私はあまり断捨離は得意ではなかったのでこれまで断捨離の話は避けてきました。終活全般についてはメルマガに連載し、オンラインセミナーで話をしたのですが、その中でも「断捨離は今回は射程外です」と避けてきました。
ところがですね。今少しづつ断捨離らしきことを始めだしました。それは古いCDや写真の整理です。音楽CDや写真はいずれは捨てられることになるのでしょうが今しばらく手元に置いておきたいものです。また写真についてはできれば説明や感想をつけてストーリーに仕立てたいと考えています。
そこで思いついたのが、CDや写真をデジタル化するということで、実際にぼつぼつと進めています。
CDについてはWindows10に付属しているMedia Playerでまずパソコンに取り込み、それをクラウドストレージのOneDriveに移し替えます。この音楽をスマートフォンで連続して聴く場合は私はOneDriveからスマートフォンのストレージ(内部またはSDカード)にダウンロードして「音楽プレーヤー」というアプリで聴いています。スマートフォンからWifiやBluetooth対応のアンプに無線で接続するとステレオサウンドを楽しむことができます。
手間暇をかけていると結構時間潰しになりますね。コロナや梅雨空で外出を控えている時ですから好都合ですね。
ふと思ったのですが、断捨離には2段階または3段階のステップがあるということです。
そのステップというのは次のとおりです。
第一段階 ハードな資産としてものを所有している段階
第二段階 ハードな資産をデジタル化してクラウドストレージ上に所有している段階
第三段階 資産を持たずにサブスクリプション(定期購読)やレンタルなどを使って利用している段階
そう、全体としては所有から利用の流れに乗るということです。
余命幾ばくか?になってからの断捨離では捨てるだけで良いのですが、しばらく人生を楽しむ立場では、本にしても音楽にしても車にしても使いたい時に自由に使えないのは寂しいことです。
それを可能にする一つの方法がサブスクリプション。たとえばアマゾンのKindle Unlimitedに加入していると10冊の範囲でKindle本を読み放題に読むことができます。レンタル品の質が向上すればスキーやゴルフクラブだってレンタルで十分楽しむことができます。サイクリングだって車に自転車を積んでいかなくてももっとレンタサイクルを使うともっと簡単に楽しむことができるでしょう。
レンタルの申し込みや決済にはスマートフォンが使われることが多くなりますから、この分野でもスマートフォンの重要性は高まるでしょう。
一大決心をしてものを捨てるより、デジタル化したデータがあるからCDやプリント写真は捨ててもいい、という軽い気持ちで始めた方が断捨離は取り組みやすいですね。私の場合。
そしてまた何か新しいものが欲しくなった時、貸してくれるところはないの?と問う習慣をつけるとものが増えることを防ぐことができそうです。