レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

本編リメイク「青虫とオチタ」

2009-04-30 15:31:04 | 小説
本編リメイク「青虫とオチタ」

 青虫はソファーに腰をかけた後、
 「あのー、ずっと歩きまわっていたもんですから、
こいつ喉が乾いてみるみたいなんだすけど」と言いかけると、
 アユメが自分のもっているロールパンを
オチタに渡すと、
 「おなかもすいたでしょ、これ食べてて、
今、何か飲み物もってきますから」と言って、
キッチンへ向かった。
 青虫は「あ、ありがとうございます」と
頭を下げると、
 オチタがもらった、ロールパンを横取りすると、
パックをはがし、むしゃむしゃ食べ出した。
 「おい、ずるいぞ、俺の分も残しておいてくれよ」と
 オチタが言う。
 みかねたチウメが、
オチタにロールパンを渡し、
 「これ、食べなさい」
 と言う。
 「ありがとうございます。
早速いただきます」
 といって、オチタもパックをはがし、パクパクと食べ出す。
 「コーラでいいわよね」と言って、
 アユメは缶コーラ2本を持ってきて、
二人に渡す。
 「いただきます」と
 二人は声を揃えて、
コーラを受け取ると缶の蓋を開けて一気に飲み干す。
 すると、青虫が大きなげっぷをする。
 「おい、汚いな」と
 オチタが言ったとたん、
オチタもさらに大きなげっぷをする。
 アユメたちが大笑いすると、
青虫は右手で腹を掻くと、鼻をひくひくさせる。
 みんなは木太郎を思いだし、また大笑いする。
 何故、笑われているかわからないまま、
二人は一気に食べ終えた。
 「ごちそうさまでした。うっ」と
 青虫が声を上げたとき、
 「すいません。トイレ貸してください」と
 オチタが言う。
 タヨウが
 「こっちだ、もらすなよ」と言って、
露天風呂のそばのトイレにつれて行く。
 すると、青虫はオチタを押しのけて、
先に、トイレに入った。
 「オチタくんは我慢できるかい」
 タヨウが訊くと、
 「わかりません」と答えたので、
 「じゃあ、こっちだ、ちょっと遠いが我慢しろよ」と言って、
 タヨウは2階の自分の部屋のトイレに連れていった。
 「とんちんかんで、下品な二人が来たわね。
あれで、あーたたちと同じ年なのね」
 ヒトミが言うと、アユメとチウメは大笑いした。
 しばらくして、青虫が戻ってくると、
 ヒトミが
 「あーた、ちゃんと手を洗ったの?」と青虫に訊くと、
 青虫は自分の両手の臭いを嗅ぎ、
 「大丈夫です」と
 またとんちんかんなことを言ったので、
 「早く手を洗ってきなさい」と
 ヒトミが怒鳴りつけた。
 「すんません」
と言うと、
 青虫は慌ててトイレに逆戻りした。 
 ここで、また、アユメとチウメは大笑いした。
 オチタが2階から戻る時、タヨウに
 「この掛時計はなんで、
あんなところにおいてあるんですか?」と質問した。
 その時、タヨウは、半開きになったままの
隠し扉の存在に気が付いた。
(続く)



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