昨日(4月10日)発表された米国3月の消費者物価指数CPIは、市場予想3.4%を若干上回る3.5%だった。また2月のCPI3.2%より上昇したので、連銀の利下げ予想が後退し、株価は下落し(ダウ、S&P500とも1%ほど下落)、債券金利は上昇した。またドル円為替は、米金利高止まりの予想から153円台にドル高が進んだ。
FactSetによるとCPI発表後トレーダーの予想は年内1,2回の利下げでフェドファンドレートは年末5%前後の水準にとどまるということだ。
さてCPIが発表された直後の株式市場の反応としては、自然なものだと思うが、このままずるずると下落基調を続けると判断する必要もないと私は思っている。物価、特にエネルギー価格の上昇でメリットを受ける企業や、高金利でも急成長を続けるAI銘柄もある。リセッションの影が近づかない限りしばらくすると反発すると私は見ている。特に昨日の下落については。
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