レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

レイジーブラザース「暗闇と謎の小部屋」

2013-03-04 23:20:56 | 小説

レイジーブラザース「暗闇と謎の小部屋」

 
 マスターはジュウロウに言われたとおり、踊ろうとしたが、
天井に頭をぶつけそうになったので、
 その場で、はいはい歩きの状態で小部屋の屋根
をシェイクの要領で腰だけ動かして揺らしてみたが、
小屋はびくともしなかった。
 「ジュウロウ先生ダメです。
 立ち上がれませんし、
私得意のシェイクで揺らしてもビクともしません」
 マスターが大声で言った。
 「さっきのように、
 誰かがこの先の小部屋に入ってから、
いったん下に移動させてから、
 マスターに懐中電灯でも持たせて、
 小屋の上を調べてもらう他ないじゃろうな?」
と、
 ジュウロウが言うと、
 「あほ!」
と、
 ウメナが言って、
 あおむと木太郎を指さした。
 「今度は僕たちが、
小部屋に入って下にいくというだすか?」
 「そうに決まってるだろう」
 「あほ!」
 「ほら、あおむ先に行け!」
 「懐中電灯を貸してくれだすよ」
 「あほ!」
 ウメナは懐中電灯をマスターに渡すつもりだったので、
 結局、
 今度は双子二人が手ぶらで、
小屋の中に入ることになったのだった。
(続く)



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