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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

再開に向けての近況!その2

2014-02-11 17:51:37 | よもやま話
日曜日に引き続き、今日も午前中からパワーアンプのスイッチを入れ、午後からながら聴きを続けておりました。
日曜日は本格的に聴く為に絨毯もスピーカーのネットも取り払って聴き込んでおりましたが、
きょうは最初からながら聴きのつもりでおりましたので、そんなに気合を入れず楽しんでおりました。

最初は、先日購入したFRIDE PRIDEの two too



やはり少し詰まった感じで抜けが悪い、しかし聴いていて楽しいし音楽的には良いのでこれでもう少し音が良ければ良いのになぁ!残念。

次はヤマテツお勧めのギターのアルバム



先日、上様宅で聴いた時よりの音が軽い、決して悪い意味ではなくスムーズに倍音も伸びて空間に広がっていく感じ。

そして、武満徹のNAXOS盤 日本作曲家選 「そしてそれが風であることを知った/海へ/雨の樹他」



当初から思っていたことですが音離れが非常に良くなって空間表現の幅が大きく広がっています。

先日、吉田苑で聴いたTIDALには遠く及びませんが、CDによってはなかなか良い感じでスピーカーの存在が気にならなくなります。

とても、存在が消えるとまでは言えませんが・・・。

そして、最後はT-TOC RECORDS MASTER CDR-Ⅱから KANKAWA/ORGANIST



我が家のみで味わえていたエモーショナルな表現のオープニングの影が薄れいたってスムーズな表現に変化しています。

これも不思議で低域が飽和するかな?と予想しておりましたが
予想に反してリアルなベースの音が出てきました。

続くヴィブラフォンの響きも柔らかくとてもストレスフリーに空間に広がっていきます。
どこにも誇張した感じがなくてかえって拍子抜けした音です。

加えてサックスがとても柔らかくていい感じです。

サランネットを外して絨毯も取って聴いてみたい気もしましたが、きょうはこのまま良い感じの状態でタイムアップと成りました。

CDによっては飽和するものも出てきましたが総体的に自然な状態に近づいている感じがしたので、当分はこのまま聴き込んで行こうと思います。
今日が良くても明日必ず良いとは限らないのがオーディオの不思議で難しいところですから、じっくり検証してみたいと思っています。

再開に向けての近況!

2014-02-11 08:32:57 | オ-ディオ
完全再開とは言えませんが、取り合えず普通にCD再生に関しては元のシステムに戻りました。
アナログに関しては再開に向けて準備中です。
準備期間もかなり過ぎましたが亀足で進んでおります。

リフレッシュして戻ってきましたアンプ達は明らかに音が新しい。
特に高域の解像度は別物と言っても良いくらいです。
これは、パワーアンプによるもので、全てのMOS・FETを交換しましたので当然かもしれません。
長い期間聞き続けていますと自然に高域が衰退しても解らなくなるようです。

これ程音が変わってしまうと、モノラルアンプを使用している環境では、方チャンネルに故障が出た時には左右の音を合わせるためにも両方のメンテナンスが必要になってくるのではないかと思いました。
当然、今回の拙宅のように出力素子を全て交換するという大手術をした時に限られるとは思いますが・・・。

機械である以上経年劣化は避けられないとは思いますが、今まで結構システムを追い込んできたと思っていたのはマスターベーションであったのではないか?と少し反省をしております。

プリアンプも不調(自業自得ですが)で2回程チェックを受けましたがプリアンプ自体は入力系のクリーンアップ程度で特に部品を交換したことはなかったのですが、これも、パワーサプライを不注意の為に壊してしまい部品交換に至りました。

以上、全てのアンプのリフレッシュを終えての最初の音出しで
今までのシステムのバランスが崩れてしまって違和感を覚える結果となりました。
しかしながらこれらの違和感は、これからのステップアップを望める可能性があるもので、決して後ろ向きではありません。
期待感のほうが遥かに大きいと思えるものです。

具体的には解像度が上がった高域ですが、どう言う訳か歪みが減少しているように感じます。以前、鳴らない鳴らないとぼやいておりました、フィリッパジョルダーノも凄く良いまでもいかないけれど何とか聴ける程度のレベルまで改善されました。


思うところ「高域の歪み感の減衰は低域の影響が大きいのではないか?」と言うことです。パワーサプライがDSUからDS1.5に変わり、そのDS1.5もコンデンサー等の交換でリフレッシュされた為に低域の駆動力もアップされた感じです。

以前、低域が飽和状態であった感じがありスピーカーベースをTAOCのSCB45からウェルフロートに交換して、低域のトランジェントが大幅に改善されましたが、今回はそれでも飽和寸前で






などは、また少し苦しいところも見え隠れしております。

しかしながら量的には上記のCDよりも遥かに多いと思われるシルバーレインなどは不思議とかなりの音量でも飽和しません。


やはり、部屋自体の構造や素材に問題があるようで、詳しく調べれば飽和する近辺の周波数など解ると思いますが解ったところで機器的に周波数をフラットにするようなものは鮮度感がスポイルされるので使いたくありませんし、何とか他の方法で少しだけ改善されればと思います。

その大きな要因として、今までどれ程までの割合で動いていたのではないかと疑われる
スキャンスピークスの25cmのノンパルプ・ペーパーコーンのウーファーです。
恥ずかしながらやっと本領を発揮しだしたのではないかと思われることです。

まず、音楽自体のスケール感が全く違って聴こえます。低域のトランジェント優先で本来出なければいけない低域を殺していたのではないかと言う懸念です。低域から高域までスピードの整った再生音で尚且つ早い低音というのは非常に難しい条件で並大抵のシステムでは出ないものだと思います。

拙宅でも少しは近づけたと思っていたのは自分自身の思い込みであって、
高域、低域と再生範囲は両側に延びてそのスピードを整えるなど短期間では難しいようです。
それと、音のスピード最優先で音楽のスケール感を犠牲にしていたのではないかと思います。

CDに入っている音をそのままに再現するという大きな命題に向かってシステムを構築してきたつもりでしたが、
Ray邸で感じる圧倒的なスケールは拙宅では端から諦めていたように思います。
Ray邸のほんの一部でも近づけたらという努力をしていなかった事が原因です。

拙宅の環境でもまだまだ努力次第では可能性があると言うことを再確認できたと同時に
機器の能力を最大限に出してあげるという難しさも経験させてもらったようです。

大佐がHB-1の可能性をとことん追求されているように、少しでも機器のポテンシャルを上げて行く努力を怠らないようにしたいと思う今日この頃です。