昨日、出先でバイクのエンジンをかけたら、なんだか調子が悪かった。
寒いからかな?と、いつもよりちょっと長めに暖機運転して、あまり気にせず出発。
信号待ちの時、エンジンの動きが鈍い事に気がつく。
なんだろう?寒いから?と、アイドリングをちょっとあげてみる。
しかし、一時走ったら、走っている最中にエンストしてしまい、しかたなく、ハザードを出しながら、路肩に停車。
そうしたら、なんだか下品な車が、私の横に停まった。
開いた助手席の窓から顔を出したのは、ヤングではなくなったヤンママといったカンジの女性。
「ね~、なんか~、えーちゃんのバイクっぽくて~、格好良くない?ね~、ね~」
…と、ひどく耳障りなアクセントで話しかけてきた。
見れば、車のリアウィンドウに、例の「E.YAZAWA」の文字。
チッ、これだから…
いやさ、えーちゃんはバイクに乗るのかもしれないけどさ、わざわざ角やらフリンジやらつけたチョッパーのアメリカンなんぞには乗らないでしょ。
普通に考えたってさ。
単なるイメージで言ってるだけでしょ?
えーちゃんって、こんなバイクに乗ってそうってだけでしょ?
本当にファンなの?
それで、そんな適当な事言ってるの?
もっとも、私はファンじゃないから、こんなバイクに乗ってないでしょ?と、やはりイメージで言ってるだけなのだけれど。
アメリカンバイク=ロックンロールはともかく、ロックンロール=えーちゃん みたいな感覚を押し付けてくるのは本当にやめてほしい。
なんだその連想ゲームみたいな感覚は。
マイケルジャクソン=アメリカ=コーク=一緒にハンバーガーも注文=ハラヘッタ!=牛丼でも食べに行く?みたいな感覚は。
勿論、こんなヤツ、シカトだ。
それどころではないのだ。
んで、私のバイク。
なんだったかというと、ガス欠でした。
え!ガス欠!?と思われる方も多いかと思うが、バイクでガス欠って、案外珍しい話ではない。
バイクは、車と違って、ガソリンがタンクにどれだけ入っているかというメーターがついていないものが多いのだ。
それでは困るではないかと思われるだろうが、大丈夫。
予備タンクがついているのだ。
メーターがついているバイクで、予備タンクの無いものもあるが、ついているものが多い。
私のバイク、ドラッグスター11の場合、予備タンクの容量は3.5リットル。
ツーリングならば20km/リットルぐらいは走るから、たとえガス欠しても、予備タンクに切り替えれば、70kmぐらいは走行できるわけだ。
いくらなんでも、その間にガソリンスタンドぐらい見つけられるだろう。
単純な話なのだが、ここに、罠が潜んでいる。
初心者の時、ガソリンタンクにガソリンが入っているのに、ガス欠のような症状でエンストして、途方にくれたという話をよく聞く。
というのも、この予備タンクってのが、メインタンクと別に設置してあるのではなく、メインタンクと一体になっているものが、圧倒的に多いからだ。
ガソリンを使い切らないように、予備分のガソリンをタンク内にキープしているといったカンジと言った方が解り良いだろうか?
だから、タンクを覗いてガソリンがあるのに、ガス欠するという現象が起こるのだ。
そんな時は、タンクのわき腹にあるコックを、リザーブ側にひねって、ガソリンさえ流れれば、なんていう事もなく、エンジンが再始動するのだ。
かく言う私も、始めの頃、これに騙されて焦った経験ありなのだ(笑
もっとも、余裕を持ってガソリン入れろって言われたら、それまでなんだけどさ。
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