うーむ。わからん。。。最後が。最後が!。。これで終わり?本当に「完」?
……というのが率直な感想。ということはちょっと脇においといて。。。忘れないよう感想を記しておこう。
1971年に小学6年生だった少年と少女たち。彼らは野原で遊び、秘密基地を作り、未来を予想した。そして、そのころ描いていた「未来」は、「30年後の現在」どうなっているのか?
この著書を通じて過去と未来を交錯させながら、それらの変化をつぶさに「検証」している。この30年間で変わったもの。失ったもの。そしてそれらが人間に与えた影響はなんなのか?
例えば、子どもたちの遊び場が失われていろんな建築物(ボーリング場)が建設されたその後ー。
例えば、いっせいを風靡したスプーン曲げの少年のその後ー。
例えば、少年の頃いじめられていた(存在自体を認められていなかった)子どものその後ー。
それらを描き出し、現在の日本の姿を考える。今のままでいいのか?なにかまちがってはいないか?そんな著者のメッセージを私は感じた。
「地球滅亡」を予言し、それを「正義の味方」が「救う」というシナリオ。その通りに「地球」は危機にさらされるー。
子どものときにシナリオを書いた少年は、大人になって罪の意識を感じる。なぜなら、ある者によって現実のなかで、次々とそのシナリオ通りに予言が実行されていくからである。
そして、少年の頃いっしょに遊んだ仲間たちが次々と集結してそれに立ち向かう。地球を守るために。かつて少年だった彼らの30年間の生き方を同時に描きながらー。
また、この漫画の中で「新興宗教」や「歌」の人間に与える影響についても、考えさせられた。「なにかを強く信じる」ということ。「信念」は人を動かすー。「信じるもの」を自分の中にもったとき、人は強くなれるのかー。
<12月15日追記>
これって、まだ連載中なんですかね。。。私が読んだのは18巻まで。それで完結かと思っていました。思い込んでいました(汗)。なぜならレンタルショップにそこまでしかなかったので……。
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