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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

「静」ケーブルノイズキャンセラー CNC-20-200導入!

2012-11-18 01:04:54 | オ-ディオ



今日、正確には昨日ですが、販売の仕事を終えた後に尾崎さんのところに「静」のケーブルノイズキャンセラーを取りに伺いました。

上様から「笑ってしまうほどに凄い」と聞かされておりましたが、使ってみるまではどれほどのモノか想像が付きませんでした。

原邸に伺った時も原さんからは「こんな物もあるよ」とさらりと言われたぐらいで、あまり気にも留めなかったですし、その時はカーペットのほうが凄い効果でしたのでそちらのばかり気が行っておりました。

原邸はすべてが徹底的に対策されておりましたので、このノイズキャンセラーの効果も解り難かったのかも知れません。

さて本題に話は移ります。上様は「rodrigo y gabriela が最高だ!」と聞いておりましたが、小心者の私は最初に rodrigo y gabrielaをかけるだけの勇気を持ち合わせておらず、おきまりの井筒香奈枝「時のまにまに」から始めました。

声の出方がまるで違います。次に続くギターの伸びやかさが気持ちよく決まって、弦のスライドの音も際立っています。「こんな音だったっけ?」

本当はお決まりのディスクをかけたいところですが、夜ということもあり昼間の音量は出せるはずも無く、ボーカルからHalie Lorenの[heart first]を選曲、声の伸びやかさが全然違います。

「今までは2次元の世界でこれからは3次元の世界」とは上様の弁ですが、その通りに立体的に音場が形成されるようです。しかしながら音は決して薄くはならずに実態感を伴ってこちらに浸透してきます。何しろ聴いていて気持ちが良いのです。CD1枚があっという間に終わってしまいました。


続いて Woong San [Once I Loved]です。冒頭のWoong Sanの声がたまりません。これだけでノックアウトです。4曲目のNo Moon At ALLの出だしのアコースティック・ベースが心地よく芯のある音で迫ってきます。それに絡むようにWoong Sanのボーカルが歌いだします。とてもボーカルとバックの楽器のバランスが絶妙に決まっています。

どちらも音の姿が際立っているのですが、出しゃばるのでもなく自然とお互いを支えながら展開していきます。
8曲目のタイトルナンバーでもある[Once I Loved]のピアノなど艶やかで澄み切ったように響く様など絶品です。



これに気を良くして鳴らなかったフィリッパ・ジョルダーノをトレイに乗っけてしまいました。驚く無かれあの「バックとボーカルのバランスが悪くて聴けなかったディスクが聴けるではありませんか!」

今までバックに埋もれていたボーカルが立体的になって浸透力のある歌声に変化した結果、ボーカルが主体となって歌っているので音楽に成っているのだと思います。

そして上様から貰ったFM放送の井上陽水のスタジオライブなどまるでその場に居るかのような空気感が再現されました。

こうなるともう我慢が出来ません、夜なんですが少しだけボリュームを上げさせてもらって rodrigo y gabriela を・・・。


冒頭一発目から会場の空気に包まれる感じでギターが立体的に聞こえてきます。今までのギターの感じとは音の出方が全く違って聴こえてきます。

次から次へとディスクを変えていつまでも聴いていたい衝動に駆られました。さすがにマンションですから11時を超えて普通には聴けませんのでこの後は明日からの楽しみに取っておきます。

「たかがこんな物で?」という思いが今もしておりますが、ひょっとしたら、今まで抱えているシステムの問題点がクリアーに成るかもしれないほどに根本的に音の容姿が変わってきますし、気持ちのよい音楽が鳴り出します。

自分のシステムが数ランク上がったかのような音になりました。今迄で最高の状態で拙宅のシステムが鳴ってします。こんな音だったら「何時でも聴きに来てください!」という心境になってしまいました。嬉しくてたまりませんし、明日も仕事なのに興奮冷めやらずという状態です。

システムレイアウトの変更とセンターの丸棒の影響も無いとは言えませんが、それよりも根本的に音の出方が変わって空気感を感じ取れるほどの音場が再現されるのですから不思議としか言えない思いです。


使い手によって音は変わる!

2012-11-15 19:53:27 | オ-ディオ
先日の11日のハイエンドショウのことです。

4Fの奥の椅子のところで上様と話していましたが、なかなか感じの良い音が聴こえていました。

丁度横がアンダンテラルゴのブースでした。当然ながら使っている機器はLINNのシステムですが、聴こえてくる音はとてもLINNのような音ではありませんでした。

とても、音の芯があって音楽に力があり説得力のある音が流れていました。


失礼ながら昨今のLINNのシステムにはいささか閉口するところがありましたが、LINNを知り尽くした鈴木さんが鳴らすとこうも違う音になるのかと改めて感心した次第です。

尾崎さんの所でもそんな話をしておりましたが、メースの方が仰るにはアンダンテラルゴのブースには持参のケーブルでブレーカーから独自に電源を引っ張ってきていたそうです。



アンダンテラルゴにはご存知のHannl メラELというとんでもないレコードクリーナーがありますが、これでレコードを洗浄してビフォー、アフターで音の違いを確認するというイベントを是非やりたいと、尾崎さんのところに来られて熱弁を奮われたそうです。

レコードを保存する袋にも和紙を使っており、吸湿性がありカビが生えにくいということです。

それ程オーディオが好きで熱心な方が出す音にはそれなりの説得力があると思うのは私だけではないと思う今日この頃です。

近いうちにそのイベントを開くらしいので、皆さん楽しみに待っていましょうね。

尾崎さんよろしくお願い致します。

PS、マイソニックラボにも新製品が発売されました。

Signature Goldです。あのPC-1をも超えるという噂の代物です。とても買える様な価格ではありませんが、割り箸君で聴いて見たいものです。

レイアウト変更

2012-11-14 23:38:01 | オ-ディオ


先日のオフ会からの懸案であったウエルフロートボードの導入にむけてのシステムのレイアウトを少し変更しました。

まず、TAOCのボードはヤフオクへ・・・、

スピーカーの位置を再度検討・・・少し間隔を広げましたが角度も再考しましたが大きくは変わりませんでした。

パワーアンプを直置きに・・・ 直置きと言ってもABAのボードとリプラスのインシュを介しています。

パワーアンプをセットしてあったラックはサイドに連ねました。





それと、実験ですがMt.T2さんが提案してくれた、丸棒での音響チューンを実践しました。

とりあえずはスピーカーのセンターに壁からの距離を聴き比べしながら位置決めしました。

音場がより明確になった上にセンターが決まった感じです。

当面はこんな感じで簡易の状態で音出ししています。


柴田淳 COVER `70s

2012-11-05 22:48:24 | オ-ディオ


ゆうけいさんのつぶやきで教えていただいたシバジュンの最新リリースCDです。

シバジュンのオリジナルを一度も聴いたことが無い私が何故?

選曲が青春ど真ん中のストライクだったからです。もうこの選曲を見ただけで年甲斐も無く胸がキュンときてしまいます。

このCDの詳しい説明とゆうけいさん感想はゆうけいさんのブログでお願いします。

これから先は全くの先入観のない私の素直な感想ですから、シバジュンのファンの方から見れば腹立たしい事もあるかと思いますがどうぞ広い心を持って許していただければと思います。

選曲の中で1曲だけ異質(私にとって)のものがありました。「スカイレストラン」です。これは2歳ちがいのカミさんも同意見で「どれもからだに染み付いた曲ですが、これだけはそんなに聴いた記憶がないよね!」

わたしもそうでした。でもこの「スカイレストラン」がシバジュンにはピッタリ嵌っている曲ではないだろうかと思いました。お洒落な曲のイメージとシバジュンの声と歌う雰囲気とがベストマッチのように聴こえました。

きっと、オリジナルもこんな感じなんでしょうね。とても、素晴らしい雰囲気のある歌い手だと思いました。特に変に力の入っていないところが良いですね。

それと、マイペースの「東京」が選曲されていたことです。どうしてこれが・・・?という思いと共に胸キュンの思い出曲の筆頭ですからね!

それから、ゆうけいさんに反して「初回限定盤」を買ってしまいました。やはり卒業写真はすごく聴きたかったです!


ただひとつ残念だったのは 拙宅のメインのシステムにはあまりピッタリこないようです。それ故にか少し曲調が一本調子に聴こえるところがあり「もう少し曲に変化があれば良かったのかなぁ?」と思った瞬間がありました。

しかしこれは拙宅の泥臭いシステムでシバジュンの魅力的な透き通った声を再生しきれていなかったのでしょうね。

きっとゆうけいさん宅ではそんな雰囲気など微塵も無く、素晴らしいシバジュンの魅力が全開に表現されていることでしょうね!

久々に懐かしい時代の雰囲気に浸れる時間を貰えた感じです。

ゆうけいさん どうもありがとうございました。   
   

ウエルフロートの自宅試聴!

2012-10-16 21:28:01 | オ-ディオ

先日のRay邸でのウエルフロートの凄さを改めてみてしまったので、是非とも自宅での試聴をしたくLanciastさんにお願いをして試聴用のボードをお借りしての自宅試聴となりました。

参加して頂いたのはRayさんとMt.T2さんにお願いをいたしました。Mt.T2さんは先日のRay邸でのオフ会の凄さを体験したく、午前中はRay邸にお邪魔して聴かせて頂いたようです。

その余りの凄さに「もう何も言えません!」と一言発したきりでした。その興奮冷めやらないうちに拙宅でのオフ会に突入という感じでした。

まず最初に現状の音を聴いていただいたのですが、Mt.T2さんから一言「何か変えましたか?」そうです。絨毯を敷いていたので音に勢いがなかったのでしょう。それで、絨毯をはずして以前の籐のものに変えての再度の音だしになりました。

Rayさんも「ずっとこっちの方が良いじゃないですか!」さすがに鋭い指摘をして頂きました。

以前から低域の飽和状態をどうにかしたいと思い、あれこれとケーブルやインシュレーターで対策をしておりましたが、少しは良くなりましたが根本的に改善されたわけではなく、ウエルフロートの導入しかないかなと思っておりました。

それで、低域成分の多く入ったDISCという事でSEBASTIAN STEFFAN TRIOのLook At The Doorkeeperと


GUILLAME DE CHASSYの2枚で試聴することにしました。スピーカー下のTAOCのボードとウエルフロートを交換しました。さすがにMt.T2邸のジャッキなどありませんから2人の力を借りての設置とあいなりました。

設置した直ぐには少し透明度がまして見通しが良くなったかなぁという程度でしたが、DISCを切り替えながら30~40分が過ぎた頃からでしょうか、力強さはそのままに明らかに透明感がまして、付帯音がなくなっています。それに伴って今まで聴こえなかった音や演奏者の息遣いが明確に聞き取れるようになりました。

低域の音が整理された結果、高域での被りが無くなった為に倍音が気持ちよく伸びていき響きが澄んできました。やはりスピーカーの付帯振動が悪影響を与えていたのでしょう。少しハイエンドの香りのする歪の無さを感じました。

これに気を良くして次々とDISCを交換しました。

鐘のDISCでは明らかに鐘の音が変わりました。Rayさんからの第一声がそれでした。
コーラスでも特に女性コーラスの後の男性コーラスの方が響きがスーッと伸びてきます。

kankawaのCDRでも膨らみすぎると思っていたオルガンも実際はそれ程ではなく違った意味でのCDRの情報量の多さが魅力になった音が目の前に展開されます。

この状態でいつもの3ギターのライブ版を聴いてみました。立ち上がりのスピードが全く違います。もの凄い演奏がはっきり見て取れるようです。ここまで来るともうウエルフロートを外せないことになってしまいました。想像してはおりましたがその通りの結果になったしまいました。このボードの素晴らしさは副作用が全く無く良い結果だけが残るということです。これは本当に難しい事で良くなる要素には得てして悪くなる要因も含まれておるのが大半です。よく効くものは副作用も多いものですが・・・。


スピーカーはそのままに、もう一枚お借りしたボードをCDプレーヤーの下に設置しました。システムの前段はかなり自分なりに詰めて対策をしてきたつもりでしたから、ここで大きく変わると今までの自分を全否定されるようなことになりかねません。
幸いにもここでは現状設置してあったチクマのVKスティックが検討した結果となり、大きく音楽の内容が変わるということはありませんでした。確かに音は変わりましたが好みの範疇を超えることはありませんでした。


CDと同様にROKSANのレコードプレーヤーにも設置しました。これも現行のデンのVEBインシュレーターが健闘してか大きく取って代わるほどの事はありませんでした。しかしながら今まであれこれと試行錯誤しながらセッティングを詰めてきたわけですが、それがただウエルフロートのボードを設置しただけれ同様な結果が得られるのですから、このことは凄いことだと言えませんか?しかも、ボード自体はリーズナブルで設置のノウハウも要りませんから・・・。

ここで、ウエルフロートの性能もハッキリしたことですので、次のクロックの実験に移りました。先日来あちこちで試されているインフラノイズのCCV-5とGPS-777の設置です。


拙宅のマランツは外部クロックが直接はいらないものですからクロックレシーバーのCCV-5の出番ということになります。トラポとDACの間に設置することなり、ケーブル類はすべてリベラメンテを使用しました。ただ、デジタルケーブルもアナログケーブルを代用することになりましたので完璧ということにはなりませんでした。

肝心の音ということとなるとこれも一長一短でハッキリとして見通しが良くなる反面、少しエネルギー感が薄れているような鳴り方になってしまいました。リベラメンテを使ってのことですから通常のデジタルケーブルではもっとこの状態が強調される鳴り方になることでしょう。実際にAETのデジタルケーブルに変えてみると、ワイドレンジにはなりますが音楽の抑揚が薄れるようで少しつまらない音になってしまいました。

Mt.T2さん曰く「GPSも実際はもう少し時間をおかないと本来の音にならないです。正確なクロックを受信するには1時間位かかるそうです。本来の性能が発揮されなかったようですが、ひとまず今日のところはこれぐらいにしてまた続きは次回ということにしました。

一通りの試聴が終わり時間が来ましたが、ここで先日来実験をしておりましたのでその結果を2人に検証していただくこととなりました。実験というのはセンターパネルの代用品として、籐のスクリーンを設置しており、特にボーカルはしっかりセンターに定位して奥行き感も出てとても良い感じだと思っておりましたがお二人も同様でボーカルにはピッタリとお墨付きを頂きましたが、それ以外は無いほうがハッキリステージが見て取れるようでスクリーンを設置するとその感じが薄れるということです。やはりルームチューニングは難しそうです。

そうこうしているうちにMt.T2さんが部屋の隅に立てかけてあった丸棒に気が付き、「これ一本でも変わりますよ!」とセンターに立てかけました。すると丸棒1本で同様の結果が得られることがわかりました。これには一同びっくりさせられました。この丸棒を手に持って壁からの距離を動かすと丁度ピッタリ来る場所がわかります。以前Mt.T2さんがお友達のヒジヤンさん宅で体験されて非常にびっくりされた経緯を伺いながらのお開きとなりました。

ウエルフロートの絶対的な性能の確認と同時にルームチューニングの不思議も同時に体験することが出来とても内容の濃いオフ会となりました。近いうちのウエルフロート導入となることでしょう。ルームチューニングでも当面遊べそうです。

RayさんMt.T2さんどうも有難うございました。

ウェルフトートの進化を観た!

2012-10-07 21:57:54 | オ-ディオ


今日、Rayさん宅でウェルフロートの素晴らしい進化を目の当たりにしました。

昨日、Rayさんから「トーレンス124とナグラのフォノイコBPSをLanciastさんが持って来るので聴きに来ないか?」とのお誘いがあり二つ返事でお伺いすることになりました。

Lanciastさんが持ってこられたトーレンス124Ⅱは非常にきれいな状態でEMTのアームに当然ながらEMTのカートリッジTSD?が装着されておりました。早速Lanciastさんが124を組み上げて試聴が始まりました。

比較するのはGyiroSEに装着されたXSD-15との比較です、フォノイコはレヴィンソンの内蔵タイプでスタートしました。アートファーマー・ジムホールのBIG BLUESから始まりオーディオファイルレコードやカルメンファンタジーまで

同じ状態のレコードを2枚使って切り替えての試聴でした。カートリッジが同じEMTである為か(XSDとTSD)思ったほどの違いが見られませんでしたので、今度はフォノイコを色々と繋ぎ変えての試聴とあいなりました。複雑なシステムですから、さすがのRayさんも困惑しながらの繋ぎ変えでしたが、決定的な違いは見いだせられなかったので124の試聴は休憩に入りこれもLanciastさん持参のEMTのモノラルカートリッジを聞かせていただくこととなりました。このカートリッジはEMTのオルトフォンが両方明記されており、オルトフォン製であることがみてとれます。初期の物でレア物であるらしく非常に高価だそうです。

ヤマハGT2000に装着されたオルトフォンと比べると随分優しい感じの佇まいの音がしています。このカートリッジは出力が1系統しかないのでプリアンプでモノラルを左右で分けての試聴でしたが、片チャンネルの方がストレートな音がする事が不思議でした。

一通りの試聴も終わり、時間もありましたので新しく改善されたウェルフロートを試してみようと言う事になり、ヤマハのGT-2000の下に使うようにセッティングが進みました。丁度足と足の間の腹の所にピッタリと収まったウェルフロートがとんでもない効果を発揮することはその時は誰も予想しておりませんでした。カートリッジはノーマルのオルトフォンSPU ClassicGです。Rayさんのいつもの順番で針を下ろしてからのスタートボタンでターンテーブルが回りだしました。レヴィンソンのL-32のミュートボタンを解除した瞬間に、信じられない光景が目の前一杯に展開されました。

もう、全く次元の違う音が広がっております。どこまでもスカッと抜けている音はベールを1枚も2枚も剥がした様に見通しがよく、1音1音が手に取るように明確に表現されて付帯音というものが全くありません。圧倒的なSN比です。今まで慣れ親しんできたオルトフォンの音ではありません。大げさな表現かも知れませんが今までこれ程までの変化を体験したことが無いぐらいの変化です。

確かにオーディオですから何をやっても音は変わりますが、どれか良いところがあれば反面良く無いところも現れてくることが多いのですが、今回のウエルフロートに関してはその危惧もありません。唯一、モノラルのカートリッジでモノラルのレコードを聴いた時は付帯音が無くなり、大きな塊でこちらの方に飛んでくるような迫力は薄れてしまいます。非常に悩ましいことです。

そのようなことをRayさんと話しておりますとLanciastさんが「SPUを裸にしたらこんな音ですよ!」と一言。そう言えば色々とチューンアップされて色々なブランドで発売されていますよね。それと今回の試聴はLanciastさんにとっては前回のリベンジと言う意味合いもあり内心ヒヤヒヤものであったようです。前回は初期のウェルフロートでの試聴でLanciastさんも自信満々で来られておりましたが、SNの改善はありましたが音が綺麗になった反面力が無くなってアナログの一番大切なものが欠落しているような音でした。特に私など全く駄目と評価しておりましたので、今回もいやな奴が居ると思われたに違いありません。

しかしながら、今回は今までの気になる部分が一掃されてある意味全くの別物と言っても良いような変化でした。これ程までの音が再現されるのでありますから、Ray邸のポテンシャルの高さと同時にオルトフォンのSPUの潜在能力の高さを思い知らされました。

ここまで来たらP-0の下にも装着しないで帰れません。力持ちのRayさんがP-0を持ち上げている間にウェルフロートを滑り込ませました。フィニッテエレメントのインシュレーターが取れなかったのでその下にウェルフロートという順番です。Rayさん曰く「CDの嫌な部分が全てなくなったような音」とのコメントが口をついて出てきました。ここでも圧倒的な解像度とSNが確認できました。この静けさは尋常ではありません。こんな音を聴かされたらもう後戻りできる訳ありません。その場で即決で置いていって下さいという運びになりました。

最近はP-0が余り活躍していないとのことですが、また明日から新しい発見が山のように確認できることでしょう。膨大なコレクションを聴き直さまければならなくなってしまうことでしょうね!

もうこれ以上進化はあるのか?と思わせるほどの完成度でした。

貴重な体験をさせて頂きまして有難うございました。

また、落ち着きましたら遊んでやってください。

宜しくお願いします。  PS 機器等に誤りがあればお許しくださいね!

上様・オルフェのサンバさん来訪!

2012-09-16 21:37:01 | オ-ディオ
今日、上様とオルフェのサンバさんが拙宅においでくださいました。上様とはタイミングが合わないと言うよりも聴いていただくほどの音でもないので、それほど積極的にはお誘いしていなかったのですが、ついに、逃げられなくなって今日の運びとあいなりました。

拙宅の変化と言えば、CSEの壁コンがやっとエージングが進み煩わしい音が無くなったのと、センターパネルもどきの代用品を設置したことぐらいで、基本的にシステム自体は変わりませんと言うよりも余裕が無いので替えれません。

まず、上様から頂いた井上陽水のライブ(FM音源)を聴いていただきました。その後色々と聴いて頂きましたが、取り立ててめぼしいものもなく、それよりもオルフェのサンバサンを交えてのオーディオ談義が満開状態になりました。

音を聴いて頂くよりも、オーディオ談義のほうがメインのオフ会になりかけて時に、上様が持参していただきました「静」のオーディオカーペットSAC-1016を設置することになりました。



このオーディオカーペットは以前にも日記に書きましたが、オーディオ南海西田辺店の静ブランドの試聴会と原邸でも体験済みで、その効果については素晴らしいものがある事は分かっておりました。

しかしながら「上様の逃げられない拙宅オフ会」にての自宅試聴では、以前よりもまして効果が絶大でした。設置した直後では「多少見通しが良くなったかなぁ」と言う程度でしたが、時間が経つにつれて部屋の空気が変わってくるのがハッキリと体験できました。とにかく部屋の空気が浄化されたようにしっとりとなりとても気持ちよくなります。

ずーっとそこに居たくなるような心地よさと共に音の浸透力が増してきます。当然ながらSNもあがって聞こえます。それに伴って音の芯かくっきりと浮かび上がって気持ちよくこちらに語りかけてくるようです。

この感じは静ブランド全てに共通した状態で拙宅にあるCDスタビライザーもそうであり、オルフェのサンバさんが導入されたスピーカーケーブルも同様の効果が確認できるとのことでした。

音楽の表現が増したごとく聴こえる様子とこの気持ち良い状態は。なんと表現したら良いか言い表す言葉がありません。一度体験すると離れなくなります。実際に録音場所にこのカーペットを持っていくと演奏者達が集まってきてその場から離れないほどになるとの事です。大げさな表現だと思うかもしれませんが、一度この気持ちよさを体験されると誰もが納得すること間違いなしです。

次にアナログを聴いて頂きましたが、最初は明らかにカンチレバーが寝ている状態で、全く音楽になっていませんでした。「どうしよう」とあせる気持ちとは裏腹にだんだんと動き出して音楽になってきました。内心ほっとしましたがまだまだレコードを選ぶ音に変わりは無く守備範囲の狭いシステムに変わりはありません。

CDの音に近づけるようにアナログを調整してきたものですから、雰囲気のあるアナログとは程遠いCDのようなアナログの音です。
しかしながら、同じソースならば拙宅ではCDでは出ないような力強さが確かにアナログにはあるようです。

これも、聴くソースによっても変わりますので絶対ではありませんし、完璧に調整されたアナログとは程遠い音ですが、CDとは別の意味でアナログの存在価値が拙宅ではまだあるようです。(決して懐古趣味的な事では決してありません。)

ここでも、色々な話が盛り上がって楽しい時間もあっという間に過ぎてしまいました。最後に大西順子を聴いて頂きましたが上様の鋭い指摘がありました。

「少し低域の表現が重いですね」さすがに鋭い表現には感服いたしました。良くも悪くも拙宅のシステムの音を一言で表現されました。拙宅はディナウディオのエソターとスキャンスピーくスのノンパルプのコーンドライバーが支配的なシステムです。ウーハーは同じスキャンスピークスですが、少し重い感じの音(欲を言えば重厚な)がします。クラシックなどの低域が長く続く音は良く表現できるのですが、ジャズなどアコースティックのパルシブな表現は少し不得意だと思います。

しかしながらこのユニットの個性を全て受け入れての拙宅のシステムですから、何とかジャンルに区別無く80点が取れるようにしたいと言うのが最終目標です。全て満点など有り得ないですからね・・・。

まだ子供が独り立ちしておりませんので、システムをいじるなんて考えられませんので気長に進めて行きたいと思っています。

「それにしても静のカーペット欲しいなぁ!」

elmar65邸に伺いました。その3

2012-08-28 22:02:07 | オ-ディオ
さて、いよいよプリアンプにFMを使うとどうなるか?の検証がスタートしました。
送り出しのSCD DR-1の後をiLinkを使って9100で受けているので、フロント2チャンネルのみをFM266とつなげる事になります。(間違っていたらゴメンナサイ。後で擬似のマルチをしたのでこんがらかっているかもしれません。)

しかしながら出てきた音は圧倒的でした。音の濃さ音楽の浸透力はパワーアンプのみFMを使用した場合とは雲泥の差です。やはり、プリアンプのシステムに於ける支配力は圧倒的であることは明白でした。これゆえにプリアンプの選定が一番難しいと言われる由縁ですね。

パワーアンプだけFMを使用してもFMの良さの3分の一位しか味わっていないのではないでしょうか。これが、プリもFMを使わないと本当のFMの音じゃないと言われる由縁でしょうね。

しかしながら、話はこれだけではありませんでした。SCD-DR1の上に載っているのは布を被せてあったので解りませんでしたが、実はもう1台プリアンプがあったのです。



これはelmar65さんが本日検証したい1番の課題であったのです。SCD-DR1の後にFM255を使ってその信号をFM266に送り込むというのです。(これも当然擬似のマルチと言う事になっていたと思います)原邸は4台のプリを使用していたので、2台ぐらいでは驚かなくなりましたが、その2台がFM266と255だとするととても貴重な体験をさせて頂いているということでしょう。

elmar65さん曰く「もう、自分の中では決めているんですがね!あまり変わらない事を祈ってます。」と言うような意味のことを仰ったと記憶しております。頑固なelmar65さんの事ですから、もう既にどう変わるかはご存知だと思いますので、改めてここで皆の意見を聞いて確認するだけの作業のように感じられました。

もうここまで経験すると、出てくる音も容易に想像がつくと思います。皆さんが思ったとおりの音が再現されました。もう笑うしかないような音が部屋中を埋め尽くしております。

これをマルチで聴くにはもう何台の255が必要なんでしょうか?凡人には解りません。124を処分してももう1台255を導入されるのでしょうか・・・。

此処まで来ると神経も麻痺しておりますので、思考回路がすんなりと動いてくれませんが私には全く関係の無い世界だと言う事だけは理解できました。今後どのように進化してゆくのか解りませんが、是非ともまた聴かせて頂ければという強い思いが込み上げてきました。

番外編として、今回上様のハワイアンコアを2台持ち込んでの試聴会でしたので、HB-1の音の進化が如実に解る結果となりました。
上様のハワイアンコアは日頃ぎりぎりのパワーをぶち込まれて鍛え上げられていますので、elmar65さんのハワイアンコアとはまるで別のスピーカーが鳴っているように聴こえます。とても同じスピーカーには聴こえません。同一条件で鳴らしこみの違うハワイアンコアの聴き比べという非常に贅沢で貴重な体験をさせて頂いた上様とelmar65さんに改めて感謝・感謝です。

いくら、ウエブ上や雑誌の中でHB-1の試聴記事を読んでも、これ程に音が進化する事を目の当たりにすると機器の評価などほんの参考程度で機器の持つ本質を見極める確かな目が必要であると言う事を認識させられました。

そういう意味でも、尾崎さんの見識の確かさを改めて認識させられた結果となりました。それと、HB-1とウエスタンが極似しているという事です。やはり、「原さんの音の原点はウエスタンではないか?」と言う思いが皆の共通の意見として挙がりました。
これほど、パラレルで鳴らしても違和感が無いということは間違いないでしょうね!

それと、今回不思議でならなかったことはelmar65さんが使用しているラックです。コーナンで買ってきたと言う木製のラックで脚にはキャスターが付いています。機器を移動しなければいけないのでキャスターは必需品だそうです。それに、機器と木製のラックの間にインシュレーターの類のものはいっさいありません。トラポのSCD-DR1の上のFM255もゴム脚で地下置きです。当然にぐらつきます。
それにFMの脚はどれもゴム脚です。

そんな状況でも出てくる音は圧倒的です。確かに空間表現や解像度を至上の喜びと思っておられるオーディオマニアの方から見ればとんでもないような設置状態ですが、あんなに音楽性溢れた音を聴かされたら「それがいったいどうしたの?」と言う気持ちになります。

人それぞれに求めている事が違うし所詮趣味の世界でありますので、私などがどうのこうの言う事ではありませんが、ケーブルやインシュなどのアクセサリー至上主義のマニアが数百万もつぎ込んでいることと比べると、何とelmer65さんの状況がよほど健全であると言えるでしょう。

オーディオは何をやっても音が変わります。音楽のしっかりした指針を持って音の変化を見極める目が必要です。それが無ければ唯のお遊びに成ってしまいます。音楽を聴くという意味のある行為であって欲しいものです。

まだまだ書き漏らした事が多くあると思いますが、冒頭でも申し上げたとおりMt.T2さんのブログで補って頂けたらと思います。

これから、年末にかけてお仕事もお忙しくなってくるというelmar65さんですが、その妥協の無いオーディオに対する真摯な姿勢が人に感動を与えるのではないかと思います。

ご本人は「こんな尋常でない機器を使っている事を恥ずかしい!」と仰いますが、それぞれが妥協しないelmar65さんによって集められた可愛い子供達のように愛情を注がれる様を拝見するにあたり、ますます、羨ましい環境に於かれていると思います。

当然、わたしなどに真似のできる事ではありませんが、その真摯な姿勢だけは手本にさせて頂きたいと思っています。

本当に貴重な体験をさせて頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。

また、暫くかかるでしょうが落ち着きましたらお声かけくださいね。


elmar65邸に伺いました。その2!

2012-08-27 14:05:58 | オ-ディオ
いきなりCDの話になってしまいましたが、肝心なアナログのお話を忘れておりました。


部屋に入るといきなりEMT927の勇姿が目に飛び込んできます。中津川の原邸で927のガラスターンテーブルの話がありましたので、927をお使いであるということは分かっておりましたが、何と927が収まっている専用のキャビネットには930も有るではありませんか?この時点でもう笑が止まりません。

普通の人は930で十分満足できるのですが、elmar65さんはそれがダメなんですよね。

上様曰く「良いと思ったものは、前後関係なくいってしまうんですよ」と、どなたの事を言ってらっしゃるのか・・・。

カートリッジはこれもPCー1とEMTです。これ以上ない程の贅沢を味っておられます。オールマイティーなのはPC-1ですが、EMTには独特な艶やかさがありますものね。フォノイコもウエスタンとEMTです。PC-1だけでも反則技だと思うのですが、elmar65さん宅ではすべてがそうなので妥協という言葉は存在しないのではないでしょうか。

カートリッジの違いもさることながら、アンプの違いも気になるところであります。elmar65さんは2A3(RCA)をメインに鳴らされておりました。ウエスタンの124に切り替えて頂きましたが、これはこれでスッキリとした抜けの良いサウンドでこちらも捨て難い魅力でいっぱいです。確かに正反対の魅力的なアンプ達ですから、どちらも手元においておきたい気持ちはわかる気がします。しっかりメンテナンスもできる環境で、現役で音楽を奏でられる事はアンプ達にとっても非常に幸せなことだと思います。しかしながら人間は残酷な生き物でありますから、普段はほとんど2A3(RCA)を聞かれているようです。たまの浮気程度にしか124が聞かれていなければ・・・。

さて午前の部が終わって、elmar65さんが用意して頂いたピザをつまみながらの午後の部に突入しました。午後の部は本日のメインとも言えるHB-1ハワイアンコアのマルチです。Mt.T2さんが用意してくれたソフトがらまづはピンクフロイドの三角帽子です。お約束のように音が回っていきます。しかしながら何か凄みがありません。私持参の綾戸智恵 Timeから A Time For Loveです。これは録音自体が不自然でどんしゃりのバランスでよくありませんでした。続いてクラシックを掛けていきましたがオケはそこそこ鳴りましたが編成の小さなものは何か浸透力がありません。

HB-1のマルチは原邸で聴いておりますので、その凄さを身をもって体験してる各々ですから、ハワイアンコアになると「もっと凄いだろう」と期待も半端じゃありませんでした。

しかしながらその感動の半分も出ていない感じです。皆どうなっているのか解らないままに途中で中断してしまいました。elmer65邸と原邸の違いと言えば、静のスピーカーケーブルと静の絨毯ぐらいです。送り出しはソニーのSACDプレーヤーのSCD-DR1を9100がilink
で受ける構成です。ソニー同士のi linkは決して悪くないと原さんからアドバイスを受けていましたし、現に原邸も同じ構成です。



確かにどちらも凄く効果があるアイテム違いありません。特にスピーカーケーブルに至ってはオルフェのサンバさんを虜にして「もう離れられない!」と言わしめるほどです。ソニーのAVアンプ9100であれほどの音が鳴ったという事実は嘘であったのか?そんなことはありません。原さんはHB-1の1から10までご存知でありますから、私達の解らないところでかなり追い込んでいたのではないでしょうか。そう思うより他に説明がつきません。

一同、行くに行けない欲求不満状態でこの思いを何処にぶつけようと思っておりましたが、一番ショックだったのはelmer65さんご本人ではなかったことでしょうか!。そこでelmer65さんから一言「アンプを変えてみましょうか!」。ソニーの9100からパワーアンプだけをFMに交換してみる事に・・・。

フロント2チャンネルとセンターを411が2台で。リアをF10Bで鳴らすという構成です。音が出た瞬間からMt.T2さんと顔を見合わせておりました。Mt.T2さんが「ほ~らね!」と言う顔でこちらを見ています。わたしも納得の表情で答えました。

まるで音楽の浸透力が違います。これまたあまりの違いに愕然としました。我が家では逆立ちしても導入できませんので・・・。

暫くはCDをかけ続けました。恐るべしFM。解ってはいたがどうしようもない現状に脱帽。

これまた、続きは明日と言う事で・・・。

明日はこの構成にプリアンプまでもFMにすればどうなるか?

お楽しみに・・・。

elmar65邸に伺いました。!その1

2012-08-26 23:17:14 | オ-ディオ
今日、elmar65さんの新しいオーディオルームに伺いました。

elmar65さんとは上様とMt.T2さんと4人で中津川の原邸にお伺いした時にご一緒させて頂きました。上様とは以前からかなり親密にお付き合いされていらっしゃるようで、会話を聞いていると阿吽の呼吸で掛け合っていらっしゃるのがはっきり判ります。中津川の時にオーディオルームを新しくされた事を伺っておりましたので、一度聞かせてくださいと無理なお願いをしておりました。

それが8月の初めに「とりあえず聞ける状態にはなりましたが、万全には程遠い状態で良ければキソ・アコースティックのHB-1ハワイアン・コアのマルチとウエスタンの聴き比べでもしませんか?」と言う様なお誘いを頂きました。当然ながら二つ返事で参加させて頂く事となったのですが、決まってからの長かったことといたら気が遠くなるほどでした。それほどに楽しみにしておりました。

HB-1のマルチは原邸で経験させていただいてそのすばらしさを身をもって体験しておりましたが、HB-1でもハワイアン・コアのマルチとなるとそう簡単には聞ける環境にはありません。実はこのマルチのリア2本は上様が自宅から持ち込まれたものです。現状にソースに対してリアの割合から考えて、本当にハワイアン・コアまで必要なのかという疑問がelmar65さんにあったようでその為の実験でもありました。

言い忘れましたが今回のオフ会は中津川組4人ともうひとりオルフェのサンバさんが出席されました。先日上様に奇襲されて見も心もぼろぼろ状態にされた後、静のケーブルで地獄から抜けさせてもらえたようで、ほとんど静ケーブルに気持ちはもっていかれているようです。その時にきょうのオフ会に誘われたようです。訳のわからないオフ会と思われたかの知れませんがこんな機会は二度と無いかも知れませんのでオルフェのサンバにとっても良い経験になたに違いありません。

前置きが長くなりましたが本題に入りたいと思います。しかしながらあまりにも内容が濃かったのでどこまで拙い文章で表現できるか非常に不安ですが、いつものように詳しいことはMt.T2さんのブログにお任せするとして小生は大まかな表現に徹することにします。また、Mt.T2さんに叱られそうですが・・・。



まず最初にシステムの構成ですが、ウエスタンのことは詳しくありませんのでほとんど判りませんのでお許しください。ドライバーが555だということぐらいしかわかりませんでした。それにご本人の評価で「30点も出来ていない」と仰る理由をあとで聴かされるのですがとにかく出てきた音の浸透力は半端ではありません。


わたしが判り易い様に[HALIIE LOREN heart first]を聴かせて頂きましたがその音の浸透力と濃さ、力強さはとても到達できるようなレベルの音でないことは、一聴して理解できました。最初から聴かせて頂く事に徹しようと思って伺いましたのですが、あまりの拙宅との違いでしばし呆然となりました。「どうしてこれで30点の採点なのか?」というわたしの疑問をelmer65さんが察したのか理由を話して頂きました。

この音はウエスタンとHB-1との合成というかパラレル駆動の音だということです。ウエスタンだけでは現状これほど浸透力のある音にはなっていないとのことです。確かにHB-1をはずした状態でもう一度聴かせて頂きましたが、少しさっぱりと薄味になったようです。Mt.T2さんはこちらの方が好きだ(ウエスタンだけ)と仰っておりましたが、私は最初にこんな濃い音を聴かされましたのでもうどうしようもありません。その後どんな状態になったかは容易に察し頂けると思っております。

その後はelmar65さんが機器に懸ける思いを十分に聞かせて頂きました。それにこのような形で人に聞かせることも無かったようですし、オーディオ自体自分の為に追い込んでゆくものですから他人に聞かせるものではありませんからね。そのelmar65さんの思いは拙文にするには余りにも重いのでこの場では割愛させて頂きます。ひとつだけ重要なことを書かせて頂くとHB-1とウエスタンは絶妙に融合しあい決してお互いの邪魔をしないと言うことです。ウエスタンの状態を苦労して調整して、手間隙懸けて莫大な時間と費用をかけるのあればHB-1は非常に簡単にウエスタンのエッセンスを再現できるということです。





このウエスタンを鳴らすアンプを観ただけでもどれだけの物量を投入しないといけないのか理解できると思います。通常のドライブアンプだけではなく、ドライバ-が励磁式ですからこれを鳴らす電源が必要になります。この電減が変わることで出てくる音に違いがでるので、これだけを聞いていてもどれほど気の遠くなる調整箇所があることが判ります。

・・・・と、ここまで書いてまだまだ半分も書けてない事に気付きました。

次回はこのつづきを何回かに分けて綴っていこうと思いますので気長にお付き合いください。