週末に起きた御嶽山の噴火は、多くのの登山愛好者に「山では予期せぬ出来事が起きる」という思いを新たにさせたと思う。私も近いとところでは今年のGWにスキー登山で御嶽に登っているし、数年前には夏山登山で頂上を一巡りした。もっと古いところでは学生時代に数度冬山訓練で山頂近くの池(凍っている)の上に数日テントを張ったことが何回かあった。
それらの時に「噴火」に遭遇しなかったのは、ラッキー以外のなにものでもないだろうと改めて思った。
先週の土曜日北岳に登っている時、一般ルートで足を骨折し、ヘリコプターで搬送された(と思われる)人を見かけた。事故でヘリコプターのお世話になるのは、岩登りや冬山登山を行う先端アルピニストだけではない。また自分が幾ら注意しても、人為的な落石に巻き込まれたりする可能性があるのが、自然を相手に遊ぶ山登りが持つ本源的なリスクだ、と認識する必要があると私は考えている。私は自分の登山仲間には「レスキュー費用保険」に入るように前から勧めているのだが、反応は今一つだ。
どうやら「自分は大丈夫」「自分はそんな危険なところには行かない」と過信している人が多いのではないだろうか?私から見るとちょっと疲れてくると足取りが怪しくなり、転倒する仲間もいる。それが偶々「笑い話」で済んでいるのはラッキーに過ぎないという気もするのだが。
さて多くの遭難未経験者にとって「捜索のためにヘリが飛ぶとどれ位費用がかかるのか?ヘリで搬送されるとどれ位費用がかかるのか?」というところは気になるところだろう。この答は飛ぶのが警察や消防の公的ヘリと民間ヘリでは全く違う。公的ヘリの場合は基本的は無料だ。だが遭難が重なり、公的ヘリが利用できずに、民間ヘリを頼む場合は最低数十万円の費用はかかる。
つまりコスト面でも遭難に運不運がある訳だ。
遭難事故(正確にいうと『日本国内での野外活動(海での活動を除く)での)に遭った場合、捜索や救助活動で生じた実費を300万円を上限として支払ってくれるのが、レスキュー保険で、年間の保険料は5千円だ。酒を飲みだすとつい、「もう一杯」などと財布の紐を緩める人が多い山仲間だが、遭難リスクについては看過しているような気がしてエントリーした次第だ。
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