SCUM’S BLOG
満たされている時は
満たされている事に気付かない
むしろ枯渇すら感じる
 



ギターを買って、さて、私はどれぐらい弾くのだろうか?と、自分自身わからずいました。


2~3年エレキギターをやって、ベースに転向して、10年弱やってきた私。

とはいえ、テクニカルな事をしていたわけでは無く、こう、いかにアナーキーに、いかにバイオレンスに見せるか、みたいなコンセプトでやってきた私に技術があるわけも無く、こうしてギターを手にしたところで、まるで弾けません。


簡単なコードを押さえても、ちょっと気を抜くと、アルペジオの時に普通に「ペインッ」って、音にならない弾く音がしたります ^^;


うーむ、今まで何をやってきたのやら、私はと、ちょっと切ない気持ちにもなりますが、これが現実。


とりあえず、コードの練習をちょろっとしているのですが、やっぱり曲が弾けなくてはつまらない。


というわけで、「ブルース・ギターのしらべ」という本を買って、何か1つでも弾けないかしらと、しております。


ブルースギターのしらべ CD付


シットリめの曲をまるで聞かずに生きてきたので、聞いた名前のアーティストの曲が多いのだけれど、うおー!これ弾きたい!ってのがあるわけではありません。
でも、聞いた事ぐらいはある曲ばかりなので、良いかなと買ってきたのですが…

これが、案外、難しい ^^;
AからCまで、弾く難しさがランク分けされているのですが、Aクラスでも、なかなかどうして…


10年以上弦楽器に携わってきたのに、この不甲斐無さ。
本当に何やってきたのやら…と悲しくなる部分もありますが、とはいえ、譜面やタブ譜は読めるし、弦を押さえる基本形ぐらいはわかっている。
ピックを使わないというのが、私の今のテーマで、それはあまり問題無いみたいで、その部分では困ってはいないとか、ま、本当の初心者よりは、まだマシなのかな?と、自分を慰めつつ弾いております。


この本で、最初に弾けるようになろうと練習しているのが、「ゲゲゲの鬼太郎」だってのが、私の色物ップリをあらわす部分でしょうか(笑

ひたすら、鬼太郎を練習しております。


まぁ、でも、楽しいです。

こう、晩酌しながら、遅い時間なので、あまり大きな音が出ないよう、そろっと弦を弾く。

最近あまり、酒を飲んでも酔う事が無いなと思っていたのですが、飲みながら、ポロンポロンギターの弦を、覚束無いなりにも弾くと、なんとも気分が良い。

それがたとえ、鬼太郎であっても。

こう、徐々に酔いながら、ギターを弾く指が益々覚束無くなり、寝るってのは、悪くないな。

気持ち良いな。


…というわけで、ギター触るのが楽しくて、ブログ更新がもたつくかもしれません。

ご了承下さい。
どちらも、楽しみでやっている事なので。

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会社から、年度末賞与がちょっぴり出ました。
それで、会社の先輩がレスポールギターを買ったので、私もムズムズしてしまい、迷ったものの、アコースティックギターを買ってしまいました。

良いではないか。
自分へのご褒美だ。

私がアコースティックギターを買って弾く。
もしも私が、私の友達や知り合いだったら、意外な感じがするだろうなぁと思います。
コッテリうるさいパンクだのをやってきたのですから。

でも、アコースティックギターが欲しいなぁ、弾いてみたいなぁというのは、わりと以前からあったのです。

ディストーションをガンガンに効かせた音楽は、私の青春なので、いまだ元気な時に聞くと、血湧き肉踊る感覚になるのですが、ではまたやりたいかというと、微妙なのです。

それよりも、もっとシットリとギターが弾きたいなぁと。
ブルースだとか、クラシックギター、フラメンコギターだとかを弾けるようになってみたいのです。

とはいえ、特別そっち方面の音楽で、こうした曲がが好きだとか、こうしたアーティストが好きだとかという明確なものは無いのです(^^;
むしろ、全然知らないんです。
ずっとうるさいのばかり聞いてきたので、そっちは聞いていないのです。

ま、ギターを弾きながら色々聞いて、好みが出ると良いなぁと、わりとイメージ先行なのです。

何かお薦めのものがあったら教えてください。


買ったギターはこんなの。





ESPBambooInn-Cというもの。

最初はエレアコにしようかと思っていたのですが、これが気に入ったので、ピックアップ無しだけれど、これにしました。
値段的にも手頃だったし、デザインも好みだったし。
アコースティックギターなのに、薄くて軽いし、ショートスケールなので、楽。
ナイロン弦を使うKタイプにするかで迷ったのですが、触り慣れている金属弦の方にしました。

これ、Charがプロデュースしたギターなのだそうな。
…って、私はCharは、名前を知ってるってぐらいで、あまり知らないのだけれど ^^;


とりあえずこのギターと、私でも知っているような曲を集めたスコアを買ってみて、ちょっと触ってみたのですが、まぁ、まるで弾けない弾けない ^^;

買ったスコアがわりと難しいというのもあるのだろうけれど、考えてみれば、エレキベースを弾くという生活から離れて6年。
エレキギターからエレキベースへと転向してから、なんと15年も経っているのだもの。
そう簡単には体も頭も思い出さないわな ^^;;;;

ま、バンドをやっていた頃みたいに、何かに追われるとか、焦るとか、気にするとかそうした必要が一切無い状況で楽しみたいと思っているので、また一からやるのだってなぐらいの気持ちで、のんびり触っていこうと思います。


いやはやしかし、あれやこれや道楽者ですね、私(笑

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クレジットカードを作って、良いなと、とりあえず思ったのはネットで気軽に買い物が出来る事。

とくに、音楽ファイルの購入は、かなり嬉しい。
アルバム欲しい程では無いのだけれど、何曲かは欲しいんだよねってな、そんな要求に素直にスムーズに対応できるのだもん。

今までそういうのに、一切触れていなかったので、どういうところで買ったら良いのかわからず、とりあえずiTuneで少し覗いてみたりしています。
まぁ、私好みの音楽はやっぱり少ないけれど、そうしたものは、CDなんかを買えば良い訳で、しかしこうなると、iPODも欲しくなるね(^^;
ミーハーかしら。


だいぶん、音楽を聴くような生活から離れていて、しばらくぶりに覗いた音楽系の物。
その中に、すごく気になる物を発見。



NEVER ENDING STORY
tezya ファンキー末吉 大槻ケンヂ
B00074C5CK



橘高文彦...

私のギターヒーローだ。



うるさいバンドなんぞを10年ぐらいやったりしてきた私だが、私の音楽への目覚めは、このミュージシャンのこの曲を聴いたのがきっかけで、とかでは無かった。
溢れ出す何かを、ぶつける場所も方法も無かった中学生ぐらいの頃だったろうか、私は漠然と、ロックという暴力的なイメージの物に憧れ、有名だったり、人が紹介してくれる物だったりを聴いてみたりした。
でも、どれもこれも、歌謡曲に聞こえた。
BOOWYも、BUCK-TICKも、GUNS'n'ROSESも歌謡曲に聴こえた。
LAロックなんて、ナンパでヘドが出た。
私の求めたロックは、そんなものでは無かった。
私の聴きたい音楽は、そんなものでは無かった。

ロックなんぞ、そんなもんかと見損ない始めた頃、レンタルレコード屋で、「METALLICA」のアルバムを見つけた。
当時、「ヘビーメタル」=過激でうるさい音楽といった風潮が今よりもものすごく強く、そんな中、メタリカという名前に、十字架の墓が並んだジャケット、これじゃねーの?と聴いてみた。



メタル・マスター
メタリカ
B00000724U


そうそう!こういうのだよ!と、大興奮し、メタリカの他のアルバムや、関連バンドなどから始まり、どんどんと、デスメタル、ハードコア、グラインドコアなどアンダーグラウンドな方へ方へと進んでいってしまった。
メロディーのある音楽なんて糞食らえだった。



そんな私だったのだが、大槻ケンヂ率いる、筋肉少女帯が好きだった。
友達の影響もあったと思うが、何より好きだったのが、筋肉少女帯のギタリストであった、橘高文彦のギターだった。
大槻ケンヂのボーカルは、むごいと思った。
今でこそ馴れ、味にすら感じるが、やっぱりむごいと思う(笑

とにかくうるさい音楽が好きだった私に対して、橘高文彦のギターは、激しさもあるが、ものすごくメロディアスだ。

私の感じ方が極端なのかもしれないが、とかく音楽とは極端な物で、メロディのある物はパワーが無く、パワー全開にすると、メロディなんて気にしていられなくなる。
メロディなんて無くて良いじゃ無いか、アフリカのパーカッション音楽はメロディは無くとも、興奮するでは無いかと思っていたのだが、橘高文彦のギターは、違った。

パワーとメロディが共存していたのだ。
音楽のパワーとは、ただ押すだけではなく、ただうるさいだけでは無いのだと教わった。

それから私は、橘高文彦のフェイバリットアーティストのアルバムを聴いたりして、色々な物があるのだと学んだ。
ロッククラシックと呼ばれる音楽も、好んで聴けるようになった。



うるさい音楽の世界にドップリと浸かり、イヤになって、しばし、音楽を聴くという事自体がイヤになっていた。

今でも若干後遺症があるように思うが、まぁ、音楽なんて、聴きたい時に、聴きたい物を聴けば良い。
無理に聴く事はないと、ようやく思えてきた。



...前置きがものすごく長くなってしまったが、そんな橘高文彦の、筋肉少女帯脱退後のソロアルバムである。

思わずダウンロード。

いやぁ…


橘高のギターはすごい。
まさにこのアルバムのギターは、橘高ワールド一色である。

が、なんだこの唄は(^^;
冗談?とか思っちゃうのは、私がススケたのかしら(w;

何人かのボーカルが歌っているのだが、一番シックリ聞こえてしまうのが、大槻ケンヂが歌っているものだってのは、それは私の耳が、それに慣れてしまっているだけなのかもしれないけれど。

まぁ、橘高文彦のギターが聴ければなんでも良い!って人には絶対オススメ。
他の人は聴かなくて良しってカンジです(笑



さらに、こんなのを発見。



AROUGE~暴逆の貴公子~+11 RARE TRACKS
AROUGE
B0006ZJD34


橘高が筋肉少女帯に入る前にやっていたバンド。
うおー!こんなのが再発されていたのね。


んで、感想は...


超1980年代(笑
ジャケットの銀のブーツも泣かせます。

でも、そんな橘高も楽しみたいって人は、聴いていいと思う。
私みたいな世代には、良いのかも。
かえって。



橘高文彦、今は「X.Y.Z→A」というバンドをやっているらしい。
ボーカルは、橘高のソロでも歌っている、ラウドネス→デッドチャップリンの二井原 実。
ベースとドラムは爆風スランプ。
見てみたいなぁ。



橘高在籍時の筋肉少女帯の、個人的オススメアルバムは、


月光蟲
筋肉少女帯
B00005H01K


何はともあれ、大槻ケンヂ色を打ち消さんばかりの橘高節炸裂アルバム。
橘高が、ジレンマに悩んだ時期でもあったらしいけれど...



あー、なんか楽しいな。
少しずつまた、音楽を聴いていきたいな。

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なにやら★TAKさんのブログから何かが振られていた。(笑

なんでしょう。
Musical Batonとか言うらしいです。

テーマは以下5ケ。

今コンピュータに入っている音楽ファイルの容量
今聞いている曲
最後に買ったCD
よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
私からお誘いする5人


ふむふむ。
これ、どんどん伝染するように殖やしていくって事ね(笑
まぁ、わけわからんブログからならすぐ蹴るけれど、ここは★TAKさんからなので、そりゃ乗りますとも w
ちなみに、曲と言われているのに、アルバムを紹介したりしちゃうのは、私はあまり、曲単体では聴かないから。
アルバムって、アルバムの流れがあるのよ。
どこかを切り抜いたりして、聞くのは、ちょっとね。

さてさて、ではでは。


今コンピュータに入っている音楽ファイルの容量

あー、うーん。
私はPCに音楽データやらを溜め込むのは嫌いな方なので...
PCいじりながら音楽かける事もほとんど無いし...

えーと、170MB。
うはははは(笑
入ってないと言っても良いような数字だね。
私は、持ってるCDをPCに落とし込んだりしないし、CD-Rに焼いたら消したりしちゃうしね。


続いて...

今聞いている曲

The Ethereal Mirror
CathedralB00002499U

今、ちょうどプレイヤーでかけているのはコレかな。
元NAPARLM DEATHのボーカルが作ったバンド。
1stはともかく、この2ndは秀逸。
若かれし頃の私に、速さだけが格好良い音楽では無いと教えてくれたアルバムかも。

とはいえ、アマゾンではジャケットも出て来ない(^^;
なんだよークソー


最後に買ったCD

ん?なんだろ?
えーとえーと...って考えないと出て来ないぐらい買ってない。

たぶん、これ。

B00005GRUZヘルビリー・デラックス
ロブ・ゾンビ
ユニバーサルインターナショナル 1998-08-21
by

G-Tools


どうでもいいような商品の並ぶ、中古CDの棚に、ポツンといたロブゾンビ。
うほ!っと、買ってしまったロブゾンビ。
どれ聞いても同じアルバムみたいなロブゾンビ。
でも、それでいいのだロブゾンビ。


よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

む...難しい事言うなぁ...
うーん...


病魔を崇めよ
モービッド・エンジェルB000064YPD

いわゆるデスメタルの部類にされるけれど、個人的にはもっと音楽的なものを感じて、かなり影響を受けたバンド。
このアルバムだけでデスメタルはいいやってぐらいかな。
もっとも、こんなのデスメタルでは無いって意見も多いバンドではあるのだけれどね。
とはいえメロディックデスよりは正統派じゃねーの?


B00004NRW9Speak English or Die
S.O.D.: Stormtroopers of Death
Megaforce 2000-02-22


by G-Tools


「英語を話すか死ぬかどちらかだ」というタイトルをつけちまったアメリカのユニット。
コアの精神としては共感出来ないけれど、音楽的には、このコアとメタルのミックスはかなり刺激を受けました。


B00006BH33アイアン・フィスト
モーターヘッド
ビクターエンタテインメント 2002-08-21


by G-Tools


ダミ声、ジャックダニエルにリッケン、突っ走るようなと言えば聞こえが良いけれど、単調にズイズイと進むリズム、ワウなんか使ってないのに、ワウファズかましているベース。
格好良過ぎ。


B00005H05Hハート・ワーク
カーカス
トイズファクトリー 1993-11-10


by G-Tools


クソみたいなナパームデス絡みのグラインドコアシーンの、クソみたいなバンドだったのに、この前のアルバムから急変し、このアルバムでど肝を抜かせてくれました。
我々みたいなアンダーグランドの音楽でも、「音楽」というものを主張できるのかと関心させられたものでした。


B000083G9Aザ・ゴールデン・エイジ・オブ・グロテスク (通常盤)
マリリン・マンソン
ユニバーサルミュージック 2003-05-07


by G-Tools

なにせ20th最後のカリスマですから w
アンダーグランドの香りに包まれたいけれど、うるさすぎたり、意味のわからない音楽はイヤって人は、ここからドウゾってカンジで。
単純だけど、上手いですよ、やり方が。


私からお誘いする5人


えーとね、じゃあ、

Silver wing BLOGのトキタさん。
どうせビーズと聖鬼魔Ⅱなのはわかってるけど(笑

また明日!!のノリコさん。

あたしのぼやきのわしさん。

海日和の海さん。

グロチョップのマキチョップさん。

The king has doncky earsのpon2さん。

…5じゃなくて、6じゃんって?
良いじゃん(笑
まぁ、上記の方々は、これを見て、もし記事を書いたら、トラックバックなりコメントなりくださいマセ。


見れば、salsa嬢の毎日考にも、「Musical Batonいただきました」なんて記事があった。
流行ってるの?

以上、お気に入りの音楽を探しても、アマゾンで画像が出やしないSCUMが、3:16にお送りしました~
ネミー

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ちょっと事情があって、昔の写真を探してみた。

とはいえ、私は何かのきっかけがあると、古い写真を一斉処分してしまう癖があったので、昔の写真ってほとんど残っていない。

ようやく、写真ってものは取っておくべきだよなぁと思うようになったのは、ごく最近の事。

だから、その、目的の写真も、当然無かった。


何も、思い出を消去する必要は無い。

後になれば、思い出の意味も変わっていくものだから、その時その直後どうであったって、発作的に消していく必要は無いのだ。

リセットしても、何も変わらない事に気がつくのに、どれだけ時間を費やしたのだろう。
私は。


さて、そんなわずかな写真を探って、ビックリするような写真を見つけた。


今では…



…バイクに乗る時は、こんなカンジの私、SCUM、31歳。


19歳~26歳ぐらいまでは、コアなパンクをやっていたので…



こんな妖怪のような時期もあったのでした。
この写真は25歳ぐらいの時かなぁ…


さて、今回見つけた写真は、'92年の私。
今から13年前、私が18歳ぐらいの時の写真。



うっはっはっはっは(笑)
どうですか、お客さん!(なにが

切ったTシャツ、ブラックスリムのレザーパンツに、ウェスタンブーツ(^^;
いやー、時代ですねぇ(照

細いし。
刺青入ってないし。

なにより、ここ、原宿の旧歩行者天国の横の公園。
雨が降ったので、歩行者天国から移動して、ここで演奏したりしてたんですよ。

そう、私、原宿の歩行者天国で演奏とかしてたんですよ、当時。
もう、「ホコ天」なんて、今時の子は知らないだろうなぁ(^^;


人に歴史あり。
自分の歴史と思い出を、簡単に消してしまうのはやめようと痛感させられる、楽しくもちょっと痛い写真発見でした~(笑


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久々に本を読みました。
「我が名は青春のエッセイドラゴン!」大槻ケンヂ著

我が名は青春のエッセイドラゴン!

角川書店

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大槻ケンヂ、嫌いではないですが、大ファンというわけではありません。

大槻ケンヂ、知っていますか?
私なぞはついつい、筋肉少女帯、アンダーグランド・サーチライを経て、現在、「特撮」のボーカリストの…と紹介してしまいたいところですが、たまにテレビに出ている、ひび割れメイクのロッカーといった方が、伝わりやすいかもしれません。
彼の書いたエッセイです。

一生懸命に読みたくて買った本では無くて、時間潰しに何か、楽に読める本はないかなぁ…とクリスマスイブの日に見つけた本です。
彼の初期のエッセイなどよりも、よりゆるく、力を抜いて読めるという点では、悪くないです。
前半は、私や、私よりもちょっと上のバンド者には、共感できる部分も多いのでは。
っていうか、共感できねーよ、ダセーもんみたいな人とは、私、バンドライフを語れません(^^; たぶん。
中盤、テレビの話題も、私よりちょっと上の世代が楽しめるのでは。
後半はなんだろう…まぁ、そのままの流れで、やっぱり気楽に読めるかな。


私が大槻ケンヂを知ったのは、中学だったっけかなぁ?
高校だったか?
友達が、彼のオールナイトニッポンの企画の曲、「ボヨヨンロック」というやつのCDを持ってきた時でした。
詩は酷くくだらなかったのだけれど、元AROUGEのギターリストと、JUN SKY WALKER(S)のギターリストのギターバトルが印象的でした。

元AROUGEのギターリストであった橘高 文彦はそのまま筋肉少女帯に加入。
わりと衝撃的なニュースでした。

微妙と思っていた筋肉少女帯だったのですが、橘高加入後は、橘高のギター節炸裂。
それが良いと思うまま、大槻のボーカルにも慣れてしまい、いつしか橘高のギターを聞くことを楽しみに、筋肉少女帯を聞く事に違和感もなくなってしまいました。

でも、私が私の好みの音楽が変化するうちに、やはりこちらもバンドとして音楽性が変化していった橘高在住の筋肉少女帯を、いつしか聞かなくなっていってしまいました。

どの辺りだったっけかなぁ…
ともかく、私の中での筋肉少女帯は、アルバム「月光蟲」まで。
その後も聞いたけれど、橘高全盛は、この辺りまでかなぁ…と。


先日、FLATBACKERに関する記事を書く際、LOUDNESSのサイトを見たら、ボーカルが、元FLATBACKERのヤツから変わっている事に気がつき、今は誰なの?と見たら、アースシェイカーのオリジナルメンバーになっていた。
デッド・チャップリンを作った人だって。
へーと思っていたら、彼の紹介文の中に、橘高の名前を発見!
LOUDNESSと同時進行でやっているユニット「X.Y.Z.→A」のギターリストが、なんと橘高だとの事。
ほぉ…

ちょびとライブが見に行きたいなぁ…
回顧的な気もするけれど…

X.Y.Z.→Aのオフィシャルサイトなんてのもありました。

みんな、頑張ってるんだなぁ…


こんな記事が、このブログの100個めの記事でした(笑

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あけましておめでとうございます。
家族に翻弄される、SCUMです。

年末のテレビ、我が家は紅白一色でした。
どうも、母妹が紅白好きのようで、私はそれに付き合って見ているカンジでした。
我がPCに、テレビのケーブル繋げば見られたのですが、それを怠っていたもので…
ボビー、どうなったのか?
ものすごく気になります。

さて、予定調和な紅白を、あくび浮かべながら見ていたのですが、我が母妹は、さだまさし好き。
さだまさし登場によって、なんだか浮き足立つ、我が家の空気。

付き合いで見ていた紅白でしたが、私、この紅白に出場した、さだまさしの歌に、鳥肌が立つほどの刺激を受けました。

今回、さだまさしが歌った曲は、「遥かなるクリスマス」という曲。
歌詞を載せさせていただきます。


メリークリスマス
二人のためのワインと それから君への贈り物を抱えて駅を出る
外は雪模様 気づけば ふと見知らぬ誰かが僕にそっと声をかけて来る
振り向けば小さな箱を差し出す 助け合いの子供達に僕はポケットを探る
携帯電話で君の弾む声に もうすぐ帰るよと告げた時のこと
ふいに誰かの悲鳴が聞こえた 正面のスクリーン激しい爆撃を繰り返すニュース
僕には何にも関係ないことだと 言い聞かせながら無言でひたすら歩いた

メリークリスマス
僕達のための平和と 世の中の平和とが少しずつずれ始めている
誰もが正義を口にするけど 二束三文の正義 十把一絡げの幸せ つまり嘘
僕はぬくぬくと君への 愛だけで本当は十分なんだけど
本当は気づいている今のこの時も 誰かがどこかで静かに命を奪われている
独裁者が倒されたというのに 民衆が傷つけ合う平和とは一体何だろう
人々はもう気づいている 裸の王様に大人達は本当の事が言えない
いつの間にか大人達と子供達とは 平和な戦場で殺しあうようになってしまった
尤も僕らはやがて自分の子供を 戦場に送る契約をしたのだから同じこと
子供達の瞳は大人の胸の底を 探りながらじわりじわりと壊れていく
本当に君を愛している 永遠に君が幸せであれと叫ぶ
その隣で自分の幸せばかりを 求め続けている卑劣な僕がいる
世界中を幸せにと願う君と いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕がいる

メリークリスマス
僕は胸に抱えた小さな 君への贈り物について深く考えている
僕は君の子供を戦場へ送るために この贈り物を抱えているのだろうか
本当に愛している 永遠に君が幸せであれと叫ぶ
本当に君を愛している 永遠に永遠に君が幸せであれと叫ぶ

メリークリスマス
凍てつく涙を拭いながら
生きてくれ生きてくれと叫ぶ
雪の中で雪の中で雪の中で
白い白い白い雪の中で

メリークリスマス
メリークリスマス



はぁ…
この歌詞を書いても涙が出るぐらいだ。
めっちゃ、フォークではないか!
さだまさし、ちょいとなめていました。
すみません。
この曲を、紅白で歌う事、それはものすごい葛藤があった事でしょう。
でも、私は、これをあえて紅白で歌ったさだまさしを、賞賛したい。
それまで、ただ年末、大晦日というだけでお祭りムードだった紅白を、あれだけどん底に叩き落した、そのパワーは圧巻だ。
それを責めるのは、簡単だ。
しかし、しかしだ。
浮かれている場合なのか?
紅白という、全国区の番組で、あれを熱唱したさだまさし。
単純に、すげーと思うよ。
パンクな俺に、鳥肌立たせたのだから、あんた、成功だよ。
俺は尊敬する。
フォーク健在なり!
このさだまさしを、紅白のテンションを下げた罪人みたいに言うヤツがいたら、このパンク出身のSCUM様が相手になってやる。
やってやるぜ。

フォーク死なずという勢いを教えてくれたのが、超メジャーアーティストとは…

さだまさし、ありがとう。
ちょっと好きになったよ。



---------------------------------
そのさだまさしの「遥かなるクリスマス」の入っているアルバムです。

恋文
さだまさし, グレープ, 倉田信雄
フォア・レコード

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実家に戻って、すごく楽しい事は、私の昔買ったCDが、山ほどある事だ。
それらを聞くと、すごく興奮する。
すごく懐かしくて楽しい。


歌の無い音楽なんて、音楽では無いという人がいる。
歌の聞き取れない音楽なんて、音楽では無いという人がいる。


私が若かれし頃、バンドでやっていた音楽は、パンクロックの中でも、かなりうるさい部類にあり、歌詞は聞き取れず、そもそも歌にメロディーなんて無いのが普通だった。
愛した音楽も、やはり歌詞は聞き取れず、メロディーも無いものが多く、吼えるだけ、唸るだけなんて当たり前。

そんな私に、あなたのやっている事は音楽では無いと、全面否定する人は、少なくなかった。

歌の聞き取れない音楽なんて、音楽では無い、と。
メロディーの無い音楽なんて、音楽では無い、と。

それに対するアンチテーゼは、今でも変わらない。

はぁ?

それじゃ、クラッシックも音楽じゃないの?
ほとんど詩なんて無いじゃん。
そもそも音楽に歌が無いなんて、珍しい話ではないではないか。

アフリカのパーカッションだけで作られるものは、音楽ではないの?
これなんて、メロディーも無いぞ。

歌がある事を否定するつもりは無い。
私だって、心に沁みた歌詞が無いわけではない。

しかしだ、歌ってのは、音楽の一要素にしか過ぎないのだ。
その音楽の魅力を増すための、一要素だ。

音楽ってのは、体で感じるものだ。
耳だけではない、全身で感じるものだ。
音ってのは、耳で聞こえるものだけではないのだ。
人間の耳は、そんなに出来が良くない。
耳で捉えきれない低音がズシズシと内臓を揺さぶる、そんな感覚がわかるか?

洋楽は音楽では無いというのか?
それともみんな、そんなに語学堪能で、聞いてる端から全て脳内で翻訳しているとでも言うのか?

翻訳カードを見て、それが良かったなんて言うなよ。
それは、「読んでる」のであって、「聴いて」いないではないか。

それが音楽の主だと思うなら、そんな連中は詩集でも読んでろってんだ。
フン。

商業音楽が溢れて、カラオケ市場が盛り上がった頃は、酷いものだった。
歌詞を目で追いかける事が音楽であるぐらいの定義がされる程であった。

今はだいぶ緩和されてはいるけれど…


たとえば、私はサザンオールスターズの歌は、聞き取れない。
舌のまわらない、ダラダラとなめるような歌い方をする、アイドルの歌も聞き取れない。

それでもいいのだというのだから、よくわからなくなってくる、商業音楽の定義。


でもさ、子供が話すかのように、聞こえたまま、適当な歌詞で口ずさむ歌なんてあるでしょ?
その曲がさ、好きだったりする時もあるでしょ?


歌詞なんて、知らない方が良い時もあるな、と思う事もあります。

特に、ロックなんて、私も含めて、頭の悪い連中が歌詞を書く事がほとんどなのだから、そりゃ酷いものが多いです。


久々に聴いて、そういえば、何を歌ってるんだ?と歌詞カードを見て、笑い転がされた作品を1つご紹介。


餌(ESA)
FLATBACKER, 山田雅樹, 本間大嗣
ビクターエンタテインメント

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「FLATBACKER」という日本のバンドの「餌」というアルバム。

一曲目、「GUERRILLA GANG」という曲の歌詞です。



Hungry! Hungry! 餌がない カラッポ
Hungry! Hungry! 情けない cannnot stand!

ゲッソリ頬こけて すぐに down! down!
足元も もたつき someday

Hide out! Hide out! 茂みにひっこめ
Hide out! Hide out! 一気にブッ飛べ

角刈りのゲリラ達 今 dush! dush!
反乱の企て It's now

GUE! RRI! LLA!
GUE! RRI! LLA!

GANG! GANG! 女が待っている
GANG! GANG! 子供が待っている
GANG! GANG! ん~ くたばるか
GANG! GANG! 腹をすかして待っている

Come in! Come in! 空き家があったぞ
Come in! Come in! 食物どっさり?

予想の裏返し ダメ! gap! gap!
ひざまづき 肩おとし ヤダ!

GANG! GANG! へこたれそうになる
GANG! GANG! 子供が待っている
GANG! GANG! Ah...はらへった
GANG! GANG! Ah...




どうですか?
どれだけはらへってんだ!
でもね、このバンド、当時はすごく人気があって、みんなこれに拳振り上げていたわけですよ。
このフラットバッカー、後に「E.Z.O」と改名し、アメリカ進出までします。
この歌詞を書いた山田正樹は、「E.Z.O」解散後、「LOUDNESS」という、日本ロックの重鎮的バンドに加入。
この同時期、「LOUDNESS」にベースとして、「X japan」の「Taiji」が加入したりして、話題になりました。

そう、こんな日本ロックシーンに、名前を刻み付けた人の書いた歌詞がコレ。
この歌詞の乗った曲に、どれだけのロック小僧達が、興奮し、心躍らせた事か…

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米人気バンド、ライブ中に射殺される (日刊スポーツ) - goo ニュース

なりさんのサイトの日記を見て知った。
衝撃的なニュースだった。

あの、パンテラのメンバーだ。

あの、と言われても、どの?と思われる方が、このブログを見て下さっている方は、ほとんどだと思う。
それこそ、なりさん以外、わからないかもしれないぐらいだ。

しかしパンテラは、すごいバンドだった。
当時、スラッシュやら、デスやら、グラインドやらが、混沌と存在していたアンダーグラウンドロックシーン。
ガレージの雰囲気を丸出しにしたニルバーナなんかには、まるで興味が無かった。

そんな時、突然台頭してきた、パンテラ。

激しく叩きつけるようなリズムに、うねるような曲調。
これがグルーブ感ってヤツか!と、ただ立てに跳ねれば良い、頭をガクガク振れば良いと思っていた私には、衝撃的だった。

1stの「COWBOY FROM HELL」が主に名盤とされるが、私は断然、2ndの「VULGER DISPLAY OF POWER」だ。
なぜこれほど攻撃的に、なのにキャッチーな音楽が作れるのだろうか?

かのジューダスプリーストに在籍していた、メタルゴッド「ロブハルフォード」が、ジューダスプリーストを脱退するきっかけの1つに、パンテラの音楽があったと、私は思っている。
だって、あのロブハルフォードが、脱退後結成したファイトで見せたスタイルはどうか?
影響されすぎだぞじーさん!だったもん。

人に聞かせたら、たぶんどれもこれもうるせー音楽。
ノイズ以外の何物でもない、音楽と言うな!と言われてしまう、音。

バンドを辞めてから、ほとんど音というものから遠ざかっていた私。
音を聞く事が、辛かったのだ。

しかし、ニュースを知って、どうしても聞きたくなって、実家の押入れをあさって、私のCDのダンボールを出してきた。
出てくるCDは、どれもこれも、騒音の詰まった円盤だ。
よくもこれだけ、そんなのばかりと、自分で失笑してしまうぐらい、うるせーのしかない。

でも、すごく懐かしい。
どれもこれも、私の思い出とリンクする。

バタバタCDをほじくって、ようやく見つけたアルバム。

うるせー
うるせー
本当にうるせー
よく、こんな音楽を聴いていたもんだと、自分の事ながらおかしいのだけれど、体は動く。


犯人はその場で射殺されたらしい。
真相は、もう永遠にわからないわけだ。


何か、私の過去を1つ殺された気分だ。
情けないけど、涙がとまらない。


ダレル。
悔やみの言葉なんて、出ないけど、良いギタリストだったよ。
俺は好きだった。
さよなら。
こんなうるせー音楽聴きながら、泣くはめになるとは思わなかったよ。

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ネットを回っていたら、私が昔在籍していたバンドのサイトが立ち上がっていた。

私が最後に在籍したバンドで、その頃の私は、音楽に攻撃性を過剰に求めていた。

私がバンドをやっている自分に求めていたのは、メジャーでビッグなカリスマでは無く、アンダーグラウンドの象徴。

名声と金を求めるえーちゃん的世界にはまるで興味が無く、ともかく悪である事に徹していた。

私の進む道は、確実に間違っており、私はバンドの世界からフェードアウトするしか、なくなったのでした。

サイトにも、私への誹謗が綴られていた。

そりゃそうだろう。
ごめん。

でもね、皆が夢見てロックスターを目指すように、私も、私なりの夢があったのよ。
それが、歪んだ夢であろうとも、悪夢であろうとも。

ある意味、私の夢はかなったのかもしれない。

当時の私を知る人は、きっと吐き捨てるように私を語る事であろう。

最悪のアンダーグラウンドの最低の住人。

しかし、写真が無いのか、そのサイトには、私の載ってる写真がいくつも掲載されていた。

私が作るなら、絶対に載せないけどなぁ。

ともかく、あまりにも懐かしかったので、写真をパクってきたので、いくつか公開。




左のモヒカンが私。
三本モヒカンだった頃ですな。




ノリノリですな(笑


そして、今回の目玉!




私のアップ!
ウッハー!

まともな人間なわけがありません(^^;
自分でビックリです(笑

はぁ...


サイトを見て、もう、ボーカル以外、当時のメンバーは残っていない事がわかった。

っていうか、ボーカル以外、メンバーがいないようで、サポートメンバーで活動しているようだった。

まぁ、そうだろうなぁ。

しかし、他のメンバーの動向が気になる。

見たら、ギターは結婚によって、脱退したとの事。


は!?
結婚???

私がばっくれた頃は、かみさんが男を作って、子供を連れて逃げて、メゲメゲだったのに。

あんなキャラで、どこでどんな女と知り合って、しかも再婚したんだ?

すげー気になる。

ドラムは、肺を壊し、いったんバンドを退いたが、復活。
しかし、退いていた間のバンドと馴染めなかった様で、脱退。

なるほどぉ…
彼らしいといえば、彼らしい。

肺は塵肺か?

無理せぬように…


私が在籍していた頃のメンバーは、ボーカル以外の動向は、今後知る事は不可能であろう。

皆々、お元気で。
頑張って。
ごめんね。

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