レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

新第3弾ゾンビ「ネネVSひさめと永久3」

2010-09-19 22:54:30 | 小説
新第3弾ゾンビ「ネネVSひさめと永久3」

途中までグーさん以外に保管してます。
 新第3弾ゾンビ「キモ男三人衆、イケメン、美少女、秀才、そして?残るのは誰?」


 「えー、じゃあ、バトル始めますか?
もう質問いいよな」
 ふうたは、
 実は、時計のことを訊きたいだけで、
ああいう質問をしたのだった。
 「じゃあ、私たちからいいですか?」
 ひさめは左手で永久の右手を握ると、
積極的に発言する。
 「私はいいわよ」
 「じゃあ、ひさめちゃんたち」
 「おい、ひさめ見ろよ、
 永久の手を握ってさあ、
何かイヤな感じだぞ」
 「あんた、
 誰に向かってその口の聞き方?」
 「僕はたまおに」
 「はあ、今何て?」
 「あー、ごめん。
 気をつけるから、やめろ!」
 みはるがキミカに脇腹をつねられた。
 「そこ、静かにしろよ」
 ふうたが偉そうに言うと、
 「みはるですね。はい」
 キミカはつねっただけじゃなく、
 みはるの小さなおでこをはたく。
 「いたいぞ。もう言わないからやめてくれ」
 みはるは本当に痛そうな顔をして、
 頭を下げる。
 「じゃあ、みんな静かにな!
 ひさめちゃんたち、さあ質問始めて」
 「永久くんから行く?」
 「ひさめちゃんからでいいよ。
 というより、がんばってくれ」
 「じゃあ、遠慮なく。私から。
 ネネさん、
何で、山手線編がカミサン伝説から
はずされないといけないの?」
 ひさめは鋭い目で、
 いきなりネネが山手線を選んだ理由を
ストレートに訊く。
 ネネはまるで想定していたように、
 「それは、
 カミサンが生き物とされているからです」
と、
 即答する。
 しかし、
 ひさめも想定していたようで、
 「何故、
 カミサンが生き物ではいけないんですか?」
と、
 さらに質問を続ける。
 「山手線編だけです。
 カミサンを生き物としてるのは。
 だから、
 カミサン伝説では異質なんです」
 「私にはわからないわ。
 他のカミサン伝説と違って異質なのは、
山手線編が真カミサン伝説だからとは考えられませんか」
 「ひさめちゃんも、
 なかなかやるだすなあ」
 「今んとこ、たまお。
 いや、
 たまお先生の言ったとおりだな」
 「しー」
 キミカがみはるを睨むと、
 みはるが俯く。
 「ひさめさん、
 何故、山手線編が真カミサン伝説なの」
 「ネネさん、
 私そんなこと言ってませんよ。
 私は、
 山手線編が
真カミサン伝説の可能性があることを指摘しただけで、
 それが真カミサン伝説
とは一言も言ってないわよ」
 「ああ、そうね。
 ごめんなさい。
 今の質問やめます」
 「じゃあ、こう聞きます。
 カミサン伝説と認定されるための必要条件は
何ですか?」
 ひさめが
自信ありげにネネの顔を見ると、
 「うーん、
 ひさめちゃんは見かけによらず、
 したたかだすなあ」
 たまおはいつものようにつぶやいた。
(続く) 


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