ガーベラ・ダイアリー

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本の内容は基本的にネタバレです。気をつけてお読みください。

アウグスト・クリ著 古屋美登里訳 「素晴らしい親 魅力的な教師」 ポプラ社

2006-10-04 | こんな本読みました

著者「アウグスト・クリ」……初めて聞く名前。はたしてどんな人なのだろう?
……という好奇心と本のタイトルにひかれ、本書を読んでみた。

著者はブラジルの心理学者で精神科医。心理学者や教育者などの職業トレーニングを促進する団体、知能アカデミーを創設。三人の娘の父親でもあるそうな。
「知能アカデミー」がどういうことをしているのか知るところではないが、とりあえず、この本について、こころに残ったところ等を書き留めておくことにする。

以下が目次
序として/まえがき
第一章 素晴らしい親から学ぶ七つの教え
第二章 魅力的な教師から学ぶ七つの教え
第三章 教育者の七つの大罪
第四章 人間の記憶の五つの役割
第五章 理想の学校
第六章 巨大な塔
最後に/訳者あとがき

<創造性のある、気持ちの安定した幸福な大人になるためには、子ども時代にさまざまな経験を積み、いろいろな感情を味わわなければならないことを、親の世代は知りませんでした。>(まえがきより)

<過ちを犯したとき、すでに子どもは親からどんな反応が返ってくるかわかっています。親の言葉が子どもの感情を揺り動かさない状態にあるときには、あなたが何を言っても子どもの知性は刺激されず、知性が刺激されなければ成長などできず、苦痛だけを味わうのです。同じ過ちを繰り返し責めてはいけません。>

……では、どうしたらいいのか?

<新しい発想で子どものこころをつかんでください。同じ過ちには新奇な態度で臨むことが肝心です。>
<子どもの感情を揺り動かすというのは、意外なことを言ったり、まったく違った反応をとったりして子どもの予想を覆すことです。>
……いや、むずかしい。親の知恵フル回転!ですね(汗)

<感情の乏しい人は派手なことをしないと喜びを感じられませんが、感情豊かな人はささやかなものや目に見えないものー(中略)ーにも喜びを見いだすことができます。>

<失敗したときにも、成功したときと同じようにそこから学ぶものがあるとわかれば、子どもは幸せになります。>

<お喋りは、自分のまわりにある世界を表現することですが,「対話する」は、自分の中の世界を表現することです。>

<まずは、子どもの尊敬を勝ち得ることです。さもなければ、子どもに影響を与えられません。真の権威と揺るぎない尊敬は、話し合いから生まれます。話し合いは心の中に隠された宝です。とても大切なものであり、だれにでもできることです。>

<権威や経済力や支配力ではなく、あなたの知性と愛情で子どもの心をつかんでほしいのです。>

<晴れやかな気持ちになるのは訓練があってのことで、偶然の結果ではありません。>

<親はまず、「いけません」と怯まずに子どもに言うことを学ぶ必要があります。親の「否定」を聞き入れない子どもは、「人生は自分の思いどおりにならない」ということを学べません。>
……なんだか、最近子どもを叱れない親がいる…という話をよく聞きますが。。。

<人生は広い教育現場ですが、学ぼうとしない者はそこからなにも身につけられません。>

以上、私にとって、引用個所は、おー、これは「星の王子さま」にも書いてあったなーとか、「マーフィーの法則」と似たようなフレーズ発見!、目からうろこ~という文章がありました。今読んでいらっしゃる方はいかがでしょうか?

実は、以上の引用は、第一章までのものです。まだまだあります。。。
が、長くなりましたので、このへんで。翌日につづく。。。

 


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