ガーベラ・ダイアリー

日々の発見&読書記録を気ままにつづっていきます!
本の内容は基本的にネタバレです。気をつけてお読みください。

谷川俊太郎・詩/和田誠・絵 「いちねんせい」 小学館  

2006-04-01 | こんな本読みました
初めて「学校」という「大きな世界」にとびだす「いちねんせい」。
こころのなかは、わくわくどきどきにちがいない。

「学校」ってどんなところだろう?
どんな「勉強」をするのだろう?
「先生」はどんな人だろう?

子どもの学校への期待と不安が、子どもの目線で描かれている。

「友だち」とけんかしちゃった。
なんだか「つまんない」な。
「すきな子」がいるんだ。
「どうして?、どうして?」おしえて。

子どもは日々学校や家でいろんな体験をし、いろんな発見をし、いろんな気持ちをいだく。どの子もいっしょうけんめいで、けなげで。でもうまくいかないこともあって。。。


<のーとのうしろに なまえをかいた/あらきとしお/うん ぼくはあらきとしおだ/もう としぼうじゃない>(「なまえ」より引用)

「ノートに名前を書く」ということさえ「新鮮」で、そこに「いちねんせいになったんだぞ」という「決意」が感じられる。


「大きな世界」にはじめの一歩をふみだした、子どもたち。
おとなにとっては「ちっぽけ」なことでも、子どもにとっては「新しい発見」。
そして毎日が「発見の連続」なのだ。

子どもの「好奇心」や「発見」や「きもち」がいっぱいつまっているのがこの「詩集」なのである。

「音読」すると楽しさが倍増します。
「プレゼント」としてもとてもいい本だと思います。
なんたって「絵」がかわいい♪。


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