美術館のあとは横浜へ。
ネットで見つけた「横浜中華街 小翔記」へ。
おいしかったー。味も良いし素材もよさそう。しかも安い。グラスビールがついて(←大事)8品出るコースが1,990円。このお値段で、エビチリもおこげも出る。しかもエビ大きい!(庶民ですから…) ただ、私と母には量が多すぎた。食べられなかった分をお持ち帰りさせてもらいました。
http://r.gnavi.co.jp/a723400/menu4.htm
このコースの名前は「横浜媽祖廟落成記念コース」。お店からすぐのところに今年2月に媽祖廟ができたんだとか。おいしい料理を安くいただいたことだし、お礼(?)にとお参りしてきました。
入ってお参りするのはタダ。まるで花火のような形と大きさのお線香が売っていて、9本で500円。境内に3つの香炉があって、それぞれに3本ずつお供えします。香炉の前で頭を三回下げるお参り。本殿の媽祖像に向かってひざまずいてお参りします。中国っぽいーと不謹慎にも思ってしまいました。
http://www.yokohama-masobyo.jp/jp/index.html
その後は港の見える公園へ。バラ園がちょうど見ごろで綺麗でした。古川庭園にもあった、私の憧れの「晴代」というバラがありました。やぱりきれいー!! これは、バラ製作者が愛する奥様のために作ったという大変綺麗な淡いピンクのバラなのですが、シュートと呼ばれる新芽がでにくいために株が長く育ちにくいという理由で、確か2年ぐらいで販売しなくなってしまったというもの。その幻のバラが今目の前に。ちょんっと切っちゃえば挿し芽が…(やめなさい) 花が終わる頃に通い続ければ、剪定した枝がもらえるだろーか。ああ欲しい。
公園内の「大佛次郎記念館」へ。うちの母が中学生の頃憧れまくったという「鞍馬天狗」の作者さんです。原稿や掲載誌、関連資料などに混じって、彼が集めたという猫の小物がたくさん飾られてました(笑) 1階と2階の間のライトの上にいる猫の像がたまらなく可愛かった。
本人は大変な猫好きで、猫の絵本まで書いています。猫にまつわるエピソードがどれもかわいらしかった。ヨーロッパを滞在中、奥様に送ったという葉書にも「12年生きているというが、シャムが大変大きく」みたいなことが書いてあったり。
そんな彼も、あまり猫が多すぎるのはたまらないからと、15匹を超えたら家を出ると宣言をしていたんだそうです。その甲斐あって飼い猫を15匹までに押さえることができていたそうなのですが(それだって多いよ)、ある日確認のために数を数えてみたら16匹の猫が。俺は家を出ると奥さんに言ったら、奥さんが「あの子はお客様です」と切り替えした、とか。いいご夫婦だなぁ。
この洋館の中は建物が古いせいか、時間がゆっくりしている気分になりました。家の近くにあったら時々のんびりしに行きたい感じ。いいところでした。
http://www.yaf.or.jp/facilities/osaragi/
大佛次郎記念館の勢いのまま、たまたま看板を見かけた「猫の博物館」へ。
…普通に民家でしたヨ! 開いている風に出してある看板につられてチャイムを押してしまったら、実はお休みの日でした。それにもかかわらず、快く入れてくださいました。
生活感がどことなく漂いつつ、たくさんの猫の小物や絵画が。どれもかわいらしい。猫好きには良い場所ですねぇ。ただ、お休みの日だと思うとなんとなく申し訳なくて落ち着かず、一回りみたら失礼させてもらいました。
http://www2.nkansai.ne.jp/users/toyomi/hamaneko.htm
ここで横浜散策はおしまい。洋館などを全部見られなかったので、また改めて行きたいな。