SCUM’S BLOG
満たされている時は
満たされている事に気付かない
むしろ枯渇すら感じる
 



ずっと紹介していなかったヒカンザクラ。

3月の段階で、



こんなんだったのが、



こんなになっちゃいました。

一応、芽が伸びて、葉が5枚ぐらいついたら、芽積みぐらいはしていたんですけどねぇ..
ずいぶん旺盛ですね。


というわけで、本当は、6月に入ってすぐぐらいにやりたかったのですが、全葉刈りと、剪定をする事にしました。


葉刈りの目的は色々なのですが、今回は、ま、使う枝をチョイスする事、剪定しやすくする事、そして、ビョンビョン伸びる力をいったん、幹に戻させる事ですかねぇ。


というわけで、とりあえず葉柄ぐらいを残して、おおよそ葉刈りしました。




葉っぱがもじゃもじゃの時には気付かなかった…っていうか、あんまりマジマジ見ていなかったのですが(^^;
最初の枝が出るところに、いきなり4本も枝がありました。



盆栽は、2股に分かれさせて行くのが基本。
多くの枝を1点から出させると、そこにエネルギーが集まってしまい、コブ状になってしまうから。




とりあえず、後から出てきて、他の葉やらの影になって成長不良の枝は却下。
角度も悪いし。
即、切除。


あとをどう残すか、かなり迷った挙句…



赤線のところで切りました。
この2本を選んだ理由は、根元の葉間が狭かったから。
あとのは、広かったので、小さくつくるのには不向きかな、と。
さらに残した2本も、葉柄3箇所分ぐらい残して剪定。
葉のすぐ上で剪定しなかったのは、切り口から乾燥して、葉の元に出来る芽を殺さないため。


結果、



こんなカンジに。


去年の9月の状況..



..と比べて、枝とかの数なんかで考えると、ほとんど変わっていないように見えるでしょうが、幹なんかはだいぶ樹らしくなってますよね。
枝を好きに伸ばさせたからかな。

こんなカンジで、この子は状態を見つつ、戻し戻しで、のんびり育てていこうと思っております。
ジーサンになる頃に、多少見られるぐらいに育っていれば良いな、と。

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さて、過去記事、「ホームセンター産の梅の春の剪定の調整」で紹介した梅。





4/16の段階でこうだった物が...





芽の1つが、これぐらい伸びました。

とりあえず、当面枝を作りたいので、この伸びた芽を...





こんなカンジで、葉を2枚残してカット。

葉も、付け根辺りを少しだけ残して切ってしまいました。

成長点を止めた事、さらに葉を落とす事で、葉の根元に芽が作られる事が促進されるはずです。

成長点を止めた事で、本来芽の先に行くべきエネルギーが行き場を失い、他を伸ばそうと、芽を作り出します。

また、葉を落とす事で、落葉を擬似的に感じさせるわけです。

葉を全て落としてしまわず、切って少し残したのは、まだこんな木ですから、水を蒸散すべき葉をいきなり失い、体力を落とし過ぎないようにするためです。


木が体力を落とさない限りは、しばらくはこんなカンジで枝を作っていくつもりです。
さて、どうなるか..

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過去記事「ホームセンター産の梅の春の剪定」記事で紹介した梅。


良いカンジに胴吹き芽が出てきたので、気になっていた、太くて真っ直ぐな枝…





…赤丸の中の枝をぶった切りました。


もうちょっと待って、様子を見て、梅の体調と、枝の様子を見ながら…ってのが本当なのかもしれないけれど、思い立ったら待ちきれない、私の悪いところ。





切ったところに癒合剤を塗って完了。

わりと良いんじゃない?それっぽくなったんじゃない?と、満足。
これで、秋に植替え角度を変えれば、かなり雰囲気が変わると思う。

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ホームセンターで買って来て、そのままの形で育ててきたピラカンサとボケの剪定をしました。



まずはピラカンサ。




新たな花芽が形成されており、このままほっておけば、また花と実が楽しめるのでしょうが、そこは盆栽。
情け容赦なく剪定。




こんなカンジに。




ボケはまだ花芽をつけていたのですが、まばらだし、あまりもう綺麗には咲きそうも無かったので、剪定決行。




こんなカンジに。



両者とも、ホームセンターで買って来て、初の剪定。

ホームセンターで売られている樹なんて、ミニ盆栽とかいう名前で売られていたって、ちゃんと盆栽として作られているわけではなく、ただ小さいだけなので、こうした形にしたいから、こうした剪定をするというところまでもいきません。

とりあえず、短く作れるように、短いところに出ている芽を2つぐらい残せればいいかな?ってカンジで剪定しただけです。

あとは、どうこれから芽を出してくれるかによって、これから考えるといったカンジです。

ま、ホームセンターで買った樹なんかで、いきなり真剣につくろうってのが無理ですからねぇ。
極端なぐらい切り詰めて、樹がどう動いてくれるかを見ながら作っていけば良いのでは、と。


今回、両者ともバラ科という事で、枝を切った部分には、写真の後、癒合剤を塗っております。

これが盆栽然となるか?

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ボケが開花しました。
梅に比べると、ひどく派手だなぁ(^^;

まぁ、これは八重咲だから、余計そうなのでしょうが、梅より花自体が大きいので、余計に派手に感じます。

梅とボケは同じバラ科。

似ている花もありますが、ボケは花を咲かせる時には、葉も展開しておりますね。

ちなみに、私は山桜系と、梅がいまいち区別つかないなぁ…とか思っていたのですが、梅と桜は同じPrunus属。

そりゃ似てるわな ^^;
そこまで近縁だとは思いませんでした。


ボケは、名前の響きが悪いですよね。

でも、「呆け」ではなくて、「木瓜」です。

中国で、ボケの事を「木瓜」と書き、これを「ボッケ」と日本で読み、それが訛って、現在ボケと呼ばれるようになったのです。


木瓜と書かれる様に、ボケは西洋梨のような形の不思議な瓜状の実をつけます。

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春だからなのでしょうが、風が強いですねぇ。

ンガー!って頭にくるぐらい、風が強い。
仕事の書類をビューンと飛ばされてしまったり、目にゴミが入ったり、コンチクショー。

あげくに、植え替えたばかりのケヤキの子が、風でまくれた寒冷紗にひっかかって抜けてたし。
根が乾いて死んでしまったのでは無かろうか -_-;



さてと、可愛らしく咲いていた我が家の梅ですが、強風で一気に散ってしまったので、春の剪定をする事に。





今はこんなカンジ。


過去記事に...


>ただ、この木を買ってきたのは良いけれど、これだけ枝元に花がついているという事は、それだけ根元に葉芽が無いと言う事で、つまり、短い節での枝作りが厄介という事で、これから盆栽っぽく仕上げていくのは、なかなか厄介だろうなぁ(^^;



...と書いたように、花後によくよく観察してみたら、やはり盆栽として育てるには、なかなか難しい状況でした。

いかんせんホームセンターで買ったものですからねぇ ^^;

ま、それでもとりあえず、あまり難しく考えず、これから少しでも見られるようになるようにと、剪定をば。





まず、たとえばこんな枝。





赤丸のところに葉芽があり、これが伸びて、新しい枝になっていくわけです。
盆栽は、とにかく小さく作りたいわけで、




枝元から、今の葉芽(将来枝分かれとなっていく部分)まで、これほど距離があると、盆栽としては、変にヒョロ長くなってしまって、綺麗になりそうもない。

というわけで、今回こんなカンジの枝は、全部切ってしまいました。





枝元から、これぐらいの距離に葉芽があってくれるとありがたいのよねぇ。
短く、小さくつくれるから。
というわけで、赤線のところで剪定。





剪定の結果、こんな姿になりました。





生かした枝は、赤丸の4本。
これらの枝が、これからどうなるかによって、どれを生かしていくか、どれをメインにするかなどを決めていこうと思います。

しかし、



根元に一番近い、赤丸の枝までの距離(青矢印)が長いのと、形が変に直線的で単調なのが、やっぱり気になりますよねぇ。
今回は買ってきたばかりで、この樹の調子がわからなかったので、この程度にしていますが、これからの流れによっては、左の赤紫の線の辺りで切ってしまうという事も考えられます。

まぁ、その辺は、秋の植替えの時にでも考えようかな、と。

青矢印の辺りに、胴吹き芽が出てきてくれれば、それを利用して新しい枝を作っていくって手もあるし。

新芽が伸び出すのが楽しみです。

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我が家の梅の花も、だいぶ開いてまいりました。





桃色の梅の花は、桜の桃色とは違って、淡い感じで可愛らしくて好き。

ただ、この木を買ってきたのは良いけれど、これだけ枝元に花がついているという事は、それだけ根元に葉芽が無いと言う事で、つまり、短い節での枝作りが厄介という事で、これから盆栽っぽく仕上げていくのは、なかなか厄介だろうなぁ(^^;



過去記事、「梅開花」で紹介した、今年買ったボサボサの黒松。




植替えついでに、これぐらいまで切ってみました。



植替え&選定をしたのは良いのだけれど、これ、ボサボサだったから気付かなかったけれど、売られていた段階で、こんな形にするために、針金を巻き、長い事経っていたようで、針金が一部、樹皮に取り込まれてしまっており、樹皮を傷つけないと針金が撤去できませんでした。



本当は癒合剤を塗ってあげるべきなのだけれど、持っていなかったので、そのまんま。
どうなる事やら...



去年実生し、思ったより育たなかったなぁ…と思っていたケヤキ。




これも植替えしようと、プランターから抜いてみたら、土中は案外根を張っておりました。



こちらも根をガッツリ切って植替え。
今年はそこそこ育ってくれれば良いのですが、あんまりうちは、ケヤキに向いた環境では無いのかしら?
ちょっと心配です。





個人的に今年一番楽しみなのが、この五葉松。

秋までにどう変わるか、今が幼いだけに楽しみ。


良い季節になってきたものです。
色々楽しみ。

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記事にはしておりませんでしたが、そういえば、1月に梅、ボケ、黒松を買ったのでした。

その梅が、ようやく一輪だけ開花しました。








ついでにその、買ったボケと黒松もご紹介。





ボケ。
こちらは蕾は多少膨れているものの、まだ咲く気配がありません。





黒松。
今期、実生が上手くいかなかったので、さみしくて買ってしまいました。



さて、我が家に元からいる木ですが...





ヒカンザクラですが、この冬、落葉せず、この季節に微妙な芽をヒョーンと伸ばしております。
むー、いいのか、これで?

寒さが足りなかったから落葉しなかったわけでは無いと思うんですよね。



ケヤキなんて、落葉して枯れ木の様相ですから。

ヒカンザクラ、このまま様子を見るか、芽を切って、葉を落として人工的な落葉状態にするか、迷っております。





ガジュマルは、外のビニール温室に入れていたのですが、寒さに負けたのか、先が腐れてしまったので、生きているところで切って、屋内に取り込みました。
やっぱりさすがに、このサイズで寒さに当たるのはきつかったかな。
ま、でも、切ったところで、葉を5枚残したところでなので、ここから枝でも吹いてくれれば、まるで問題無いのですが。



梅の花を見に行きたいなぁ。

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なにやら今週は、酷く体が痛くて疲れやすい。
肩の辺りの総リペア、もしくは全取替えしてくれってカンジのSCUMです。
たいして忙しいわけでも無いのになぁ。



昼頃、仕事で使う部材を見に、ホームセンターに立ち寄った。
慌てているわけでは無かったので、ついでにちょろっと園芸コーナーも覗いてみた。
多肉植物やらは、めぼしい物もなかったのだが、思わずふきのとうと、ピラカンサを買ってしまった。





ピラカンサ(ピラカンサス) Pyracantha sp.

バラ科の常緑低木です。
まだ鉢から抜いていないのだけれど、たぶん枝挿しのものだと思います。
どの鉢も2本ずつ植えられていたので、せっかくなので、オレンジの実のと、赤い実のとが生えていて、中でも低い位置に枝のあるものを選んでみました。
ピラカンサ自体はユーラシアにわりと広く分布しているようで、一般的には、赤い方は西アジア原産のトキワサンザシ(常盤山櫨子) Pyracantha coccinea 、オレンジの方は、中国原産のタチバナモドキ(橘擬) Pyracantha angustifolia だという事だけれど、ホームセンターで買った株の種まで同定しようってのは難しいかな(^^;
園芸種(つーか、ハイブリッド)とかもありそうな気がするし、まぁ私は盆栽として育てるものなわけだし。

ちなみに、学名のピラカンサ Pyracantha
ギリシャ語のpyroと、acanthaが組み合わされたもの。
pyroは炎。
学名はラテン語読みが基本なので、あえて片仮名表記しているから「ピラ」になっているけれど、英語的に発音するならば、「パイロ」ですかね。
赤い実を炎に例えたのでしょう。
acanthaは、刺。
バラ科のピラカンサ。
刺があるのですよ、ちゃんと。
ちなみに、トキワサンザシの種名 angustifoliaは、幅の狭い葉、という意味。
タチバナモドキの種名 coccineaは、紅色、緋紅色という意味。

丈夫で対陰性も強いらいいけれど、日当たりが良い方が、実付きが良いらしい。
若干耐寒性に弱いので、冬は保護が必要との事。





ふきのとう

漢字で書くと、蕗の薹。

私は幼少期、長野で育ち、ふきのとうはそれこそ、家の脇なんかにもあって、雪をどけて、凍った土から頭を出しているものを採り、てんぷらにして食べるという、春の思い出深い食べ物でありました。
大人になり、まわりから、ふきのとうは苦くてまずいなんて聞くと、開いてしまったふきのとうしか食べた事が無いのだろうなぁと思わされるぐらい、子供の頃から美味しいと思って食べていたものでした。
実際、東京のスーパーでパックされているふきのとうは、あまりにも食べ頃を過ぎていて、苦くて美味くないだろうなぁと思わされます。

ふきのとうって、私はフキとは結びついていなかったのですが、フキの根茎から生える花茎の事だったのですね。
知りませんでした(^^;

というわけで、ふきのとうはフキなのですから、日本に自生するフキには、いくつかの亜種があるようですが、とりあえず学名は Petasites japonicus
キク科の植物。

いやしかし、フキってのは、そのものも美味いし、花まで蕾までもが春の味を楽しませてくれるのだから、偉いですよねぇ。
弱光で、水をたっぷりあげれば強いみたいなので、上手に育てられたら良いな。


黒いポットに植えられた状態なので、とりあえず週末、ちゃんと植えてやれる時間が作れますように(^^;

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植替え、コケを敷いたヒカンザクラとガジュマルの近況です。


ガジュマルも、植替え後パリっと調子をあげてくれなかったヒカンザクラも、とりあえず新芽を吹いてくれたので、根が張ってくれたのだろうと、とりあえず安心できるようにはなってくれました。





ガジュマルは強いです、ほんと。





ヒカンザクラ。




水色の丸のところで新芽が葉を展開し、赤丸のところにも芽が出来ています。




水色の中の若々しい葉が、新たな芽が作った葉。




水色矢印の、枯れてしまった葉の部分にも、新芽が出来ているし、赤矢印のところにも、胴吹き芽が出来ているので、仮にどちらかが死んでしまっても、想定していた今後の形をあまり崩さずに作っていけるかなぁ、と。



いやはや、今年は種蒔きが上手くいかず、散々でしたが、とりあえずこの子達以外に、




五葉松が1本、




ケヤキが3本生き残ってくれたので、まぁ、良しとするべきなのでしょう。

とりあえず、本格的に寒くなるまでのあとわずかな期間、頑張って体力をつけ、来春まで持ちこたえてもらいたいものです。



ただひたすら、地味に近所の公園で、木の種を採取しているなんて夢を見ました。
なんていう地味な夢を見るんだ、私はなんて思ったけれど、実際、種を採取しに行こうかしら。
来春に備えて。

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