金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

足尾の名峰皇海山丸一日登山でした

2022年06月13日 | 
 皇海山は「すかいさん」と呼びます。なぜこの山を「すかいさん」と呼ぶのか?という考察について、この山を百名山の1つに選んだ深田久弥は次のように述べています。「木暮さんの考証によると、この山はサク山という名で地誌類にも記載されているそうである。サク山は一名笄(こうがい)山とも呼ばれた。コウガイの形をしているからだろう。そのコウガイが皇開と宛字され、それが皇海となり皇はスメと読むから、皇海をスカイと読むようになったのだろうというのが小暮説である」
 前置きが長くなりましたが、皇海山を「すかいさん」と読めるかどうかが山好き度を測定する1つの尺度かもわかりませんね(笑)。
 現在この山に登るルートは栃木県の足尾側から国民宿舎かじか荘に行き、そこから避難小屋の庚申山荘を経て、庚申山と鋸山およびその間の幾つかの峰を越えていくというもので、六林班峠から山腹を辿る長い下山路を含めて1日12時間前後の登山となります。百名山中十本の指に入るタフな山です。
1日目(6月10日)は登山口から庚申山荘まで2時間半の登りです。林道終点一の鳥居の近くに庚申七滝という名瀑がありました。
2日目は皇海山登山です。午前4時半に庚申山荘を出発して、まず手前の庚申山に登ります。
奇岩の多い山です。
庚申山の山頂は眺望はよくありませんが、少し鋸山の方に歩くと東面と北面の眺望が開けます。目の前には鋸山と皇海山、少し遠くには日光白根山が見えました。
鋸山の手前には鎖のついた10mほどの岩場の降りが2か所ありました。


その先には岩壁のトラバースと岩と藪がミックスした急斜面の登攀が続きます。この辺りが鋸山の核心部です。

8時半鋸山山頂着。
鋸山から皇海山に向かう下りは4本のロープが続く急な岩場です。
10時50分皇海山山頂
再び鋸山に登り返して14時に六林班峠に到着しました。
六林班峠から山の中腹をトラバースする下山道が続きます。谷を幾つか横断するので水場には事欠きませんが長い下りでした。
庚申山荘に戻ったのは16時50分頃。12時間を超える行動となりました。後でスマートフォンの歩数計を見ると4万歩を少し越えていました。

コメント
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