えてみても、この受け答えは彼女にとって一利もない。

この先彼女はどう芸能界でいきていくのか?

……なんて違う意味で興味をいだいてしまった(悪趣味ですね)
……まあ、21歳(だったかな)という若さだったのでこれは勉強のひとつになるのか?

と同時に俳優さんってたいへんな仕事だなーということを思わされた。
そういえば、ここまで不快になるインタビューを見たことがない。しかも晴れの舞台でー。

たとえどんなにレポーターに腹をたてていようとも、個人的につらいことがあろうとも、あまり好きな仕事ではなかろうとも、その「仕事」のために自分の感情をいったんよこにおいておかねばならない。仕事を選べるのならそれでもいいが、まだ実績がないうちはなんでもやらねばならないだろう。

この受け答えの悪さで、俳優という仕事のたいへんさを世に知らしめた……という意味では、得がたい仕事をしたといえるかもしれないが。

*上記のインタビュアーの質問は正確ではありません。あしからず(汗)
*また、当方この主演女優に関する情報はいっさいもっておりません。


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