SCUM’S BLOG
満たされている時は
満たされている事に気付かない
むしろ枯渇すら感じる
 



我が妹と食事をしている際に、妹が、家族の遺伝について語りだした。

「私は幼い頃、豊かな乳を持つ母、両祖母を見て、自分も豊乳になるものと疑っていなかった。
しかし、どうだ、この貧相な乳は。
ふと周りを見渡せば、たしかに従姉妹達のほとんどが、貧乳ではないか。
遺伝というものを舐めていた。
きっと、両祖父側の血に、強い貧乳遺伝があるに違いない。」
…ってな事を、憤慨しながら言っていた。

まぁ、両祖父が、単純に貧乳遺伝を持っているから、妹や従姉妹達が高確率で貧乳だという考え方は、いささか乱暴ではあるが、それが大きな要素であったかもしれないというのは、そうであろうとも思う。

遺伝っていうのは、足して二で割る、というものではない。
仮に父が青色で、母が赤色だったとしても、紫色の子供が生まれてくるわけではないのだ。
両親から受け取ったDNAの、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの4塩基がどういう組み合わせの配列順序になるかによって、形作られるのだから。
同じ親から、様々な形質の子が生まれてくるのも、それだからなのだ。


…と、そこまでは良かった。
妹が語りだした、次の言葉が、私にも盲点だった。

「我が父方の遺伝子が、いかに強いかを見てみろ。
我々の従兄弟達が、皆々一様に、のっぺり、平坦な顔をしているのを見ろ。
あれは、近縁結婚の多い父方の濃い血によってもたらされたものだ。
父方の親戚達は、我々を見て、『東京で暮らす子は違うね~、都会的な顔になるね~』などと言うが、否!
我々には、母方の血という、縁の遠い血が入った事で、違いが現れたのだ。
しかし、我々は、確実に父方の血を半分受け継いだのだ。
兄よ、兄は自分に子供ができたら、さぞや可愛い子が生まれると思っていなかったか?
甘い!
両祖母に具現した豊乳を、押さえつけて大量に貧乳を生産するような血だ。
兄の子も、私の子も、あの、父方特有の特徴を、大いに現した子供が生まれてくる可能性は、充分にあるのだ!」

…ってな事を言っていた。


私の父方の従兄弟達には申し訳ないが、彼ら彼女らは、たしかに、素朴な独特の顔をしている。
従兄弟達全般、そうした特長を持っているのだ。

しかし、私と妹は、その独特な特徴をほとんど持ち合わせていない。
妹は若干、ここが…という部分もあるのだが、ギリギリセーフ、といったカンジだ。
私にいたっては、まるでないと言い切ってしまいたいぐらいだ。

妹は、かなり大きくなるまで、外人や、ハーフだと思われる事も少なくなかったし、私は、私の目鼻立ちに、我が両親の美味しいところどりだと、親戚達に囃されたりしてきたものだった。

東京と九州という距離感もあるのだろうが、私は、父方の一族との血の繋がりすらも、あまり意識にないほどであった。



>兄は自分に子供ができたら、さぞや可愛い子が生まれると思っていなかったか?

たしかに、そう思っていた。
単純に、そう思っていた。

そうなのだ。
足して二で割った子が、出てくるわけではないのだ。
赤+青=紫ではないのだ。
遺伝とは、そう単純なものではないのだ。
私の目の特徴を、先日曾祖父から発見したばかりではなかったか。


これは、かなりコワイ。
従兄弟達には申し訳ないが、かなりコワイ。
それこそいつの日か、生まれてきた子や、未来の妻に、整形疑惑をもたれてしまうかもしれないぐらいだ。
その時には、妻と子を連れ、九州の地に向かわなくてはなるまい。
ルーツを求めて。

…まぁ、私は現状、妻があるわけでも無し、子を儲ける予定があるわけでも無し、いらぬ心配にも程があるのだが、しかしその時には、このSCUM遺伝子が強靭である事を祈るしかないだろう。

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いやはや、皆様、誕生日おめでとうコメント、ありがとうございました。
14日の記事は、別に31歳になった途端、コワれちまったわけではありません。
たまにはこんなのも良いかな?と、その時のテンションのまま書いただけです。
ご機嫌だったのです。
ご心配ゴム用。
何はともあれ、ありがとうございま~イケル♪

おかげさまで、31歳の誕生日は、後々夜祭まで様々な欲の限りを尽くした秘密裏の祝いの儀式が繰り広げられ、とても幸せな時間を過ごす事ができました。

さて、この暗黒祭の際に話題に出た話でもネタにしてみようかと…


先日、ブルさんの日記に、変に痩せたがる女性を指して、こんなコメントがあった。

>体壊してチヤホヤされる時間はあまりにも短いのが女。
>そのくせ 結婚するならぽっちゃりで丈夫な娘が一番とか言うのが男だったりする。


私は、異論だった。

いやいや、女性はそう思いがちみたいだけど、案外、男っちゅーのは若かろうとなんだろうと、恋愛だろうと結婚だろうと、わりとポッチャリが好きだったりするよ、と。

私は色々な男に聞いているが、若い女性が理想とするような、ガリガリの女性がタイプだという男は、1~2割弱程度だと推定している。

つまり、女性がモテるし格好良いと思っているガリガリ女性を好きな男は、ごく少数派だという事だ。

抱きしめた瞬間壊れてしまうのでは?と心配するような、骨ばった不健康そうな女性より、抱きしめた時に、ふんわり柔らかいぐらいの女性の方が良いという意見が、圧倒的だと思う。

実際、女性がステキカッコイイ!というモデルの女性を見て、男にはその魅力がわからないという事が多いという事は、女性達には伝わっていないのだろうか?


若い頃、こんな事があった。
BというバンドをやっていたTを含んだ飲み会があった。
Tの彼女はガリガリ。
Tはそれを、モデルのようだろうと誇っていた。
それを飲み会の席で語りだし、皆にブーイングを受けた。
他の皆は、あんなガリガリはいやだ。
ポッチャリが良いだろうと反論した。
Tがそれに対して、熱く反論するのが面白くなった皆は、とくとくとTにポッチャリの魅力を語り続けた。
Tは、ポッチャリが気になり、彼的にポッチャリな子と浮気をした。
それが予想外に気持ちよくて、アンチガリガリ!と、ガリガリの彼女と別れた。

会う度にTは、どんなポッチャリちゃんとSEXしたかの話を、私に語った。
最初はそのガリガリの子の体重+5kgぐらいからスタートしたTは、あっという間に自分の体重と同じ子まで求めていった。

忙しく、しばし連絡を取らなかったのだが、久々のTから、こんな言葉を聞いた。
「SCUMさん、ついに、倍行きましたよ!」
「倍?何が?」
「倍って、そりゃ、体重ですよ!僕の体重の倍の子とSEXしたんですよ!」
「え゛え゛!………どうだった?」
「最高でした!!!」

その時の彼の笑顔は、晴れ晴れとしていた。

それからも私は忙しく、Tと連絡を取っていなかった。

とある日、Tから連絡があり、どうしても会いたいというので、会いに行った。

「何?」
「SCUMさん、お別れです。」
「え?どうしたの?」
「僕、本場、アメリカに行こうと思うんです。」

Tは、ポッチャリにのめりこみすぎ、ファンの子などにも手を出してしまい、バンドもおろそかになり、バンドをやめていた。

私はてっきり、彼が音楽を再びやるために、アメリカに行くのだと思った。

「そっかー。メロコアとかは、アメリカ強いもんなぁ。」
「は?SCUMさん、何言ってるんですか?」
「え?」
「僕は、音楽はもう興味ないんです。デブの本場、アメリカに行くんです!日本のデブは足が太い!あの、太ってるのに足が細いのに挑戦しに行くんですよ!」

熱く語るTの目は、キラキラ輝いていた。

私は言葉を失って、頑張れよ、としか言えなかった。


…T、元気にしているだろうか?
その後、連絡がないので、わからない。
しかし、道を究めるというのは、男の夢である。
頑張れ、T。


余談だが、このTの人生を変えた飲み会の後にも、皆々ひたすらTにポッチャリを薦め続けていたので、自己洗脳により、ポッチャリオーバーな子と付き合うヤツが続出した。

この記事を見て、なーんだ、それなら…と思う女性がいたら、ちょっと待って欲しい。
男性の言うところのポッチャリと、女性の言うところのポッチャリとは違う。
恋愛は体型によって成り立つものでは無いが、体型もまたひとつの魅力の要素になり、痩せすぎていて不健康な事も困るが、逆もまた、困るのだ。
健康的な体型という物を維持できる生活をしたいものだ。
以上、最近腹回りが気になる、SCUMでした。
アワワ

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っつーかな、俺、今日誕生日。
31だってさ。
いひゃひゃ。
ゲラゲラ。

おらー
祝えよ。
ひざまずけ。
ばかー

誕生日って、なんか良い思い出ある?
俺さ、色々考えたけど、思い出せねーの(^^;
去年の誕生日、どう過ごしたかも思い出せねーの
ごめーん

あーうー

やっほーい!

誕生日で思い出すのは、最悪な思い出っかねー

当時付き合ってた子が最悪で、珍しく、誕生日を祝うから!って言ってくれて。
俺ぁ喜んで、仕事終わって、彼女の家に行ったのよ。
したら、寝ててさ。
俺、ずっとテレビ見てて。
彼女、日付が変わってから起きてきてさ。
何しに来たの?って聞かれたの。

いーえー!


死ねバカ。


地球の自転が早くなったって、ツナミって名前の子が偉い人に引き取られたって、んなこた俺にはかんけーねーんだよ!


ばーか

いやっほーい!


…そんな、31歳の幕開けです。
カシコ。

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餌は恐竜!原始の哺乳類 中国で化石、大型新種も (共同通信) - goo ニュース



このニュース見た?
すっげー!と一人大興奮。
白亜紀前期と言えば、全力で恐竜達の生存競争進化競争が大いに繰り広げられていた時代。
一般的に有名な恐竜こそ少なけれど、なかなかどうして、この時代にそんな哺乳類がいただなんて、かなり驚き。
レペノマムス ギガンティス Repenomamus gigantusと名づけられたのだそうです。
ちなみに、食われていたプシッタコサウルスってのは、こんなの

これでまた、生物進化の歴史への解釈が大きくかわるかもしれませんねぇ。
今後の動きに期待です。

しかし、中国すごいですね。
さすがに広いのだなぁ。
始祖鳥と、恐竜の間に属する化石なんてのも、ちょっと前に見つかったけれど、それも中国だったもんね。

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まぁ、ここのブログを覗いてくださっている方はたぶんご存知の事と思いますが、私には、刺青が入っております。



バンドをやっていた頃、格好良いなぁと思い、入れたのです。

ここ数年、タトゥーとか言って、トライバルなんかを入れるのが流行ったりして、刺青人口も増えたように思いますが、はたして、刺青入れて、良かったなと思う人っているのだろうか?

後輩とかにたまに、「僕も入れようかと思うんですけど」とか言われる事がある。

私は、得する事は何も無いから、やめるようにと、一応言う。
言っても、入れる子は入れるんだけどね。
私もそうだったのだから。

私に言われても説得力が無いとか返される事が多い。
でも、入っているからこそ、言っているのだ。

やめるように言うのは、私も当時、一応考えぬいた末に入れたつもりだったのだけれど、考えないような弊害が色々あるものなのだ。

たとえば、風呂とか温泉とかサウナとかプールとか海とか…色々弊害が出る。
入れないところが多いのだ。
入れても、ものすごく気兼ねする。
そうした場所で、人に汚いもの見るように見られたり、子供に泣かれるのは、かなりツライ。
タトゥーが一般的になっているなんてのは、入れたい人間の都合の良い意見か、それを否定しないよという人の慰め的な意見であり、刺青は、どんなスタイルでも、しょせん刺青で、そして結局、いつまで経ったって、絶対にそうした目で見られるのだ。
少なくとも日本では、マイノリティーである事は、たぶん私の寿命がつきるまで、世の中色々変わっていっても、変わらないと思う。
日本ではそうした文化なのだから。

アメリカでは…みたいな事を言う人もいるけど、ここは日本だから。
アメリカの常識と、日本の常識が違うのは、当り前だから。

バイクでツーリングに行って、温泉に入るのは、すごく楽しい。
でも、その楽しさを楽しみきれないように、みすみすしてしまっているわけだ。

先日、祖父母と温泉に行こうかという話が出た。
祖父はもう老いており、足がいまいち、自由では無い。
私は男だし、力もそこそこあるので、俺が世話するよ…と言った後、刺青の事を思い出した。
祖父母に刺青入れてるなんて、言えない。
私は祖父と風呂に入る事もできないのだ。
告白すればいいじゃんって、簡単に言う人もいる。
言えないよ、そんなの。
それを、嘘つきの臆病者みたいに言う人もいるけれど、言えないよ。
言えない。

刺青が原因で、恋人と別れた事もあった。

恋人のご両親と、それまでうまく付き合っていたのだけれど、とある時に、刺青が入っている事がばれて、とたんに手の平返され、「カタギでない人と付き合わせる気は無い。火で焼いてケロイドにしてでも、消して来い」と言われた。
すごくショックだった。
人に、自分の皮膚を焼けなんて言われるのよ。
人間扱いではないでしょ、そんなの。
母にそれを言ったら、「普通そう言うんじゃない?」と言われ、ダブルでショック。
母に愛されていないような気持ちになった。

刺青ってのは、針で刺して、その傷口から墨なりインクなりを流し込み、定着させる。
だから、つまり傷跡なのだ。
だから、調子が悪いと腫れたりするし、風呂に入った時に、痛かったりする事もある。

夏に、透けるような色の服や、半そでが着られない。
いつでも長袖の黒いシャツを着ている。
ほんと、暑い。

先日、母がマジメな顔をして、「あんた、ハゲたらどうするの?」と聞いてきた。
私、頭にも刺青を入れているのだ。
それは私も考えている事なのだが、どうしようね、マジで(^^;


…と色々書いているが、では、入れた事を後悔しているか?と言われると、微妙。
私の歴史で、私の体だからね。
人には、私はやめるように言うけれど、私は、こいつと死ぬまで暮らしていくのですからね。

入れるのなら、良い彫師を選ぶように。
ハンパな子に彫られてしくじられて、泣き見る子多いから。

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さてさて、見た人がイヤーンめんどくせーと、飛ばしてしまう率がかなり高いであろう、とっても理科な話でもしてみようかと。


たまに、こんな言葉を聞く事があります。
「うちの木立アロエっていうサボテンが…」

まず、サボテンってなんだろう?
広義では多肉植物の総称的に使われる事が多いと思います。
しかし、生物分類的には、これは間違った表現になってしまいます。
サボテンとは、サボテン科の植物を指し、アロエは、アロエ科アロエ属の植物です。

「うちの木立アロエっていうサボテンが…」
この言葉が、どれぐらいおかしいかというと、
「サザエさんに出てくるタマっていう犬がさぁ」
ぐらいおかしいのです。
タマは猫。
犬と猫とは違うってのは、容易に理解してもらえると思います。

猫…いわゆるイエネコは、ネコ科Felis属Catus種。
対して犬は、イヌ科Canis属familiaris種。

科とか、属とか、種とかって何?

生物は、界門網目科属種という単位で分けられます。
難しそうですが、その生物が何なのか?を説明するには、非常にわかりやすい単位です。

たとえばネコは何かというと、
動物界 脊椎動物門 哺乳網 食肉目 ネコ科 ネコ属 イエネコ種

ややこしそうですが、簡単に説明すれば、

ネコって、動物ですか?植物ですか?
どうぶつー

脊椎動物ですか?外骨格ですか?軟体動物ですか?
せきついどうぶつー

哺乳類ですか?それとも鳥?魚?
ほにゅーるいー

犬とか牛とかクジラとか、そんなのの中だと、どれっぽい?
しいて言ったら犬とかっぽいー

それって犬っぽい?ネコっぽい?熊っぽい?
ネコっぽいー

結局、ネコ?
ネコー

つまり?
イエネコー

…ってカンジです。
つまり、界から始まって、種に至るまで、傘の骨のように細分化されていき、その種を特定していくわけです。
ネコとライオンは、科までが一緒で、ネコとイヌとは、目までが一緒。
我々人間とネコは、網までが一緒です。

そう考えれば、サボテンとアロエも、科が違うので、アロエをサボテンというのは、無理がある事が理解していただけるかと…
していただけるか…な?

さてさて、では、イエネコの学名を、
ネコ科Felis属Catus種…と書いたり、
ネコ科ネコ属イエネコ種…と書いたりしましたが、この違いは?

本来学名は、ラテン語を基準として書かれるもので、それによって、世界的に統一しているわけです。
だから、Felis属Catus種の方が正しい方に近く、ネコ属イエネコ種は、あえて日本人にわかりやすくするために、しいていったらといったカンジで、訳した言葉を使っただけで、これは学名表記としては、正しくありません。
「Felis属Catus種の方が正しい方に近く」と書いたのも、「属」や「種」をつけている段階で、正しい表記では無く、本来は、二名法によって表記されます。

二名法とは、リンネによって始められた形態で、最初に属名を、頭文字を大文字にし、続いて種小名をつける方法で、イタリック体で書かれるのが正式です。

ですから、イエネコの世界共通の正式な表記は、Felis catus となるわけです。

たまにテレビなんかで、たとえば「通称マンタと言われますが、学名はオニイトマキエイと言い…」みたいな表現を聞く事がありますが、これも大間違えで、マンタはmanta属の日本における総称、マンタと日本で一般的に呼ばれるオニイトマキエイの学名はManta birostris で、オニイトマキエイってのは、単なる和名なのです。

この学名ってのがわかると、この生き物とこの生き物って、進化の過程で、これぐらいの距離感なのだなぁ…と理解できて、非常に面白いです。

また、学名ってのは、あくまでもラテン語を基準にしているだけで、最初に見つけた人が命名するので、わりと面白いものが多かったりします。

たとえば、イチョウの学名は、Ginkgo biloba
イチョウは漢字で表記すると、銀杏。
銀杏を、「ギンキョウ」…「Ginkyo」と表記しようとして、間違ってyをgにしてしまったという、なんともローマ字に弱い日本人らしいミステイクを発見できたり。

トキの学名は、Nipponia nipponだというのは、有名なのでは。

花粉症の人を悩ます杉の学名は、Cryptomeria japonica

ショウジョウバエは、ものすごく種類が多いのですが、日本人の名前のついた物が、これまた多い。
日本人がかなり熱心に研究した事が伝わってきます。
Amiota watanabei とか、Drosophila kanekoi とか。

自分の家にいる、動植物の学名を調べ、その意味を調べてみると、案外面白いものですよ。
どうです?
ダメ?(笑

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私がまだ九州にいた頃、どこかのお店の片隅に、ちょっと気になる植物を見つけました。
多肉植物にありそうな、芋状の植物体から、カエルの傘のような葉っぱが生えている。
なんだろうこれ?と思い、その鉢に刺さっていた札を見てみたら、「クワズイモ」と書かれていました。
聞いたことが無い。
管理法も多肉植物的には扱えないようなので、一般的な観葉植物として扱われているのだろう。

その後、とある園芸店でみかけたのだけれど、でかくて高い。
私はインテリア的に置きたいわけではなく、育てたいので、小さい方が良いし、数千円出してまで欲しいわけでもなかったのだ。

日が経つにつれ、あちこちの園芸店で見かけるようになってきた。
最初に見たときよりも安くなってきている。
繁殖が容易で、流通させやすい…つまり、丈夫だという事だ。
これはそのうち、もっと安く、手頃なサイズで出てくるだろうと、まだガマン。

そうして東京に帰ってきてから、小さい株が、スーパーで100円で売られているのを発見。
わーい
待ってたよ~




クワズイモ Alocasia odora

サトイモ科の植物。
サトイモ?って思う方もおられるかと思いますが、「科」ってのは、わりと広義な分類ですから。
サトイモ科に属する代表種には、ポトスなんかがあります。
常緑性多年草で、日本、中国、フィリピンに自生。
へ~
食ったら、のたうちまわるぐらい、おなかに大打撃を与えるらしいので、クワズイモ、なのだそうだ。
耐陰性、耐寒性共に強いようなので、観葉植物にはむいている方なのでしょう。
理想的にはレースのカーテン越しの光をあてる、ってカンジでしょうか。
乾燥には若干弱いようなので、ふきっさらしのところに置かず、葉水を与えたりすると、綺麗に育つようです。
株分け、挿し木、実生で殖やす事が出来、高温多湿にすれば容易に発根するとの事。

一般園芸植物って、あまり育てた事がないので、かえって新鮮で楽しみです。
綺麗に育てられるといいけれど。


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昨日、出先でバイクのエンジンをかけたら、なんだか調子が悪かった。
寒いからかな?と、いつもよりちょっと長めに暖機運転して、あまり気にせず出発。
信号待ちの時、エンジンの動きが鈍い事に気がつく。
なんだろう?寒いから?と、アイドリングをちょっとあげてみる。

しかし、一時走ったら、走っている最中にエンストしてしまい、しかたなく、ハザードを出しながら、路肩に停車。

そうしたら、なんだか下品な車が、私の横に停まった。
開いた助手席の窓から顔を出したのは、ヤングではなくなったヤンママといったカンジの女性。

「ね~、なんか~、えーちゃんのバイクっぽくて~、格好良くない?ね~、ね~」
…と、ひどく耳障りなアクセントで話しかけてきた。
見れば、車のリアウィンドウに、例の「E.YAZAWA」の文字。
チッ、これだから…

いやさ、えーちゃんはバイクに乗るのかもしれないけどさ、わざわざ角やらフリンジやらつけたチョッパーのアメリカンなんぞには乗らないでしょ。
普通に考えたってさ。
単なるイメージで言ってるだけでしょ?
えーちゃんって、こんなバイクに乗ってそうってだけでしょ?
本当にファンなの?
それで、そんな適当な事言ってるの?
もっとも、私はファンじゃないから、こんなバイクに乗ってないでしょ?と、やはりイメージで言ってるだけなのだけれど。
アメリカンバイク=ロックンロールはともかく、ロックンロール=えーちゃん みたいな感覚を押し付けてくるのは本当にやめてほしい。
なんだその連想ゲームみたいな感覚は。
マイケルジャクソン=アメリカ=コーク=一緒にハンバーガーも注文=ハラヘッタ!=牛丼でも食べに行く?みたいな感覚は。

勿論、こんなヤツ、シカトだ。
それどころではないのだ。

んで、私のバイク。
なんだったかというと、ガス欠でした。

え!ガス欠!?と思われる方も多いかと思うが、バイクでガス欠って、案外珍しい話ではない。
バイクは、車と違って、ガソリンがタンクにどれだけ入っているかというメーターがついていないものが多いのだ。

それでは困るではないかと思われるだろうが、大丈夫。
予備タンクがついているのだ。
メーターがついているバイクで、予備タンクの無いものもあるが、ついているものが多い。
私のバイク、ドラッグスター11の場合、予備タンクの容量は3.5リットル。
ツーリングならば20km/リットルぐらいは走るから、たとえガス欠しても、予備タンクに切り替えれば、70kmぐらいは走行できるわけだ。
いくらなんでも、その間にガソリンスタンドぐらい見つけられるだろう。

単純な話なのだが、ここに、罠が潜んでいる。
初心者の時、ガソリンタンクにガソリンが入っているのに、ガス欠のような症状でエンストして、途方にくれたという話をよく聞く。
というのも、この予備タンクってのが、メインタンクと別に設置してあるのではなく、メインタンクと一体になっているものが、圧倒的に多いからだ。
ガソリンを使い切らないように、予備分のガソリンをタンク内にキープしているといったカンジと言った方が解り良いだろうか?
だから、タンクを覗いてガソリンがあるのに、ガス欠するという現象が起こるのだ。

そんな時は、タンクのわき腹にあるコックを、リザーブ側にひねって、ガソリンさえ流れれば、なんていう事もなく、エンジンが再始動するのだ。

かく言う私も、始めの頃、これに騙されて焦った経験ありなのだ(笑

もっとも、余裕を持ってガソリン入れろって言われたら、それまでなんだけどさ。

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あいあい、続きです。
がんばるぞ!おー!



まずは前の記事の忘れ物。



彩雲閣 Euphorbia trigona

こいつもユーフォルビアなのに、載せ忘れました…
棘じゃなくて、葉っぱを出すのが可愛くて、どうせ伸びて邪魔になるのもわかってるのに、ついついスーパーで100円だったので買ってしまいました。



さて、ここからが本番。



アロエ科 ALOACEAE
諸説ありそうですが、以前はユリ科に属していた数属が、アロエ科へと移行されたようです。




奥が玉扇 Haworthia truncata
手前がグリーン玉扇 Haworthia hyb.

地味っぽいイメージが強いハウォルチアやガステリアですが、絶好調の時は本当に綺麗なものが多いので、育ててみると、案外気に入っちゃったりします。
この玉扇も、絶好調の時は、葉の先の透明の窓が本当に綺麗。
思ったより丈夫で育てやすいし。




コンプトニアーナ Haworthia comptoniana

これはわりと長く育てているんだけど、なんだか綺麗に育てられません。
人の写真とか見ると、もっと葉っぱがぷっくりしてるのに、葉を太らそうとすると、割れちゃう。
そこまで水をやってるわけでもないのだけどなぁ…
なにかコツを知ってる人がいたら教えてください。




臥牛 Gasteria nitida var. armstrongii

この子は、この冬の管理の悪さと、引越しとで凹み気味ですが、元気な時はドッシリとしていて格好良いです。
臥牛はもう、地味なんだけど、育てるとかなり可愛い代表選手ってカンジです。




春鴬囀 Gasteria batesiana

あはは。
なんだかだらしなーく葉っぱが伸びちゃってるカンジですね。
いやはや、綺麗に育てるってのは難しいものです。
名前があまりにも読めない春鴬囀。
「しゅんおうてん」と読みます。




十二の巻 Haworthia fasciata

ホームセンターとかで売られているサボテンの寄せ植えなんかに、混ぜられている事の多い普及種。
この子は、その中の、ワイドバンドの大型種というのらしいです。
この子はわりと最近うちに来たので、ボロっちいのは私のせいではありません(^^;




ハウォルチアの寄せ植え
手前のがオブツーサ Haworthia obtusa の大型品種。
奥左が京の華錦 Haworthia cymbiformis var.angustata f.variegata
奥右が白蝶 Haworthia fasciata f. variegata
どれも引越しでグダグダになってしまったので、現在療養中。
っていうか、復活してくれるのを信じて待っているだけ。



日本では、リュウゼツラン Agave americanaがあまりにも有名なグループ。
アガベ属 Agave




姫笹の雪 Agave victoriae-reginae var.

いただくまでいまいちピンと来なかったのですが、いやはやものすごく綺麗で良いです。
葉っぱをいっぱい出して、丸く育ってくれないものかしらと、楽しみ。




ナンバーワン Agave titanota

もう、有無を言わさず格好良いです。
なんたって人気の高いアガベにあって、名前が「ナンバーワン」ですから。
綺麗に育てるには、かなりいじめないといけないらしいので、頑張らないと…



さて、可愛いのが多いので、女性に人気の高い…
エケベリア属 Echeveria




引越し前はこんなんだった相合傘 Echeveria agavoides cv.



引越しで腐れてこんなに小さくなっちまいました…
アワワ (TдT)

…なんてね。
丈夫ですから。
この後の管理が酷くなければ復活してくれるでしょう。
普通に。




魅惑の宵 Echeveria agavoides cv.'Lipstick'

こっちは元気そうに当たり前そうに見えてますが、何気にこいつも根元が腐れたので、写真でも実は、土の上に根の無い状態で乗かっているだけです。
ちょろちょろと細い根は出すんだけど、土に安定できるような根をなかなか出さない。
頑張れ~



その他
あとは、グループ分けできないかな。
その他の多肉達です。




シバの女王の玉櫛 Pachypodium densiflorum

冬になったので、葉っぱを落としているので、植物っぽさがかなり欠けてしまっていますが、生きています。
たぶん(^^;




マミラリス Caralluma mammillaris

たくさんあったガガイモだったのだけれど、結局唯一手元に残ったのがコレ。
なんだか分岐もせず、子株も吹かず、花も咲かせずに、地味に伸びています。
すごくバランスが悪いので、よくコケます。




メキシコ亀甲竜 Dioscorea macrostachya

友人から去年のクリスマスプレゼントにいただいたもの
…なんですが、「たぶん生きてる」なのだそうで(^^;
とりあえず、過保護に管理しています。
暖かくなったら何か生えてこないかしら。



…と、まぁ、こんなもんです。
自分的には、ずいぶん少なくなったよなぁ…といったカンジなのですが、一般的にどうなのかはわかりません(笑



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今回の記事(前後編とも)の学名、及び分類は、主にこの本を参考にさせていただきました。
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多肉植物写真集

河出書房新社

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せっかく久々に多肉の事で、このブログにコメント下さった方がいたので、久々に我が家の多肉植物の紹介をさせていただきます。
わりと色々持っていたのですが、九州から東京への引越しの際に、全部持ってくる事が出来なかった事と、持ってきたものの、死んでしまったものがわりと出たりして、ずいぶんと数が減ってしまい、今回このブログのこの1記事で、全部紹介しちまおうと思えてしまう程の、うちの今の有様…トホホ
良いんです。
また地味に頑張るから。

紹介っても、引越しと、それに伴う疲弊、そうでなくても冬っていう季節から、見せられるような状況でも無いんですが…
あと、写真の後ろに洗濯物が写っているのはご愛嬌という事で…(^_^;ヾ
思いっきり間に合わせの写真だもんで…
まぁ、東京に来て、今私の育てている多肉植物を一挙公開(笑)です。



まずは、多肉植物代表。
サボテン科 CACTACEAE




メロカクタスの一種 Melocacutus sp.

殖やした人が、種を忘れてしまっていたので、sp.扱いというトホホな子。
でも丈夫で元気。
引越しにもめげず、この気候を利用して元気に棘出す程。
花座が楽しみ。
種もわからないもんだから、それがいつの事になるやらまるでわからないけれど。




兜丸 Astrophytum asterias

多肉を始めた当初は、弱々しいイメージが強くて手を出し渋っていた兜だけど、案外強い。
変異種ではないからかな。
ぷっくりしていて可愛いくて、何気にお気に入り。




海王丸 Gymnocalycium denudatum var. paraguayensis

ギムノ代表。
これも強いですね。
棘や皮膚など、案外色々あるから、オッサン的に楽しめて好き。
棘の感じも好き。
ギムノにファンが多いのも、すごくわかる。




これは上のと同じ種類なんだけど、棘が長い。
サボテンマニアの間では、「棘が良い」と言われるやつ。




バッテリー Gymnocalycium vatteri

海王丸と同じギムノ。
でも、バッテリーの方が難しい気が…
なんだかパリっと綺麗にできないんですよねぇ。




一本刺バッテリー Gymnocalycium vatteri var.

上のと同じ種類の棘が一本の子。
腰が折れてますね、ううう(T_T
いいの。
ブサイクになったのは、私の育て方が悪かったの。
生きていてくれているんだから、それでいいの。




サボテン寄せ植え
見る人が見たら、これを寄せるな!と怒られてしまいそうな寄せ植えですが(^^;
小さいから、ねぇ。
左から、マミラリアの一種 Mammillaria sp.
般若 Astrophytum ornatum
縮玉の一種 Echinofossulocactus sp.




月下美人 Epiphyllum oxypetalum

まぁ、これは番外ってカンジですかね(笑
母の月下美人を剪定したものがゴミにされていたので、拾って挿してみました。
月下美人って有名だけど、これがサボテンだってのは、意外と知らない人も多かったりしますね。



続いてユーフォルビア。
ユーフォルビア属 Euphorbia
かなりサボテンライクなルックスの子が多いけれど、生物分類的には、サボテンよりはポインセチアに近い。
そりゃそうなのだ。
ポインセチア自体が、ユーフォルビア属なんだもん。




ゼブラホリダ Euphorbia horrida var. zebrina

格好良い!
でも、どこまで伸びるかが不安(^^;
根が強くないのに長いので、植え替えてしばらく不安定なのも困るぞ!




白肌ホリダ Euphorbia horrida var.

上の子と同種。
違うのは模様だけ。
この子は上の子に比べたら、まだまだおちびさん。
どんどん育ってすくすく伸びろよ!
いや、伸び過ぎられても…(ジレンマ




飛竜 Euphorbia stellata

写真ではわかりづらいかもしれない子。
塊根から、肉厚の長細い葉をいくつも出します。
引越しでヘタっていますが、なんとなく生きてくれそうな予感。
頑張れ。




笹蟹丸 Euphorbia pulvinata

これまた引越しでだいぶヘタれていますが、いやいや、君はそんなに弱いはずないよ。
だいじょぶだいじょぶ。
頑張れ~




貴青玉 Euphorbia meloformis

本当はバリダ名義で買ったのですが、どうもバリダ E.valida は、この貴青玉と統合され、貴青玉の変種'バリダ' E.meloformis ssp.valida って事になりそうなので(なってるのかも?)、ここではこれを、貴青玉として紹介させてもらおうかと。
そんで、私的には、スーパーバリダを、貴青玉の変種'バリダ'とさせてもらおうかと。






オベサ Euphorbia obesa

ベースボールプランツなんていう、なんとも怪しい名前で売られる事も多い廉価種。
ちなみに写真は、上がオスで、下がメス。
ユーフォルビアは雌雄異株なのだけれど、見た目は個体差があるので、それで雌雄を判断するのは無理だと思います。
オスとメスとでは、花が違うので、そこで見比べないとでしょうかね。




ユーフォルビアの寄せ植え

一応、左が我眉山 Euphorbia 'Gabizan'
右が鉄甲丸 Euphorbia bupleurfolia
我眉山は優しくしてれば、なんとなく生きてくれそうだけど、鉄甲丸はあやしい。
がんばってくれ~


以上、ユーフォルビア…って、結構あるもんですね。
こう紹介してみると(^^;

一度に全部紹介させてもらおうと思ったのですが、長すぎるでしょうから、また、続きはのちほど…

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