翻訳アプリや言語学習アプリにはとても関心があります。その理由は2つあります。第一に現在ボランティアで日本語を教えている外国人の人たちに日本語の自習に役立つアプリを紹介したいと考えているからです。もう一つは今秋予定しているネパール団体旅行で英会話に不慣れな方がいれば、翻訳アプリの使い方に慣れたり、あるいはもう少し時間があれば言語学習アプリで英語に慣れて欲しいと考えているからです。
さらに壮大な夢を語れば、少子高齢化の進む日本では、高齢者はやがて介護や医療の分野で日本に来てくれるアジアの方々にもっともっとお世話になることが増えると私は考えています。「日本にきて働くのだからちゃんと日本語勉強してね」というだけではおそらく介護の担い手は回らなくなるでしょう。
ではどうすれば良いか?
私の答は日本人の方が少し英語を勉強して、介護や医療サービスを提供してくれる人とコミュニケーションをとるようにすればよいというものです。これは英語を勉強するシニアの方にも「脳を活性化し若さを保つ」というメリットがあります。
では具体的にどうすれば良いのでしょうか?
その答がWSJのThe 7 Best Language Learning and Translation Apps for Travelersという記事に出ていました。
記事はまずGoogleが「世界の字幕」subtitles for the worldという拡張現実の技術を使ってスピーチを翻訳するデモンストレーションを行ったと書きだします。ただしGoogleがデモで示した眼鏡が実用レベルに達するにはまだ時間がかかりそうなので、当面は今あるアプリを活用するべきだと続けます。
WSJはまずGoogle Translateを推奨しています。カバーしている言語は133に及びネパール語も含まれていますから、ネパールに旅行する人はスマートフォンにこのアプリをダウンロードしていきましょう。またオフライン環境でも使えるように主要な言語は事前にダウンロードすることが可能です。ただしネパール語はダウンロードできません。
無料で守備範囲の広いGoogle Traslateですが、翻訳の洗練度合いではDeepLに劣ります。この人工知能を使ったアプリは「読み上げ」も正確なので私は日本語を学んでいる外国人の方にも利用を薦めています。ただしネパール語はメニューにありません。
語学学習アプリとして評判が高いのがDuolingoです。無料版と有料版(月12.99ドル)があります。私は無料版を少し触っただけですが、ゲーム感覚で英語に耳を鳴らしておくことができるなど中々良いアプリだと思いました。
なおWSJは他にも4つのアプリを紹介していましたが、日本語が含まれていないなど我々には向いていないものもありました。まずここで紹介した3つのアプリを使いこなすとかなり海外旅行が楽しくなることは間違いありません。