あけましておめでとうございます。
家族に翻弄される、SCUMです。
年末のテレビ、我が家は紅白一色でした。
どうも、母妹が紅白好きのようで、私はそれに付き合って見ているカンジでした。
我がPCに、テレビのケーブル繋げば見られたのですが、それを怠っていたもので…
ボビー、どうなったのか?
ものすごく気になります。
さて、予定調和な紅白を、あくび浮かべながら見ていたのですが、我が母妹は、さだまさし好き。
さだまさし登場によって、なんだか浮き足立つ、我が家の空気。
付き合いで見ていた紅白でしたが、私、この紅白に出場した、さだまさしの歌に、鳥肌が立つほどの刺激を受けました。
今回、さだまさしが歌った曲は、「遥かなるクリスマス」という曲。
歌詞を載せさせていただきます。
メリークリスマス
二人のためのワインと それから君への贈り物を抱えて駅を出る
外は雪模様 気づけば ふと見知らぬ誰かが僕にそっと声をかけて来る
振り向けば小さな箱を差し出す 助け合いの子供達に僕はポケットを探る
携帯電話で君の弾む声に もうすぐ帰るよと告げた時のこと
ふいに誰かの悲鳴が聞こえた 正面のスクリーン激しい爆撃を繰り返すニュース
僕には何にも関係ないことだと 言い聞かせながら無言でひたすら歩いた
メリークリスマス
僕達のための平和と 世の中の平和とが少しずつずれ始めている
誰もが正義を口にするけど 二束三文の正義 十把一絡げの幸せ つまり嘘
僕はぬくぬくと君への 愛だけで本当は十分なんだけど
本当は気づいている今のこの時も 誰かがどこかで静かに命を奪われている
独裁者が倒されたというのに 民衆が傷つけ合う平和とは一体何だろう
人々はもう気づいている 裸の王様に大人達は本当の事が言えない
いつの間にか大人達と子供達とは 平和な戦場で殺しあうようになってしまった
尤も僕らはやがて自分の子供を 戦場に送る契約をしたのだから同じこと
子供達の瞳は大人の胸の底を 探りながらじわりじわりと壊れていく
本当に君を愛している 永遠に君が幸せであれと叫ぶ
その隣で自分の幸せばかりを 求め続けている卑劣な僕がいる
世界中を幸せにと願う君と いえいっそ世界中が不幸ならと願う僕がいる
メリークリスマス
僕は胸に抱えた小さな 君への贈り物について深く考えている
僕は君の子供を戦場へ送るために この贈り物を抱えているのだろうか
本当に愛している 永遠に君が幸せであれと叫ぶ
本当に君を愛している 永遠に永遠に君が幸せであれと叫ぶ
メリークリスマス
凍てつく涙を拭いながら
生きてくれ生きてくれと叫ぶ
雪の中で雪の中で雪の中で
白い白い白い雪の中で
メリークリスマス
メリークリスマス
はぁ…
この歌詞を書いても涙が出るぐらいだ。
めっちゃ、フォークではないか!
さだまさし、ちょいとなめていました。
すみません。
この曲を、紅白で歌う事、それはものすごい葛藤があった事でしょう。
でも、私は、これをあえて紅白で歌ったさだまさしを、賞賛したい。
それまで、ただ年末、大晦日というだけでお祭りムードだった紅白を、あれだけどん底に叩き落した、そのパワーは圧巻だ。
それを責めるのは、簡単だ。
しかし、しかしだ。
浮かれている場合なのか?
紅白という、全国区の番組で、あれを熱唱したさだまさし。
単純に、すげーと思うよ。
パンクな俺に、鳥肌立たせたのだから、あんた、成功だよ。
俺は尊敬する。
フォーク健在なり!
このさだまさしを、紅白のテンションを下げた罪人みたいに言うヤツがいたら、このパンク出身のSCUM様が相手になってやる。
やってやるぜ。
フォーク死なずという勢いを教えてくれたのが、超メジャーアーティストとは…
さだまさし、ありがとう。
ちょっと好きになったよ。
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そのさだまさしの「遥かなるクリスマス」の入っているアルバムです。
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