金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

三菱UFJ社長、自己資本比率強化に懸念を示す

2009年07月29日 | 金融

ファイナンシャル・タイムズによると、三菱UFJファイナンシャルグループ(MUFG)の畔柳社長が同紙に「英米および欧州の金融当局が銀行の自己資本比率の大幅な引き上げを求めていることに対して、銀行が融資を抑制するリスクがあると懸念を示した」ということだ。

畔柳社長の論点は以下のとおりだ。「自己資本比率が過度に高められると、銀行は安全資産にシフトするので、中小企業は融資を受けることが困難になるだろう」「資金調達面で安定したリテイル資金を持っている銀行と資金調達を資本市場に依存している銀行では万一の場合の流動性リスクが違う」「世界が未だリセッションの最中にいることを考えると自己資本比率強化のタイミングとして今が良いか時期かどうか疑問」

ファイナンシャル・タイムズは「自己資本比率を高めると銀行はROAを高めるために、複合的な大きなリスクを取ることになり、意図するところと違う結果をもたらす」という佐藤隆文前金融庁長官の懸念も紹介している。

私は二人の意見は正論だと思うが、英米欧連合は銀行の自己資本特に普通株自己資本比率の強化に動くだろうと私は見ている。金融にしろスポーツにしろ日本人が強くなってくると「競技のルール」を自分達に有利に変えるというのが彼等の常套手段だからだ。

だが繰言を言っていても仕方がない。日本人も色々な分野で「ルール」を作る側に回るべきであろう。簡単なことではないが、大手行にはがんばって欲しいものである。

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財布が出てきた

2009年07月29日 | うんちく・小ネタ

昨日自宅に地元の警察署からファックスで「遺失物届けを出していた財布が見つかりました」と連絡が入っていた。今朝早速取りに行ったところ、クレジットカード・免許証・現金まで総てそのまま入っていたので感激!地元の食品スーパーの中で落としたらしく、お店の人が届けてくれたとのこと。しかもお礼はいらないとのこと。西東京市には親切で正直な方がいらっしゃるのですね。どうもありがとうございました。

ちょっと残念だったことは昨日の昼間東陽町の免許センターで運転免許の再発行を済ませたこと。遺失物届けを出した時警察の人から「1週間位で発見されることがあるから、再発行は少し様子を見たら」と言われていたのだが、10日経っても見つからないので諦めて再発行手続きを取った次第だ。再発行手数料(4千円弱)も惜しいが、警察の人によると「運転免許証の再発行回数が多いと、お金を借りる時怪しまれることがありますよ」という話なのでちょっと気になった。運転免許証の再発行回数は免許番号の下一桁に「2」とか「3」という具合に発行回数が表示されるのだ。まあ今すぐサラ金でお金を借りることもないので問題はないと思うが・・・・

ところで遺失物について調べていたところ、現在はインターネットで遺失物が検索できることが分かった(平成19年12月の遺失物法改正による)。因みにこちらが警視庁の関連ホームページ www.keishicho.metro.tokyo.jp/kouhoushi/no4/welcome/kaisei.htm ただし落とし主を特定できない遺失物のみが掲示されるということだ。

試しに「7月下旬に西東京市で財布の落し物」という検索を行ったところ2件の該当があった(私の財布は免許証が入っていたので掲載されないはず)。落し物って結構あるのですね。

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